手助けすることの難しさ

知人のご主人が入院された。
奥様である知人は毎日病院へ通い、ご主人のお世話。もちろん仕事をフルでしていて経営者であるから、仕事も抜けられないし、ご主人が頼れる家族は知人のみで、自分がお世話をするしかないという。
ちなみに知人はおそうじは好きでマメにするけれど、毎日の食事はご主人が作られているのだそう。

毎日朝に病院へ行き、洗濯物を持ち帰って洗濯し、仕事に行き、遅くまで働いて、また着替えを届ける。

ご飯は自分で作らないから毎日外食。

「旦那さんが入院して買い物してないから冷蔵庫がすっからかんだわ」

というので、我が家にある野菜を分けようかと思い立つ。

いや、それとも何か作って持って行った方がいいのか。

とりあえず持って行く前に一応聞いてみる。

「じゃがいもと玉ねぎは苦手ですか??家にある野菜で申し訳ないですが、よかったら持って行きますよ。買い物に行く時間もないですよね。」

しかし、

「ありがとうございます。でも私料理しないんで、大丈夫ですよ。」

との返事。

一人だけなのに、あまり好きでない惣菜をたくさん持って行っても迷惑なだけ。

何が好きかもよくわからないし、

結局、

「何かお手伝いできることあればいってくださいね。」

と声かけしか出来なかった。

何か助けたいと思っても、自分本位だと空振りする。

良かれと思っても却って迷惑になってしまうだけ。

なかなかに難しい。

もちろん、何が好みかきいて作っていってもいいのだが、

たぶん相手も恐縮して断ってくるだろう。

少なくとも私がその立場なら、申し訳なくて断ると思うから。

意外と、何か手助けを申し出されても、はい、じゃあお願いします!っていうケースは少ないように思う。
気軽に頼ることが申し訳なく思ってしまうのだ。

そして、災害の時のボランティアも、周りの人が良かれと思ってたくさん現地に出向いても、

してほしいこと、必要なものがわかってなくて却って迷惑になってしまうケースも多いと聞く。

これも同じことだ。

これらの乖離をもっと縮められたら、生きやすくなるのになぁ。

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