見出し画像

辺境のオーバー・ザ・サン偏狭感想日記 Ep.21

2021.2.19アップの回。

中年と失恋

中年になったらまた今を振り返って恋とか愛とかについて考えることがあるのでしょうか?

今、恋とか愛について感情が無というかフラットというか…どちらかに印をつけなければならないとなったら…
ちょっとマイナスにチェックを入れると思う。

恋や愛に関する作品や街場のインタビューが見れない。
どこか居心地の悪さを感じてしまう。
自分が欲求不満だから避けるのか!?とも思ったが、どのような状況であってもその点が作用しているわけではなさそうだった。

私は、両親が手を繋いだりなんらかの愛ある行動取っているのを目にしたことがない。
外に一歩踏み出せば日常的にあるこの光景を、身近で感じることはこれからもないのだろう。
一つ屋根の下で暮らし、子供や祖父母のために働く姿が夫婦の姿であり、ずっと実践してきた二人はとても素晴らしく、到底私なんかには真似できない。
ただ、子供や祖父母がいなくなった時に、二人は一つ屋根の下で寝食を共にする理由はあるのだろうか?
我々が様々な選択肢がある二人を縛ってしまっていたのではないだろうか?
二人は幸せなんだろうか?
自分がいなかったらどのような未来を拓いていたけたのだろうか?

父は無口だ。
その上、何か話しかける度に第一声には不良がメンチ切る時の母音の発声が返ってくるのであまり話し掛けたくない。(機嫌が悪くなくても返ってくるので、お決まりのリアクションか何かなんだと思う。)
その他にも諸々、コミュニケーションが苦手なようで、もし私が誰かと暮らすことになったら、絶対に「会話や話し合いができる」を条件の一つに入れようと決心することに繋がったという…。
しかし、子供のことにはかなり気を配ってくれていたというエピソードを母から聞くことも多く、私の偏って視点からでは見えない部分もあるのだろうと思う。

人の性的欲求を満たすことだけが愛や恋の定義ではないと思う。
そうでないと分かっていても、私はそれを直視することができない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?