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春麗の難しいコンボのコツ【ストV】

コンボって基本的には練習のコスパがいいんですよ。
ひとりで出来る練習かつ試合で相手の強さの影響を受けない要素なので、やればやるだけ勝率の上昇に貢献します。
ただ、難しすぎるコンボについては話が別です。
どれだけ練習しても安定しないコンボは安定する妥協コンボに遥かに劣ります。特に、スト5のような起き攻めが強いゲームではコンボを完走することが最重要です。
そういう基準で考えた時に、これまで僕が採用していなかった春麗のコンボが3つあります。
1.画面端でスタンさせた後の2ゲージコンボ
前J強P>発勁>EX気功>中足>EX気功>中足>強百裂
2.覇山蹴しゃがみ喰らいコンボ
中央)屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>弱スピバ
画面端)屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>中足>強気功>弱スピバ
3.画面端から後ろ投げでスタンさせた後の1ゲージコンボ
前J強P>発勁>EX気功>弱スピバ
この3つのコンボについては安定しないうえに失敗した時のリスクが高すぎるので使わない方が良いと思っていたのですが、暇な時に調べてみたら案外安定させられることが分かったので、コツなどをまとめてみたという記事になります。

1.画面端でスタンさせた後の2ゲージコンボ

前J強P>発勁>EX気功>中足>EX気功>中足>強百裂
このコンボは中足からEX気功を繋げるのが唯一にして最大の難しいポイントです。そして、ミスの仕方には2種類あります。

①中足からEX気功が出ない
最初はこのミスが発生する原因はEX気功のタメ時間である50Fを確保するのがシビアだからだと思っていたのですが、リプレイで確認してみたらタメ時間を確保することは適当にやっても大丈夫なくらい簡単でした。
では、なぜ中足からEX気功をキャンセルできないことが起きるかというと、その前に撃ったEX気功の弾判定がまだ残っているからだと理解しています。
同一プレイヤーが撃った弾は画面内に1つしか存在できないルールがありますが、それはキャンセル必殺技で弾を撃つ時にも適用されます。そして、キャンセル必殺技を出すときにどのタイミングで弾が画面内に存在するか判定されるかというと、キャンセル必殺技の入力が成立した時だと理解しています。
したがって、中足からEX気功が出ないというミスを防ぐためには、中足キャンセルEX気功の入力を中足キャンセルEX気功が繋がるタイミングの直前まで引っ張ることが重要になります。
このミスが発生する原因が溜め時間の不足だと思っていても、ミスを防ぐためには同じ結論に至るところが面白くて好きです。

②中足からEX気功が繋がらない
このミスの原因は3つあります。
まずは中足キャンセルEX気功のタイミングが遅すぎることです。
ただ、これは前述した中足キャンセルEX気功の入力を直前まで引っ張ることをよほど意識しすぎない限りは原因になることはありません。
主な原因は以下の2つです。
・J強Pの当て方が悪い
・発勁を先行入力で出していない
なぜこれらがミスの原因になるかというと、相手キャラとの距離が離れることで中足からEX気功が繋がらなくなるからです。
このコンボのコツは、相手キャラとの距離を極力離さないことです。
よって、発勁を先行入力で出さないと発勁の入力に後ろが含まれることから距離が離れてしまいミスに繋がってしまいます。
また、J強Pも飛び込みの距離やJ強Pを当てる高さが理想的でないと距離が離れてしまいミスに繋がってしまいます。
発勁を先行入力で出すのは意識すれば簡単ですが、J強Pを理想的に当てるのはアドリブでやるにはかなり難しいです。
前投げ・強P・追突・EX百裂どの技を当ててスタンさせてもJ強Pを理想的な当て方を出来るようにするには、スタンさせた後の行動をレシピ化する必要があります。
具体的には以下のようになります。
スタン>前ステ×2>バックジャンプ>立中K>J強P高め当て
これで全キャラに対してJ強Pを理想的な当て方ができます。

2.覇山蹴しゃがみ喰らいコンボ

中央)屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>弱スピバ
画面端)屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>中足>強気功>弱スピバ
このコンボは難しいところが3つもあります。終わってます。
しかし、大会でこのコンボを決めた終わっている人がいるのでどうやら実戦投入出来る程度の難しさのコンボみたいです。

