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雑な娯楽

NetflixよりもYouTubeの方がいい、みたいな記事を最近読んで、なるほどと思った。

Netflixは画面の前に正座して気合いを入れて見る感じだが、テレビやYouTubeはBGMがわりに流しておいて、寝転がってボーッと眺める感じがいいそうだ。私が辿り着いたのもYouTubeのヒロシのキャンプ動画、素人感のある大学生のバスケ動画、ローランドの動画などだ。疲れた頭に優しい、数分でサクッと見られる感じがいいのだ。

そんなわけで、800字くらいでサクッと読める、noteにおけるエッセイをふと書いてみたいと思った。現役の精神科医であり、苦労人であり、非凡な文才を持つ私が本気を出せば、面白いことをいっぱい書ける、気がする。

じっくり何かに取り組む時代ではないと思う。スマートフォンを開けば、目を引く広告やキャッチーなニュースの見出しに溢れ、注意は逸らされ、集中を乱されがちだ。それゆえ、物や人や情報の断捨離が必要な時代だが、そのへんはまた今度別の記事で書くと思う。とりあえず、Facebookをやめたら格段に幸福度が上がったので、お薦めしたい。

Netflixで映画を見たら2時間くらいかかるだろう。長編の小説を読もうとすれば8時間くらいかかるだろう。それほど集中する時間を確保できる人は、今、どれだけいるだろうか。Tok-tokの30秒くらいの動画、TwitterやInstagramの記事を15秒ずつくらい見たりする人が多いだろう。秒単位で各業者が他人の時間を奪い合っている時代だ。

そんな時代だから、3分くらい誰かの時間をもらって、伝えたいことを読んでもらうのもいいかな、と思い始めた。糸井重里の「ほぼ日」くらいユルくて凄みのある文章を書ければいいが、あれはあれで真似できない高みにある職人技なので、別の路線を目指すことだろう。

というくらいが大体800字だ。ときどき鮮烈で心を揺さぶるセンテンスが混入する文章を書こうと思う。写真は最近食べて美味かった天丼。

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