SDGsについて(2)
SDGsのターゲット10.2としてこんなのを見つけた。
どこかで、聞いたことがあるなと思ったのだが、憲法の14条第1項か。
比較してみると、我が国憲法の方が歯切れがいいと思う。SDGsを理想論的だなと思っていたけれど、80年以上も前に定められた我が国憲法もなかなかに革新的なんだなと思った次第。(現実がおいついているかどうかは置いておきたい。)
さて、目標16.「平和と公正をすべての人に」のターゲットを読んでみると、国家間の戦争の放棄はしっかりと書かれていない。(あらゆる形態の暴力といえばそうなのかな?でもこれも大幅に「減らす」だしな。)どうだろうか、ここで我が国の憲法9条1項をどかんと目標16.のターゲットの1番初めに盛り込んでみては。
これほど、SDGs的な言葉・スローガンもないのではないだろうか。SDGsを作成されている皆様には是非、この文章の挿入を議論していただきたいものである。
SDGsを作成しているような高潔な賢人の中に、国権の発動たる戦争を支持する人はいないだろう。よもやとは思うが、エネルギー価格の高騰に湧く資源メジャーや、武器の販売で大もうけしている兵器メーカーにおもんぱかり、戦争の放棄に後ろ向きなんてことはないだろうと信じている。