①立中PからEX気功が出ない
ここはもう純粋に入力精度です。
ただ、したらば式を使って立中Pを出すことでキャンセルEX気功が出しやすくなると思います。これに関しては個人の感覚の部分も大きいですが、僕はしたらば式で立中Pを出すようにしてから一気に楽になりました。
もし、したらば式を使わないでやる場合は、屈小P>立中Pの繋ぎを目押しでやることが大事です。普段、屈小P>立中Pを入力するときは素早く下タメをするために先行入力を利用しているはずなのですが、このコンボの時は先行入力をしないことが大事です。
なぜなら、立中PからキャンセルEX気功を出すには、立中Pを入力してからEX気功を入力するまでの間隔を出来る限り狭めることが重要だからです。
したらば式を使う、あるいは、立中Pを目押しで出すことが大切です。

②中足から強気功が出ない or 繋がらない
もしかしたら違う可能性もあるのですが、このコンボで中足から強気功が出ない原因は、タメ時間が足りていないからではなく、先ほどのコンボと同様にその前に撃ったEX気功の弾判定がまだ残っているからです。
だからといって、中足から強気功をキャンセルするタイミングを遅らせてしまうと、今度は中足から強気功が繋がらなくなってしまいます。
したがって、このコンボでは中足を出すタイミングそのものを少し遅らせることが肝要です。
EX気功を当てた後は有利フレームがプラス9F取れているので、中足を先行入力で出すのではなく、少しだけ遅らせて入力することで中足から強気功が出るし繋がるようになります。

③弱スピバが出ない or 繋がらない
ガチのマジで純粋な入力精度です。
強気功を入力した後に最速でレバーを下に入れて、硬直が切れたら弱スピバを入力するだけです。
こんなにシンプルな操作だけにも関わらず、弱スピバを出すのが難しい理由はこのコンボの道中の難易度が高いからだと思っています。
覇山蹴からしたらば式を入力するのも難しいし、EX気功を当てた後に中足を微ディレイで入力するのも難しいです。
それらの繊細な操作に意識を割いた後に、最速でレバーを動かすことを要求されるからこそ弱スピバを出す難易度は上がっています。
成功率を上げるには、とにかくこのコンボに慣れて最後のレバー操作にもちゃんと意識を割けるくらい余裕が持てるようになること以外特にないです。
あえて考えることを挙げるならば、弱スピバは出せたもののコンボが繋がらず相手にガードされてしまうという最悪のミスを回避することです。
普通スピバを出すときは、レバーを下に入れてタメが完了したのを体感で認識してからコマンドを入力しますが、このコンボの弱スピバは強気功のモーションを確認して弱スピバコマンドを入力するのがオススメです。
いつも通りのプロセスで入力してしまうと、レバー操作が遅れた時に弱スピバが漏れてしまいますが、強気功のモーションを確認してから入力することで、レバー操作が間に合っていれば弱スピバが出て、遅れていた場合はバックジャンプなどが出るので最悪のケースは回避することが出来ます。

3.画面端から後ろ投げでスタンさせた後の1ゲージコンボ

前J強P>発勁>EX気功>弱スピバ
このコンボは発勁キャンセルEX気功でプラス9Fを取れるかどうかが全てです。前J強Pを理想的な当て方をして、発勁を先行入力で出せれば成功します。
そう聞くと最初のコンボよりも簡単に感じられますが、このコンボは中央でやるからなのか前J強Pの当て方がかなりシビアです。

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まずは理想的な距離を作るためのキャラ別レシピです(キャラセレ画面の左上から右上→左下から右下という順番で並んでいます)。
基本的には技の硬直中にレバーを入れたりボタンを連打していればミスすることはないのですが、ボタンを連打しすぎると百裂脚が暴発するのでそれだけ注意します。
かなりシビアと書いた割にはレシピも3通りで大したことないと思われたかもしれませんが、ここから更にJ強Pの当て方がキャラ別で別れます。

