イーサリアムがソラナのレイヤー2に

2023年7月2日、ソラナラボ(Solana Labs)の共同設立者であるアナトリー・ヤコヴェンコ(Anatoly Yakovenko)はイーサリアムをソラナのレイヤー2としての使用の可能性をツイッターで発信した。実現する可能性は「思っているより高い」とのこと。

本来、レイヤー2はビットコインやイーサリアムのようなレイヤー1を補助するために使用される。使用例としては、レイヤー1が抱えるトランザクションの遅延やトランザクション手数料の高騰といった問題を回避することが挙げられる。

一方で、ソラナはレイヤー2である。そして、ソラナはその特性として、迅速な決済と極めて低価格のトランザクション手数料が挙げられる。そのため、本来はソラナがイーサリアムのレイヤー2となるのが、通常のように思われる。では、なぜこのような逆転現象を起こそうとしているのだろうか。

ヤコヴェンコによると、「期待通りの報酬を確実に保証するため」である。彼のツイートを引用すると、「イーサリアム上でソラナ資産を持つホルダーは期待通りの報酬を確実にする保証を手にすることとなりうるだろう。そして、その保証によりホルダーは、たとえイーサリアムが二重引き出しや無効な取引を行ったとしても、自らの資産をソラナ上に移すことができる。」

ヤコヴェンコによると、この計画を実行に移すには、イーサリアムのトランザクションを一度すべて、ソラナ上に移す必要があるという。

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