本能のサブタイプと就活
エニアグラムの考え方の一部(ちょっとはみ出ている部分?)に本能のサブタイプというものがある。9つの性格とは別に人には3つの本能型があるというもの。個体の生命維持に関わる本能とされる「自己保存本能」、魅力的なものに惹きつけられその対象と一体化しようとする本能「性的本能」、群れを作る本能「社会的本能」の三つ。この三つの本能の優先順位の違いが性格に大きな影響を及ぼしているとのこと。
このあたりの説明は、
中嶋真澄. どうしてあの人たちは「つながり」たいのか? 本能タイプでわかる! 上手な人とのつきあい方
を参考にして書きました。本能のサブタイプについて知りたければ是非読んでみてください。
さて、この本能のサブタイプはエニアグラムで分類される9つの性格以上にいわゆる人間の「相性」に関わってくると感じる。9つの性格の違いがあっても、本能のサブタイプの優先順位(発達具合?)が同じようであると「相性」がいいように感じる。
また、本能のサブタイプは個人だけではなく集団にも適応ができるのではないかと思っている。特に所属している会社あるいは職場の「本能のサブタイプ」は重要だと思う。
職場の本能のサブタイプが自分の本能のサブタイプと合致していると居心地が良く感じるし、合致していないと居心地が悪い。
福利厚生がよかったり、残業等が少なければ「自己保存本能」的と考えられるし、やりがい等を重視する職場であれば「性的本能」的であると思う。また大企業や官僚的な職場であれば「社会的本能」的であると思う。(あくまで肌感)
同時に「自己保存本能」的な会社には「自己保存本能」的な人が集まる気がする。その他のタイプもそう。相性のいい人が集まれば居心地が良い。卵が先か鶏が先かの議論かもしれない。
現在、就社活動(あえて就職とはいはない)している皆さんは、自分の本能のサブタイプはどれか振り返って考え、就社しようとしている会社に同様なものを感じるかを重視して会社選びをしてみると、その後のミスマッチが少なく済むように思う。