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夏の空の下、ケツだけ星人は走り続ける(2021年7月17日の日記)

・switchでクレヨンしんちゃんとぼくのなつやすみのキメラみたいなゲームが出たね。

・ぼくのなつやすみの監督が作ったのか。

・実況動画やtwitterを見ていると、大体みんな「ケツだけ星人」にめちゃくちゃウケている。

・専用ボタンがあることから始まり(しかも性能上のダッシュにあたるらしい)

・み~んなケツだけ星人でウケている。何かいいね。


・ケツだけ星人。不思議な存在だ。主人公しんのすけが作り出した架空の存在であるという点は置いておくとして、「星人」というからには「ケツだけ星」が存在し、そこに住まう生命体であると考えられる。ケツだけ星にはケツだけ星人と同じ姿の生き物がたくさんいるのだろう。ケツ「だけ」という名前にはどうしても地球人主体の名付け感が否めなくはあるが…。ケツだけ星人側からすると彼らの姿こそが完全態なのだから「だけ」ではない。

・しんのすけも成長して、いつの間にかケツだけ星人を卒業し、当時の彼を知る人間から「そういえば、ケツだけ星人ってどうなったんだ?」とからかわれれば「爆破したゾ」と言う日がくるのだろうか。かつての母星「こりん星」を爆破した小倉優子のように。



※以下、未プレイなのでtwitterや配信を見た中での理屈タイムです。

・ひとつ気になるのが、このゲーム上に限っては「ケツだけ星人」がギャグとして成立していないように感じることだ。プレイしていないので間違っているのかもしれけれど、通常のコマンド(走る)に「ケツだけ星人」が割り振られていることで、プレイヤーはいつでもどこでもケツだけ星人になれるのだが

・この動画を見てもわかる通り、NPCはこれにまったく反応を示さない。ケツだけ星人で近づいてそのまま話しかけても、話しかける時には通常のしんのすけに戻るため、特に特殊会話等も存在しないようだ。

・ストーリーを進める中で、ストーリー上のしんのすけがケツだけ星人を披露すれば、周囲から何らかの反応があるだろうが、自由行動中はそれが一切ない。

・アニメを見ていると、基本の流れは

しんのすけが「ケツだけ星人ぶりぶり~!」と叫びケツだけ星人を披露

周囲の人間が奇行に狼狽える

親なり友人なりが制止する

・こうだ。

・この「周囲に止められる」という一連の過程を経て初めて、ケツだけ星人はギャグとして成立するのではないかとわたしは考えるのだ。また、こうした下ネタすれすれのギャグが一時期問題視されていたこともあり、しんのすけの「おふざけ」を周囲が「戒める」という点は重要であると思う。戒められてこそ、あれがふざけた笑いどころであると視聴者に印象づけることが出来る。また、本来がギャグ漫画であることから「ボケ」には必ず「ツッコミ」が必要だ。

・しかしこのゲームにはそれがない。

・何度ボケようとも何も反応が無い。はね返ってくるものが無い虚空へと「笑い」を投げかけ続けることに、しんのすけは次第に虚しさを感じるのではないだろうか。その苦い思い出の中に、人知れず「ケツだけ星人」を置いてくる。それが彼のひと夏の成長、大人の階段への一歩へとなるのではないか。そしていつの日か、心の中の「ケツだけ星」に別れを告げるのだ。

・「ケツだけ星?ああ、爆破したゾ」


・ただひたすら、誰に戒められることもなく、夏の空の下でケツだけ星人は走り続ける。


・わかる。

・それはそうと、誰もいない田舎道をケツだけ星人が疾走していくのは死ぬほど面白い。もっとやってほしい。というかただ「ダッシュ」させることも出来たろうに、そこを「ケツだけ星人」にしたのは正直天才である。

・無音でケツだけ星人をやるのもシュールだが、ダッシュのたびに「ぶりぶり~ぶりぶり~」って言われるのが面白いのは最初だけだろうしな。だんだんうっとうしくなりそう。


・そういえば「尻まるだし」っていう怪獣いなかったか?基本の肌質はゴジラのようにゴツゴツしているのに、尻の部分だけ完全に人間のそれで、よく考えると少し気持ち悪い。全体的にゴツゴツなのに、そこだけぷにぷにの尻。100%そこが弱点だろ。


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・仕事中に寿司食うこと以上に最高なことある?

・いや、退勤後か休みの日に食う寿司が一番最高だわ。ふざけんな。

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