J強Pの当て方

低め当てに分類されているキャラは高めか低めの2種類しか当て方がないです。また、真ん中当てのキャラは高め・真ん中・低めと3種類ある中の1種類しか繋がらないため、難しそうに感じられますが慣れれば意外と出来ます。
以上、理想の距離調整と理想のJ強Pの当て方を統合した表がこちらです。

画面端から後ろ投げでスタン後1ゲージコン

※手作業で調べたものなので間違っている可能性があります
それでも、背の高さが普通のキャラは低め当てで背が高いキャラは真ん中当て、横判定が変なキャラは距離調整が少し特殊になっているあたりは外していないので概ね間違っていないと思います。
そして、理想の距離調整と理想のJ強Pの当て方が分かれば後は正確に入力するだけです。

安定させるやり方がわかったところで

ずいぶん長くなってしまいましたが、ここまでで3つのコンボを安定させる方法は分かりました。
ここからは、決めれる状況を迎えた時にこれらのコンボを使用するかどうかや、難しさを考慮して妥協コンボの方を採用するかなどを考える必要があります。

まず、画面端でスタンさせた後の2ゲージコンボについては基本的に採用したいと考えています。
しかし、使うシチュエーションはかなり選ぶコンボだとも思っています。
このコンボを決める状況は相手をスタンさせて2ゲージはあるが3ゲージは無い時です。
そして、この状況は必ずしも最大コンボを決める必要はないのです。
例えば、ノーゲージコンボでダウンを取り、そのあとに打撃を通してCAで倒し切るというルートがあります。あるいは、1ゲージコンボで体力を削っておいて、もしもの時のためにEXスピバ分の1ゲージは確保しておくという選択もあります。
それらの選択肢よりもこの2ゲージコンボが優れている状況というのは、コンボを決めれば倒し切れる、あるいは、昇り鷹爪か投げを決めれば相手を倒せる状況を作れる時です。
これらの条件が揃ったときは2ゲージコンボを使いたいと考えています。

次に、覇山蹴しゃがみ喰らいコンボについては使える状況では絶対に使いたいと考えています。
このコンボはノーゲージの時と1ゲージの時とでダメージの差がとても大きいので使い得です。
しかし、コンボの中身については少し変更を加えたいと思います。
画面端のコンボは以下のレシピが最大です。
屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>中足>強気功>弱スピバ
しかし、これはあまりにも難しすぎるので以下のレシピに変更します。
屈強P>覇山蹴>屈小P>立中P>EX気功>中足>弱スピバ
このコンボにすることでダメージ・スタン値それぞれ10程度下がります。
その代わりに、中足キャンセル強気功と最後の弱スピバというミスしやすいポイント2つをやらずに済みます。
練習してもっと精度が上がれば考え方が変わるかもしれませんが、今時点ではリターンの差に対して難易度が違いすぎると感じているので妥協コンボの方を採用します。

最後に、画面端から後ろ投げでスタンさせた後の1ゲージコンボですが、安定化させる方法を知っていれば難易度は高くないので採用します。
しかし、このコンボもまた使うシチュエーションを選ぶコンボです。
このコンボは、後ろ投げでスタンさせた後と状況が決まっているので、ノーゲージコンボと1ゲージコンボと2ゲージコンボの単純比較ができます。
※以下全て体力50%時想定
・ノーゲージ(354ダメージ)
J強P>屈強P>覇山蹴>立小P>弱百裂>立小P>弱スピバ
・1ゲージ(373ダメージ)
J強P>発勁>EX気功>弱スピバ
2ゲージ(381ダメージ)
J強P>発勁>EX気功>EX百裂
これらを基に検討します。
検討した結果としては、状況次第ではどのコンボも最適解になりえます。
場合によりすぎるので具体例も挙げませんが、後ろ投げでスタンさせた後は相手の残り体力がほとんどない状況であり、自分と相手のキャラやゲージ状況さらにはプレイヤーの能力によって最適な詰め方が全く異なります。
そういう特殊な状況なので、どのコンボにも使う機会があると思いました。
調べるのは面倒ではありましたが、ノーゲージと2ゲージの間である1ゲージコンボが選択肢として挙がるようになったのは調べて良かったなと感じています。

それでは、また。

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