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🍃十人十色からの一歩🍃

「十人十色」、個性も考え方も生き方も違って当然。
一人一人が自分らしさを大切にすることを自分が認めることが、まず第一歩。
一人一人の色を考え、大勢集まったその社会は、覗いてみた人しかわからない色が存在するでしょう。その色の価値観を知ることから人との関わり方の考えが変わる第一歩になるのではないでしょうか。
 
当事業所では、4月から7人の色が集まりました。
「私は、人との関わりが苦手です」
「私は人への緊張が特に高くなります」
「○○さんの作業中の態度が気になり悩んでしまいました」
などの声を聞きながら、2ヵ月が経とうとしています。環境に慣れ、自分を少しずつ出し、受け入れ、同じ空気感を感じ体感をし、全体の色が変わってきました。そこに、笑い声や一言二言の会話が休憩時にみられます。また、職員が用意をした「四字熟語かるた」や「ジェンガ」、「オセロ」を昼休みに共有し合い、相手の見えなかった姿を感じとる機会になり、自分を出す勇気がそれぞれみられ、それが活力に変わってきている様子にみえます。


新しい環境、出会い、きっかけは、悪くはないものです。

また、進むうちに躓いたり、悩んだりする出来事があるのは当然です。でも無いよりあった方がいいです。無かったものを掴んで前に進んでいるからと思うのです。
きつくなったら人へのSOS(人への相談)や時間を使って・・・とBlossomでは就労講習のストレス対処でお話しています。今のこの時を大切にして、今ある現状の中で、自分を出していこう!と思うのです。
 
先日、あるテレビで震災にあった福島県富岡町の新しい校歌を作成していく取組みが放映され拝見しました。震災で町が一時全町非難を強いられ、現在、復興の中、富岡小は富岡一小と二小が、富岡中は富岡一中と二中がそれぞれ統合するため新しい校歌を創ろうという内容でした。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽担当をされた音楽家の大友さんが新しい校歌作成に取り組まれました。大友さんは、生徒さんが自ら考えた思いなどを歌詞に取り入れようとの意思があり、そんな中で生徒さんに、学校はどんな色?と聞き取りをしている場面がありました。「青」・・・等、それぞれの思いを色に例えて発表された中で、ある生徒さんが「虹色」と発言されました。「虹色」は、いろいろな色があっていい、それぞれの色を大きくとらえた思いが届きました。みんなで重なれば、良い色になるのではないでしょうか。
一人一人の色が合わさって「虹色」という大きなものになったと思うのです。
 
「十人十色」の一歩から、大切に支援をしていきたいと思います。

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