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『まどをさがして』

これは不思議な まちのお話。

書かれた手紙は封筒には入れず、みんな紙飛行機におられて飛ばされる。
いのちがやどった手紙は、お届け先の窓に自分で入っていきます。

ところがある日、折られた手紙の中に真っ白な紙が混ざっていたのです。もちろんその真っ白な紙飛行機には入っていく窓もなく、、、
しょんぼりと飛び続けるしかありません。

飛んでいくうちに、いろんな景色を描き、色を重ね、淋しいと思っていた夜の色も嫌いではなくなっていました。
そして、これまでに見てきたものを、ある男の子に伝えたいと思いました。


このお話、絵はとても美しく、なんとなく言いたいとこもわかるような、でも漠然としていてわかりづらいような。読んだ後、ちょっと悩んでしまいました。
絵本はどう解釈しても良いのかもしれませんが、なんか作者が書きたかったこととかけ離れていても困るしなあ、、、と。

で、私なりに思ったのは、人は生まれた時は真っ白で、純粋で、何もない状態だけど、歩んでいく過程で暗い道のりだったり、自分が好きじゃないこともあるけれども、日々ちゃんと頑張っていれば自分の個性が出来上がり、自信もつく。それを人に伝えたり、残していくことが大切なんだよと言っているお話なのではと思いました。

もしかしたら、大人が読むより、子供が読んだ方が何か違う世界がわかるのかもしれないなと思いました。
明日、子供に読んで聞かせて、感想を聞いてみたいと思います。

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