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全く格闘ゲームができなかったやつが勝てるようになるまでに最低限やったこと。

2023年…今年は格闘ゲーム界にとって重要な年になるでしょう。

昨年には「ストリートファイター6」と「鉄拳8」
格闘ゲームの巨塔とも言える2作品の新作が発表されました。

「鉄拳8」の発売日はまだ未定ですが、「ストリートファイター6」は今年6月2日に発売されることが決まっています。

私が主にプレイしている「モータルコンバット」も大人気シリーズの一つです。

現在新たな情報は出ていませんが、昨年に制作者のエド・ブーン氏が「半年以内に新たな作品の情報を開示する可能性が高い」ことを発言しています。

格闘ゲームはこれから先に熱狂的なブームを巻き起こし、復権を得ることが期待されています。

この波にぜひ乗っていただきたい!

…と、勧めること自体はかなり簡単なこと。

そこから、購入してくださった新規のプレイヤーがこれから先継続してプレイしてくださるのかと言うと、現実的に考えて厳しいでしょう。

なぜなら…

『格闘ゲームは様々なジャンルの中で、できるようになるまでのハードルがかなり高いからです。』

今となってはこのように迷わずできるようになりましたが、始めた当時の僕は…

『こんなことできるようになるわけがない。』

カッコいいアクションに憧れてできるようになりたいと思って始めたのに、そう決めつけて半年間ぐらいは別のゲームに走ってましたね。

コマンド、コンボ、システムなど覚えることが多すぎるし、立ち位置変わったら方向キーが逆になってややこしいし、コンボはいつまで経っても上手くできるようにならないし…とにかく「超」が付くほどわけがわからなかった。

新規のプレイヤーが増えない、離れていくこれらの理由こそ、格闘ゲームの人口が増えづらい要因であり、"永遠の課題"と言えるでしょう。

しかし皆さん、逆を言えば…

『できるようになればすごくカッコいいゲーム』

とも言えませんか?

格闘ゲームらしい勝負ができるようになるために、『最低限』のことはできるようになってみたくありませんか?

今回、「格闘ゲームが全くできなかった僕が勝てるようになるまで最低限何をしたのか」お話します。

【1】チュートリアルは必ず全部やるべし!

「モータルコンバット11」チュートリアルモード画面

格闘ゲームをプレイするにあたり、全ての基本が詰まっている「チュートリアルモード」。

これを怠っていると、対戦時どうやって戦えばいいかはおろか、もし戦えるようになっても戦略の幅が狭り知識不足に陥るので"必ず全てやる"ようにしましょう!

とにかく暗記要素が多いので、忘れた場合は必ずチュートリアルに戻って復習することも大切です♪

【2】使えるようになりたいキャラクターを一体選び、コマンドをある程度覚えるべし!

暗記はまだまだ続きます!!

戦闘の基礎を覚えたら次に、トレーニングモードで自分がこのキャラクターを使えるようになりたいと思うものを一体選び、そのキャラクターのコマンドを"広く浅く"を継続して意識し、じっくりと覚えていきましょう。

最初から無理に全部覚えようとしないでください。

とりあえず全部やってみて「そういえばこの技はこんなコマンドだったな。」というくらいの記憶で大丈夫です。

まずは、一体を長い期間反復して覚えながら極めていきます。

複数のキャラを同時に並行して覚えられるのであれば構いませんが、おそらく初心者の多くが一体を極めるだけでもかなり時間を要すると思うので、焦らず一体をじっくり覚えることが大切です!

モータルコンバット11 スコーピオン

今回は「モータルコンバット」シリーズで初心者におススメのキャラクター『スコーピオン』のコマンドを例にあげます。

基本攻撃コマンド一覧
コンボ攻撃コマンド一覧
特殊攻撃コマンド一覧

どうですか?

記号ばかりがたくさん並べられていて、コマンドの種類も山のようにあって正直わけが分からないでしょう。

モータルコンバットなんて全部英語だからなおさら(笑)

それでも、格闘ゲームをできるようになりたい皆さんは段を飛ばしてでも早くコンボができるようになりたいですよね?

"広く浅く"を継続して記憶することを意識しつつ、最短でコンボができるようになるには…

『自分がしたいと考えているコンボを一つあげ、そこで使用する技のみをピックアップしてそれらをしっかり覚えること!』

YouTubeで検索すると、たくさんの方がコンボ動画をあげてくださっています。

自分が気に入ったコンボを動画の中から一つ選び、練習してみましょう!

できれば、難易度が低そうなものからやっていくのがおススメです。

※モータルコンバット11はカスタムモードで特殊攻撃スキルをカスタムすることができるので動画に合わせて技を選んでください。

上記の動画ではプレステやXboxなど機種によって、ボタンに書かれている文字・記号が違うため数字で表記してコンボコマンドを紹介しています。

とりあえず数字は気にしなくて大丈夫なので、コンボの中で行っている動きをそのまま記憶してください。

では、コンボを成功させるための過程を紹介しましょう!

〔1〕一つ一つの技の動きとコマンドを頭の中で一致すべし!

