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部下に信用されていない上司になっていませんか?

サラリーマン時代を含め、長年社会で働いていると、さまざまな方とお話をする機会があるものです。
その長年の経験の中で、何度か「担当者」である若手社員と、その「上長」である役職のある方々とそれぞれに接し、お話を伺う機会がありました。

お話に上がる一番多いものが、若手社員の方々からは「上司の態度や言動が理不尽すぎる」、上司の方々からは「今の若手はなっていない」というものです。

双方の言い分を聞いていて感じる1番の原因は、上司である役職を持つ方々の「自分本位な行動や言動」だと言えるでしょう。
もちろん、イマドキの若者は…と言いたくなる気持ちもわかりますし、つい口から出てしまうものでしょう。
しかし時代は移り変わっているのです。
今の役職を持つ方々が入社したときには、例えば請求書は郵送するのが当然だったことが、今ではPDFやクラウドを通じて請求するのが当然になっているように、様々なスタンダードが変わっているのです。

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ここで話は戻りますが、上司の方々の言動で何が今の時代にあっていないのか…わかりますでしょうか?

・昔の栄光を語る
・残業がいかに素晴らしいかのように語る
・足で稼げと語る
・全てに対して命令口調

これはまだまだ序の口です。
いえ、これで収まるのであればまだ若手の方々も“退職したいと考えるほどのひどい会社”というレッテルまではいきません。

①急ぎでもないのに休日に連絡をしてくる
②トラブルが起きるとすぐに部下を責める
③他人の悪口が多い

部下が辞めたいと言ってきた場合、それを止められることはほぼありません。
もちろん、退職を延ばすことはできたとしても、あなたの下で働いている限り、9割の方は3年以内には退職するでしょう。

ここで先ほど挙げた3つの行動について、なぜそれが起きるのかを解説しましょう。

①急ぎでもないのに休日に連絡をする
これは一言で言って、計画性がない上司の行動です。
思いつきで行動したり、そもそも性格的にせっかちな人がやりがちなことなのです。
仕事の1つ1つは、思いつきで行動するものではありません。
本来は計画性を持って、最終的にいつまでに何をするのかのマイルストーンを引いた上で進めていくものです。
しかし計画が立てられない人や、スケジュール管理ができない人は思いつきで「いついつまでにこれをしたい!」と思い、せっかちなために休日も何も関係なくそれを部下に指示するのです。

考えてみてください。
平日にストレスを抱えながらあなたと接している部下が、休日にそのストレスから解放されたいと思っているときに、あなたからメールやLINEがきたら、一気に奈落の底に突き落とされた気持ちになると思いませんか?

②トラブルが起きるとすぐに部下を責める
これもせっかち且つ、視野の狭い人がとる行動です。
そして、根拠のない自信がある方のとる行動だとも言えるでしょう。

トラブルには必ず原因があります。
そして、大きなトラブルであればあるほど、その原因は1つではないでしょう。
しかしせっかちで視野の狭い人は、自分の数少ない経験が「全て」なので、原因を調査することもなく適当な原因を勝手にあてがい、部下を責めるのです。部下は溜まったものではありません。
だって、真実を語る隙も与えてもらえないのですから…

そしてもう一つ、これには重大な見落としがあります💦
お気付きの方も多いと思いますが、トラブルが起きたときにすぐにしなくてはいけないことは、軌道修正なのです!
部下を責めるのはもちろん無駄な行動ですが、原因調査ですらすぐにすることではなく、トラブルを終息させることが何よりも重要なことなのです。

③他人の悪口が多い
これは言わずもがな。人としてどうなんですか?と感じることですね。
人の悪口を聞かされる=自分の悪口もどこかで言っている、と受け取られてしまって当然のことですね。

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①②③の3つは、総じてマネジメントができていない方の特徴です。
日本の企業では、長らく年功序列で昇進するという悪しき風習がありました。ですので、プレーヤーの域から出られないままに部下を持ってしまった方も多くいらっしゃるでしょう。
またその中で働いていた方が、マネジメントの概念を学ばずに起業してしまったケースも多いと思います。

思い当たる節がある方々は、まずはマネジメントを学ぶことから始めましょう。
そして、ご自身のプライベートを大切にして、お友だちとのお付き合いを頻繁にされることをオススメします!
悪口や愚痴が言いたくなったら、仕事とは関係のないお友だちに聞いて貰えば良いですし、休日に仕事以外のことを考える時間が増えるので、余計な連絡をしなくてすみますよ。

部下に信頼されると、仕事も円滑に進むようになります。
まずはできることから、進めてみませんか?

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