金木犀

Twitterをぼーっと見ていたら金木犀の香りのミストが流れてきた。
秋の期間限定、数量限定の人気商品らしい。

金木犀の香りが大好きな私は少し悩んだ末、少しお値段はしたけど買ってしまった。
この前見た占いで、新しい匂いが運気をあげると言われたのが背中を押したのかもしれない。笑

金木犀の香りが好きな理由は
香りが好きだというのはもちろんのこと、
もう1つ大きな理由がある。



私には金木犀の香りがすると思い出してしまう人がいる。
よく公園で会って話していた、当時好きだった人。
その公園は秋になると金木犀のいい香りがして、
香りに包まれたその空間が好きだった。
高校に上がって自然と会わなくなってしまったが、金木犀の香りがするといつもその人との記憶が蘇る。
金木犀の香りは「思い出の香り」として私の記憶のタンスにしまわれているのだろう。
一年に一度絶対に思い出す。
川端康成のいう
「別れる彼にひとつ花の名前を教えなさい」
というのもこういうことなのだろうか。

花の香りで誰かを思い出す というのはなんだかロマンチックで、いつか私も誰かのそういう存在になれたらなんて思うが、なれても生きている間に伝えてくれる人はいるだろうか。

秋の花たちは金木犀をはじめ、なんだかお洒落に感じる。
姿が見えなくても風に乗ってきてふわっと香り
オレンジ色の暖かい雰囲気で包まれているような気持ちにさせる。
そんな秋が私はとても好きだ。

金木犀の花言葉は、
強い香りを放つのに反して、花びらは小さく控えめな印象から「謙虚」とされているらしい。

あっという間に8月も最後の週末で、なんだか寂しい。
秋ももう目の前だ。

9月も謙虚な心を忘れずにいきたい。



運気が、上がることを願って…。