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神様を.....

神様をうらんでる。
あの日、あの時刻に、あの場所に、離したこと。
ひとりぼっちで寂しかった。
持って生まれたウィークポイントにひどく落ちた。

神様をうらんでる。
人生に課題を沢山、散りばめたこと。
先が見えなくて不安だった。
自分が無くなってしまいそうで恐かった。

神様をうらんでる。
寂しくなるたびに、”一人じゃない”を見せること。
行き詰まるたびに、”新しい道”を示すこと。
不安のたびに、”豊かな瞬間”を考えさせられること。
恐がるたびに、”人のあたたかさ”を思い知ること。

そんな微かな光、いつか見えなくなるでしょ?
期待した瞬間に、消えていくんでしょ?
幸せになったら、離れてしまうのでしょ?


神様をうらんでる。
感情の波に揺れる、飽くなき人生を選んだから。
ウィークポイントの分、優しさを持ったし。
孤独の中からよろこびを見つけ出せる。
毎日、私を囲む全てから、幾千の彩りを感じるよ。

神様を.....。
”今”は、今この瞬間から過去になって、記憶だけが残り続けて。
よろこびも悲しみも時々、重たいよ。

愛着まで生まれるほど鮮明に残っているのに、"あなた次第よ"と委ねるし。
"無かったことにしてもいいよ"なんて言うんでしょう。

そうやって、過去も未来もない、新しい形を生み出して。
そうやって、”まっさらな私になる”ことが、神様の言う、消えることのない本当の希望なんでしょう。
まるで私が神みたい…

..…この人生、曲がりながらも生きていく。
だからさ、まだ見ぬ幸せ、見せてね。また、ここから。


2024.3.

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