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ヨーグリーナが見ていた明日(2023年5月30日の日記)

・これまでキャッシュレスはPayPayばかり使っていたけど、何やらもうそこまで良いわけでもないという話を聞いて、楽天Payに変えようかと思っている。そもそもクレジットカードが楽天なのだから最初からそうしておけばよかったんだろう。PayPayを自動チャージにしているせいで、残高が足りなくなるとチャージしてしまうので、残りが150円くらいになったところで楽天Payに登録しようとした。

・それが3日くらい前だ。コンビニでは現金払いしているので小銭が増える。わたしは小銭用のメリケンサックに入る分しか小銭が持てないのでズボンのポケットからじゃらじゃら音がして嫌だ。

・登録しようとしたんだけど、カード認証やらパスワード登録やらがあり頓挫していた。iPhoneはパスワード登録の画面が現れると、勝手にセキュリティの高いパスワードを組み合わせてくれる。絶対に自分では覚えられない文字列だが、iPhone自体がそのパスワードを記憶しているので便利だ。便利だけど、もしこの記憶しているパスワードが消えたりしたらもう何にもログインできなくなると思うと、これでいいんだろうかという気はする。それにこのiPhone自体が何らかの方法でハッキングされたら一環の終わりではあるんだよな。そうなってしまったら仕方ないが。

・最近問題なのは、iPhoneが提案してきたパスワードをそのまま受け入れると、なぜかブラウザが固まって操作不能になることだ。待っていても9割の確率でそのままブラウザが落ちるのでどうしようもない。先に進めないのだ。これでどうしようもなくなってあきらめた登録がいくつかある。今回の楽天Payでも同じことが起きたせいでキャッシュレスが出来ない状態になっている。PayPayを使えばまた残高不足で10,000円がチャージされてしまう。どうしよう。iPhoneが固まらないでちゃんとパスワードを入れてくれれば解決するんだけどな。

・自動車税の払込期限が明日だ。今回は期限前にポストから封書を出して冷蔵庫の上に置いている。車にもう入れておけばいいんだよな〜。

・ヨーグリーナが大量にある。祖父が気に入っていたらしいのだけど、叔父が24本入りの箱で買った次の日に亡くなってしまったのでまるまる残ってしまったのだ。祖父の家には、それ以外にも買ったばかりの甘納豆の大袋や、冷蔵庫に炊いたお米が一食分にわかれて保存してあったりして、「祖父が生きる予定だった明日」がそこかしこにあったことがわかった。続くと思っていた日が唐突に断たれることが「死」であると改めて突きつけられて祖父の家に入るのがしんどかった。亡くなった次の日に入ったら居間のこたつテーブルの上に、まさに倒れる直前まで食べていたであろう夕食がそのまま残っていて、まだ椅子に祖父の温度が残っているんじゃないかと思うほどだった。

・そもそもヨーグリーナなんて割と最近の飲み物を好んでいたこと自体が意外すぎる。それだけ最近の様子を知らなかったってことだけど。

・前にAIに故人の性格やデータを吸わせておいて、遺族が会話をすることで喪失の痛みを和らげる、という話があるのを見て、前にこの話題を日記で書いた時は、あったらいいけど自分が故人側だったら嫌かもな〜くらいだったのに、今回いざ遺される側になったら、やはりそういうシステムを望んでしまう自分もいた。でもあったらあったでそれに縋ってしまいそうだ。無常でも悲しくても、もう絶対に変えられない「終わり」として区切られるからこそ、時間はかかってもいつかは割り切って生きていく決心が付くんだろう。故人じゃないとはいえ故人そっくりのAIがいたら、それこそ割り切れず離れられなくなるんじゃないだろうか。

・利用期間は四十九日まで、とかにすればいいんだろうな。そうすれば明確に終わりの日がわかって心の準備もできるだろうし。それはプログラムでしか無いとしても、これからを生きていく人のためには必要な時もあるのかもしれない。

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