コンボとは、まるで迷いなく次々とパズルのピースを埋めていくようなものです。

技名は覚えなくても大丈夫なので、その技のコマンドと動きをとにかく一致させてください!

それぞれの技の記憶が定着していないと、次にどの技を発動してコンボを繋げればよかったのかが分からなくなるため、この工程はかなり大事です。

焦りは禁物…覚えた技を段階を踏んで一つずつピースを繋げていき、成功できるようにしていきましょう♪

〔2〕相手との立ち位置が左右逆転すると方向キー入力も左右逆になることに注意すべし!

まず、自身が左にいる場合、特殊攻撃のコマンドを確認してみましょう。

自身が相手の左にいる場合のコマンド

では続いて、自身が右にいる場合、コマンドがどうなっているのか確認してみましょう。

自身が相手の右にいる場合のコマンド

変化に気づいたでしょうか?

左右の位置が逆転すると、方向キーの左右も逆になっていることに…

これは特殊攻撃だけでなく、方向キーが含まれている全ての技の方向キー入力が逆になるため、頭がこんがらがる非常にややこしい点です。

左側からコンボをスタートする場合と、右側からスタートする場合では当然入力が逆になるため、どちらでも迷わずできるよう練習しましょう♪

〔3〕ほぼ無意識でできるようになるべし!


→+○△, ↓←✕+R1,←+✕,▢▢,→←▢+R1, △▢△

これは、スコーピオンのコンボコマンドの一つです。

初心者が今このコンボをやれと言われたら、おそらくガッツリ頭の中で意識しながらやるのではないでしょうか?

それではいざ実戦となった場合、コンボばかりに気を取られてしまい、まともに戦えないはずです。

逆に相手の行動を意識しすぎて、攻撃をすることすらままならないということも考えられるでしょう。

コンボができるようになる最終的な目標は…

ほぼ無意識でできるようになること!

覚えているコンボは一つでも構いません。

ここでは、記憶する場所を頭から手に変えます。

手が勝手にコマンド通りに動くようになるまでプログラミングするのです。

こうすることで、相手に意識を向ける余裕が生まれるため、ここでようやく格闘ゲームらしい戦いを味わえるかと思います。

CPU対戦を上手く利用し、攻防を行いながら、少しずつ身に着けていきましょう♪

【3】駆引きができるようになるべし!

対戦練習を続けていくと少しずつ意識の向け方が変わっていきます。

最初はコンボを成功させるばかりに意識が向いていたのに、いつの間にか相手の動きを読みながら対戦することができるようになってくると思います。

少しでもこれができるようになっていれば確実に成長している証です!

格闘ゲームで技をカッコよく決めきることはもちろん大事です。

しかし、それよりも少しでも勝てるようになるために"駆引き"ができるようになることの方がもっと重要です。

どの技を出せば単発でも相手に攻撃が入るのか、フェイントをかけようと思うがウマく引っかかってくれるのか、相手に倒され次にとるべき行動は前転回避か復帰攻撃どちらが正しいのか…など。

一つのミスが勝敗を分ける格闘ゲームでは…

常に目の前にいる相手と休む間もなく、互いの思考や心理を読み合い戦うのが醍醐味です。

これまで長く語ってきた『コンボ』は相手に特定の攻撃が入った時に始まるもの。

そこでようやく自分の腕の見せどころとなるわけです。

失敗しないように、より多くのダメージを与えるために必死に覚えた手を動かし、数秒間意識を集中させる。

終われば、また相手に意識を向け、隙を窺う。

対戦時間90秒のうち、多くは相手との駆引きで時間を消費するため、コンボでより多くの体力を削って一本を勝ち取れるかは自身の技量にかかっています。

だから、コンボは手が勝手に動くようになるまで覚えておいた方が良いのです。

駆引きの練習は、CPU対戦だとある程度パターン化されているため、オンライン対戦で実戦経験を積み重ねることをおススメします♪

オンライン対戦をやり始めるということは、次元の違いをたくさん目の当たりにするということ。

ここで負け続けても絶対に諦めないでください。

敗北は自身の今後の改善へとつながる良き教材となります。

苦しい壁を乗り越え、勝てるようになれば、あなたも立派な格闘ゲーマーです!

【4】最後に…

実際、ここまでできるようになったのは始めて半年ほどのことでした。

これだけ、多くの時間を犠牲にするのであれば別のゲームをしたくなってしまうと考える人たちの気持ちも分からなくありません。

しかし、一度は諦めて放り投げてしまった僕でも継続的に練習を重ねることで成長する喜びを感じ、念願だった格闘ゲームができるようになりました。

敷居が高いと言われるジャンルですが、覚えた知識や感覚は"一生モノのスキル"です。

コマンドやシステムが違う他作品でも割とスムーズに覚えることができるようになるため損がなく、いろんな作品に触れることができるようになります。

格闘ゲームに興味がある方は、ぜひそれ相応の覚悟を持って挑んでください。

今後、格闘ゲーム界のプレイヤー人口が増えることを強く願っています…

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