「ONCE-IN-A-LIFETIME」
写真展「ONCE-IN-A-LIFETIME」から早数日。
正直なところ始まる前も後も全くと言っていいほど実感が無く、この2日間は夢だったんだろうか、なんてことも思ったりする。
それでも来てくれた皆さんからのお花やお菓子を見て、感想ノートを見返してみて、撮ってもらった写真を見て、やっと本当に写真展をやったんだなと感じられる。
まずは開催のきっかけのお話から。
2022年11月下旬に行われた写真を語るイベント「空白遊戯」
私は参加した方のある言葉が頭に残っていた。
「長く写真を撮っていると、撮らない、じゃなく撮れないものができる」
一見当たり前のことのようにも思えるが、技術の話や写風の話を超えた話に繋がっていくのではないかとその時、私は考えていた。この言葉を自分に当てはめた時に、どんな写真が「撮れないもの」になっていくのだろうか、と考えると真っ先に頭に浮かんだのは「友人たちを撮ること」だった。
今は気軽に会えるくらい近くにいるからこそ、すぐ撮る事ができる。しかし、進学や就職で八戸を離れてしまうともう簡単には会えない。今までの当たり前は期限付きであったことに気付かされた瞬間だった。
そこから、撮り溜めてきた友人たちの写真をどうにか形に残すことはできないだろうか…と考えた。
そうして出来上がったのが「ONCE-IN-A-LIFETIME」という写真展だ。
やると決めてからは何かお世話になった人たちに恩返し…というか楽しんでもらえるイベントにもしたい、と思うようになった。
「みんなの友グラフィー」を募集してみたり「空白遊戯 petit」という形でトークイベントを一緒にやらせてもらったり…
写真を通して出逢った方々が沢山協力して下さったおかげで展示、トークイベント共に大成功…とまではいかないけれど、どうにか形にはできたんじゃないか、とは思う。
「友グラフィー」をたくさんの方から頂く中で、1枚1枚の写真から暖かさや関係性を感じた。参加して下さった方々にも「友達って何だろうって考えるきっかけになった」いう声も多くもらう事ができてこの写真展を開催した意味がさらに広がった気がした。
それでも、やはり詰めの甘いところだらけで途中でインスタライブの音声が切れてしまっていたり、来てくれたのにお話しできなかった方もいたり、考えるとキリがないほどに後悔してしまう点も多い。いつかある次に向けてもっと成長しなければと少しばかり気合を入れて過ごしている。
最後に、会場を貸して下さったAND BOOKSの本村さん、空白遊戯を「ONCE-IN-A-LIFETIME」に持ってきてくれて、モデレーターまでやって下さった大村みゆうさん、DJとしてオープニングアクトに出て下さったPoさん、出場して下さったJudyさん、かほさん、展示に参加してくれた皆さん、そして応援して下さり、展示や空白遊戯を見にきて下さった皆さん。
「ONCE-IN-A-LIFETIME」に関わって下さった全ての方のおかげで2日間駆け抜ける事ができました。
本当にありがとうございました!
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