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雨と朝

学生の頃、雨の日が好きだった。何故なら、運動部の朝練がお休みになっていたから。しかしながら、その見極め(外で運動できるかどうか)は難しく、部員間、部員と顧問間の認識違いが生じ、ちょっとしたトラブルになった結果、雨の日は室内練に切り替わったので雨の日も晴れの日も関係なくなった。

だから、晴れの日でも雨の日でも、平日の朝が嫌いだった。「朝から何でこんなに動かないといけないの?眠いなあ。え、声出し?か細い声しか出ないよ。朝だもん。起きることができただけではなまるじゃないの?」って思いながら走り込んでいた。……そんな嫌々やってた部活なら、早々に辞めちまえば良かったのにね。

大人になってからは、雨の日が嫌いになった。理由は、洗濯物が乾かないから。それから、気持ちまで暗くなるから。あと……足が濡れるのが嫌だから。あの不快感は本当に苦手だ。気持ちまで落ちていく。

そんな時、とある方のとある言葉を耳にしてはっとさせられた。

「自分の機嫌は自分でとる。人にとってもらおうとしない!」-安全漫才 みやぞんさん


みやぞんさんと言えば、『世界の果てまでイッテQ』の過酷な海外ロケで難しい課題に取り組みクリアしていくコーナーを担当されている。この言葉は、まさに困難な課題に直面している時に放たれた言葉だった。

「自分の機嫌は自分で取る。」これがなかなか難しいと感じる。私はすぐに周りの環境や人の言葉に引きずられそうになる。だけど……振り回されたくない。自分の気持ちは自分でコントロールしていたい。

取り扱うレベルは、みやぞんさんとは大分異なるけれど、雨の日の憂鬱が予想できるのならば、何かしらの対策を打っておくことで解決できるのではないか?そう考えた。

新しい長靴とレインコートを買った。傘もお気に入りのものを探した。

(写真はイメージです)

少し雨の日を楽しみにしている自分に出逢った。おやおや?状況は変えられないかもしれないけれど、捉え方一つで世界の見え方は変わるんだな、と改めて気が付かされた。

(こっちの写真もイメージです)

今も雨の日に外を歩くのが好きかといえば、あまり好きではないけれど、出かけなくちゃいけない時はある。そんな時でも少し工夫するだけで気分を変えることができる。何でもっと早く気が付かなかったんだろう?と思った。

雨や朝に限らず、苦手なことは沢山ある。ちょっとした工夫や捉え方を変えたら、毎日をもっとご機嫌に暮らしていけるんじゃないかな。

さあ……次は朝対策を考えよう。これはちょっと手強そうだけれども。

お付き合いいただきありがとうございました!


<参考>
https://oggi.jp/436924

編集:円(えん)

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