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昨夜、本八幡にて岩下の新生姜祭りでした

昨夜、本八幡大フィーバー。

ある夜、いつものように深夜徘徊(with本絞りレモン)していると前から気になっていたラーメン屋さんが岩下の新生姜公認メニュー!というのを期間限定で出しているのを知った。


ちょいとツイートするとすぐに岩下社長が釣れた。その流れで一緒に食べましょう、ということになりました。

凄い夜になった。

駅前で待ち合わせてそのラーメン屋、新天地へ。


ビールで乾杯してその特別メニュー「岩下の新生姜の鶏ませそば」小を頂いた。


新生姜関連の具材が6つも載っている特製で、更にトッピングでかの有名な新生姜の肉巻きを追加。こんな手間かかってるトッピング知らない…。


二郎系的な印象があったので覚悟していたけど、麺がそういう感じに見えるだけでそんなにポキポキもしてないし、胚芽の入ったように見える小麦感の強い麺の旨味に対して、ツユと具材の組み合わせは比較的あっさりとしていて、自然な甘みを感じる味わい。お世辞抜きに美味しい。

店主さんは音楽大好きで漁港というバンドのイベントで秋葉原グッドマンのライブにラーメン出店したこともあるとのこと。

さすが新生姜繋がりは音楽つながり。

ここで推薦されて前から気になっていた居酒屋へなだれ込み。ここで共通の友人である酒飲みスト青木さんも合流した。


二代目 東山というこのお店にも勿論岩下の新生姜があり、ロッテファンが集うという事でロッテのスポンサーでもある社長降臨で店内は大盛り上がり。皆が新生姜頼んで品切れて仕入れ追加のときに近所のどこに置いてあるか、常連さん達がみんな把握していて、尋常ではない愛を感じた。

岩下さんとは、ピアニスト渋谷毅さん、そして東京スカパラダイスオーケストラのドラマーだった故・青木達之さんから頂いたご縁だ。

宇宙一の渋谷ファンを自認する岩下さんは、子供の頃から青木さんを知っていた。僕が出会う前の二人の出会いや音楽話が胸を打つ。
今も生きてる酒飲み青木さんもスカパラ青木さんと友達だった。同じ青木で同じ酒飲み音楽好きしかもドラマー。

なんか途中で、泣けて仕方がなかった。
99年に亡くなった青木さんは32歳でその年を止めた。6歳年上のおにいさんだったわけだ。
今の年から考えると、若い。ミュージシャンとしてまだまだこれからだ。若すぎて今、怒りさえ覚える。

晩年共演や酒飲みの機会も多く、打ち上げで何故か取っ組み合いの喧嘩になって、また仲直りして、世話になった。オシャレでクールで、クソ真面目な人だった。

バンドをクビになって行き場を求め東京に飛び出してきて豪徳寺の友人宅に居候していた時に、その目の前で偶然会ったのが最後だ。君といつかちゃんと共演したい。それが最後の言葉だった。シニカルな猫のような声。それからすぐあとに、彼は立ち話をした場所から歩いてすぐのところで、命を失った。

どうして?

それしか思えなかった。
俺は26歳だった。受け止められるはずがない。
もうとうに、青木さんの年を超えてしまった事に唖然とする。

そのずっとあとに、僕は岩下さんと酒飲み青木さんと知り合うことになる。
二人とも僕よりも深く青木さんを知っている。

どうしようもないんだけど、四人で飲みたかったよ。

酒飲み青木さんは、関島さんの推薦で僕のライブに来てくれるようになった。
(関島さんは以前から自分のお客さんに僕の事を推薦してくれていて、本当に感謝してます)
知り合っていきなり「青木の友人の青木です」と。笑い泣き崩れますよそりゃあ。
僕のライブに来ては、有り金全部飲んで道で寝たり歩いて帰ったりするアナーキーな人だ。
本八幡に僕が越してきて、すぐにお祝いに駆けつけてもくれた。


青木さんと岩下さんが話している姿が、実に良い。二人の話を聞いているだけで僕は幸せだ。そこにドラム青木さんがいることを感じる。
更にこの夜は、地元本八幡に集う人たちが、社長のおかげもあってものすごく喜んで盛り上がっている。

後から新天地のマスターも駆けつけてくれて乾杯!
話していると彼は三重県松坂出身で、駅前の楽器店の名物店長で地元では知らぬものなしのベーシスト、タコジさんのことも知っていてお互いにビックリ!
こんなことあるんだ!

何なんだこの夜は!

過去と現在が、今住んでいる地元で交差する。
もういない人たちと、今も生き続けて音楽を愛する人たちが、一緒にいる。

青木さん、俺はまだ生きるよ。
あなたみたいにカッコよくはなれないけど、あの時よりずっとマシになった演奏を、もっと磨いて続ける。生きてたら、喜んでもらえたくらいに、いいtuba吹く。それしか出来ん。

わたし達が生きていれば、今はもういない人達も、まだ生きているんだと思う。

楽しかった!
感情の爆発した夜だった。
おまけに、地元の人たちとの繋がりまで得れた。これから更に楽しみだ。

岩下さん、青木さん、ありがとう!

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