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1ラウンド目開始時の立ち回りを考える【ストV】

1ラウンド目開始時の立ち回りについて最近ようやく理解が進んだ気がするのでまとめておきます。

EX百裂がしばらく使えない

1ラウンド目開始時では当然EXゲージがありません。それはどういうことかというと、春麗の数ある技の中で最も強いEX百裂が使えないということです。

まず、EX百裂が使えないと中足から起き攻めにいけません。
そうなると、相手のキャラがノーゲージで中足から起き攻めにいけるキャラの場合に差し合いでかなり不利になります。起き攻めにいける中足と起き攻めにいけない中足で差し合えば、損するのは起き攻めにいけない中足であることは明白です。
また、春麗の強Pへの解答として、キャンセル必殺技で起き攻めにいけるリターンの高い置き技を置くというものがありますが、春麗はそれに対してEX百裂差し返しでリスクを負わせることができます。
しかし、EXゲージが無い間はそれも出来ないので、相手の置き技にひっかからないようにいつも以上に強Pの振り方は慎重にする必要があります。

以上の話は全てそれっぽいだけである

少し前までの僕は上のような考え方をしていたのですが、それっぽいだけで全然間違っているということに気づきました。

①大百裂締めでも起き攻めはできる

中足確認から密着の起き攻めができるキャラが羨ましくて、春麗の大百裂締めに対してはネガティブな印象を抱いていましたが、運び能力と最低限打撃を重ねることができるのを考慮すれば十分な性能でした。
大百裂締めの後はどちらの受け身に対しても弱気功より前ステの方が優秀なので全部前ステでいいです。

②EX百裂差し返しは狙えない

この話は1ラウンド目開始時想定なので、相手の癖もまだ分かっていない段階です。仮に1ゲージあったとしてもEX百裂差し返しなんて難しいことを狙える状況ではないです。また、EX百裂差し返しは波動コマンドで前に入れる関係上どうしても被弾が増えるので、気功掌が溜まっている時でないとリスクリターンがあっていないことが多いです。したがって、EX百裂差し返しが狙えないことは、1ラウンド目開始時の春麗の立ち回りの強さに全く影響ないです。

③相手もゲージがないから弱くなっている

ここからが本題です。
春麗は確かにEX百裂を使えませんが、相手も同様に1ラウンド目開始時はEX技を使うことが出来ません。春麗ばかり使っていた弊害で、相手のキャラがEX技を使えないことによる弱体化についてこれまで具体的に想像ができていませんでしたが、例えば相手をルークだったとしましょう。
対春麗においてルークの屈中P置きは有力な対策のひとつです。サンドブラスト狙いの強Kや立ち回りの強P追突に対して、屈中PキャンセルEXフラッシュナックルでハイリターンを狙うことが出来るからです。

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しかし、これもEXゲージがない1ラウンド目開始時においては狙うことができません。さらに、屈中Pキャンセル弱フラッシュは春麗の技を潰すタイミングによっては距離が遠くて繋がらないことがあるので、屈中P置きに仕込むのはダウンが取れないサンドブラストになってしまいます。

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こうなると、もう屈中P置きはリスクリターンの合っていない行動です。
僕は春麗を使っていて、相手が被弾を気にせずにリターン狙いの行動をしてくると怖くてとても困っていたのですが、ノーゲージなら相手のリターンが落ちるのでかなり戦いやすくなりそうというのはひとつ発見でした。

ノーゲージの立ち回りについてあれこれ

ノーゲージ同士なら春麗が自信をもって戦える組み合わせが結構ありそうということが分かりました。もっと欲張って考えるなら、春麗だけがゲージを持った状態を作れれば更に有利に戦えそうです。
そして、その状況を実現することは決して難しくないと考えています。
なぜなら、春麗の技はリーチが長いので相手に技を当てることが簡単だからです。もうこんな当たり前のことをドヤ顔で書いてる僕はどうかしてる気もしますが、ホントに最近気づいたからしょうがないです。

まず、スト5のEXゲージ増加のシステムについて説明します。攻撃を仕掛けた側は技を相手に当てるとゲージが溜まります。ガードされた時はヒット時の半分のゲージが溜まります。そして攻撃をされた側は攻撃を仕掛けたプレイヤーが使用した技に設定されたゲージ増加量を0.6倍したゲージが溜まります(※コンボ補正で攻撃側のゲージ増加量は減りますが、コンボ補正がかかっても防御側のゲージ増加量は減らないためこのような説明になっています)。
春麗の強Pを例に挙げると以下のようになります。
攻撃側(ヒット:50 ガード:25)
防御側(ヒット:30 ガード:15)
そして、EXゲージは300で1本溜まります。なので、強Pを6回ヒットさせればちょうど一本溜まるということです。
ここで大事なのは、攻撃を仕掛けた側の方がゲージが多く増えるということです。

ノーゲージの立ち回りにおいて技を当てる権利を有しているのは基本的に春麗です。その対抗手段として置き技がありますが、技を置くということは相手に技を当てないということなので実際に春麗の技を潰すまでは一切EXゲージが溜まりません。

まだ試行回数が足りてないので断言はできませんが、1ラウンド目開始時の春麗は相当積極的に技を振っていいはずです。相手の置き技を丁寧に警戒する必要もないと思います。

その理由としては、先にEXゲージが1本欲しいからというのももちろんありますが、技をガードさせたメリットを失いたくないというのが大きいです。
技をガードさせるとゲージが以下のように変化します。
攻撃側(EXゲージ:増)
防御側(EXゲージ:微増 Vゲージ:微増 白ダメージ:増)
もうお分かりだとは思いますが、攻撃側が技をガードさせて得られるメリットはEXゲージの増加ともうひとつ相手に白ダメージを与えることです。
これまであまり意識してませんでしたが、通常技1発分の白ダメージでも取りにいかないのは勿体ないです。もしも白ダメージを取りにいくことなく、相手の置き技を喰らわないように丁寧に立ち回ろうなどという痩せた考えで戦うと、先ほどガードさせた技のゲージ変化は以下のようになってしまいます。
攻撃側(EXゲージ:増)
防御側(EXゲージ:微増 Vゲージ:微増)
あまりにも勿体ないです。技をガードさせた意味がないとすら言えるかもしれません。
もちろん適当に技を振れと言っているわけではありません。置き技を喰らったら痛いことには変わりありませんからね。
ただ、スト5では白ダメージが発生してから約2秒経過すると白ダメージの回復が始まってしまいます。白ダメージ回復のカウントは何かしら技をガードさせればリセットされ、また約2秒経過するまで白ダメージの回復はしなくなります。したがって、2秒経過するまでには相手に技を当てるよう意識して立ち回るべきです。

春麗はアグロかも?

春麗というキャラクターを僕は相手に合わせてじっくり丁寧に戦うキャラだと思っていましたが、それは思い違いだったかもしれません。
全てのキャラに当てはまるわけではありませんが、春麗はノーゲージ同士の立ち回りでは有利であり、相手がEXゲージを持った時の方が立ち回りが難しくなるキャラです。
ということは、短期決戦が得意なキャラということになります。
基本的には試合時間が長引けば長引くほど、そのラウンドで発生するEXゲージの総量は多くなるわけですから。
机上の空論かもしれませんが、ちょっと面白い説だなと思ったので今後しばらくは前のめりに戦う春麗でやっていこうと思います。

それでは、また。

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