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セルティック3銃士

遠く離れたスコットランドの地で3人の日本戦士が躍動している。古橋享梧、旗手怜夫そして前田大然である。昨日行われたレンジャーズとのオールドファームでは古橋と前田がゴールを決め、2-2のドローに持ち込んだ。

前田大然


前半5分に前田が強烈なスプリントを発動し、敵陣でボールを奪取する。勢い止まらずに2人を躱し、冷静に流し込んだ。スピードだけが注目されていた前田であるが、技術の高さを披露した。

W杯ではDFWとしてスペイン・ドイツ撃破に貢献し、ベスト16では先制点を記録した。そのスピードは世界トップレベルで印象的な顔立ちも相まり、相手DFからすると恐怖以外何物でもない。3トップならどこでも機能する汎用性があり、恩師のポステコグルーとしても頼もしい存在である。

古橋享梧


日本代表ではなかなか点を決められていない古橋であるが、セルティックでは無双状態である。昨日のゴールで今シーズン15点目を記録し、得点王争いをリードしている。

上背は無いが、裏抜けとスピードに優れ得点を量産している。ゴール内でのポジショニングも非常に良いためここまで得点を量産できている。セルティックは縦に早いサッカーを展開していることから古橋との相性が合っているものと思われる。

旗手怜夫


古橋同様に森保ジャパンでは冷遇されている旗手もセルティックでは不動の存在である。川崎で鍛えた技術力はCLの舞台でも存分に発揮されており、ポリバレント性を生かして複数のポジションでプレーが可能である。

もともと左SBとCMFでプレーしていたが、チーム事情で最近では右SBとして先発する機会が増えた。彼が持つインテリジェンスと攻守における貢献度はクラブ内でも非常に目立っており、彼を獲得したいクラブはあるはずである。


最後に


3人全員が20代中盤で油が乗っている年齢である。中村俊輔のようにセルティックでレジェンドになる選択肢もあるが、彼らにはもう1,2段階ステップアップして欲しい。とりあえずリーグ戦終了までは現クラブでプレーするものと思われるが、来期には移籍する可能性は十分にある。今後もセルティックの動向を注目していきたい。

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