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モダンやレガシーへの参入

(2023年10月:記事の内容が古くなっていたので更新)

赤単紳士だ。
さて今回は題目の通り、モダンやレガシーへの参入についてのアドバイスだ。
推敲してて混乱したのでカード名は《カード名》と表記する。


起 本音

で一番最初に自分の結論を言おう。

安くて強いデッキは存在しない。

そもそもカードのシングル価格は、どれくらい使われ、どれくらい勝ったデッキに入っているのと再録禁止カードかという実績によって値段が上下する。シングル価格とは実績なのだ。再録禁止でも実績ない奴は安いぞ

そして、強いデッキとは結果を残し続けているデッキのことである。毎日のようにMOリーグ5-0を連発しているようなデッキは、誰が見ても強いデッキと認識されているだろう。

強いデッキは結果を残し続けている。
それに入っているカードはみんなが欲しい。
故にシングル価格が高いのである。

なので安いデッキをコピーして使って勝てないとぼやくのは、結果は残した結果を残し続けているわけではないことを念頭に入れよう。まあ結果を残しただけでも充分すごいんだが。

承1 好きなデッキを組む

ここからはようやく本題で、こういった集め方はどうじゃろうか?という指針を以下に示す。
長々と保身と自己擁護を語ったが、せっかくの高い買い物だ。

やっぱり好きなデッキを組むことを強くお勧めする。

だがモダンも作ろうと思ったら10万以上は軽くするし、レガシーに至ってはお給料3か月くらいはある。

なので基本的にのんびり集めることを推奨する。
1年計画がいいだろう。

ただ一年計画で組んでしまうと、急にメタが変わることもある主にモダンホライゾン
なので流用が効きやすい、且つデッキの形が大きく変わっても基本変わらない土地から集めていこう

実際趣味としては高いのかな?他の趣味と比較できるほど多趣味ではないが、ゴルフとかもっとお金かかるイメージある。

1.フェッチランド

フェッチランド一覧+後輩

モダン、レガシーともに使用頻度も高く、統率者においてもボチボチ使う機会があるため、流用という意味でも優先度は高い。
現在モダン以下は《虹色の終焉》の存在もあり、多色化の傾向がある。特に青絡みのフェッチランドを使う場合は意識して優先しよう。

2-1.ショックランド ギルドランド

ショックランドの皆さん

少し前にTwitterにショックランドの由来で《ショック》とか知らんわ、ギルドとか知らんわ、という話もあった。ギルドランドと呼称する場合、他と混同する可能性も否めないので、以降はショックランドと呼称する
レガシーほど青い支配がないため青いショックランドが高いみたいな傾向は見られない。また再録回数が多い、特別なカードセットに収録されていた、等々の理由もあり、そこまで高価ではない。
またパイオニアでも使えるため、集めておくといいこともあるだろう。

2-2.デュアルランド

面積比一等地より高い皆さん

この辺になってくると日本銀行券より高いので、財布ではなく年収と相談だ。何せグラム比重で換算すると金より高い。もはや、レガシーに参入しようという気合が必要になる。ここまでくると流用が統率者戦とヴィンテージくらいになる。オールドスクール?知らんがな。
とはいえここさえ集めきってしまえば既に折り返しているともいえる。後に引けないとも言う

3.《古えの墳墓》と《裏切り者の都》

2マナ出るランド

デメリットはあるが2マナでるランド。2マナランドと呼称する。
《裏切り者の都》は再録禁止リスト。
主なデッキとして赤単プリズン、白単イニシアチブ、ボロスイニシアチブ、8castなどなど。
《虚空の杯》、《三なる宝球》、《大いなる創造者、カーン》とそれでサーチするカード群など、高いパーツはあるものの他に浮気することを許してくれる。
基本的にデュアルランドと共存しなかったが、ボロスイニシアチブやグルールイニシアチブの台頭により共存することも多くなった。

4.《魂の洞窟》と《霊気の薬瓶》

部族デッキ御用達

片方は土地ではないが。《魂の洞窟》を複数枚使用するデッキは大体《霊気の薬瓶》も用いる。主なデッキは人間、マーフォーク、スリヴァーなど多くの部族デッキ。
エルフは《魂の洞窟》を使うことはあるが《霊気の薬瓶》を使うことはないので留意。特にレガシーのエルフは《ガイアの揺籃の地》と《アロサウルス飼い》を使用するため構築にはかなり覚悟を要する。

承2 とにかく参入したい

とにかく新しい景色を見たい人向け。最初から安いデッキを作ってしまえということだ。
但しこの手のデッキは非常に安定性を欠く傾向が多く、言ってしまえば博打打ちが好むタイプが多い。「まあそういうデッキだしな」と割り切る心が必要だ。
いくつか例を挙げておく。

モダン

バーン

現状モダンではショックランドを多用するので選択肢としては悪くない。ただし遭遇率の高い《一つの指輪》によるクロックのずれは意識する必要はある。
レガシーやパウパーともパーツを共有していることもあり、集めてしまえばそれなりに色々足を延ばせてしまうのもグッドポイント。

イゼット果敢、ジェスカイ果敢

カード単品でみると、え、高くない?と思うかもしれないが、デッキ全体から見ると非常に安価な上かなり強い。

リビングエンド

続唱系デッキで再現度も高いデッキ。上のデッキ群よりは少しお高いが、癖も少ない。

レガシー

リアニメイト

古えより伝わる《世界喰らいのドラゴン》+《動く死体》or《Dance of the Dead》で無限ループを生み出すワールドゴージャーコンボを紹介。赤黒を軸とした基準型に比べても見劣りしないスペックを持つ。美しいデッキレシピも特徴。カッコいい。
純正ともいえる黒赤型には安定性は劣るが、ワールドゴージャーコンボに嵌めてしまえば瞬殺できる利点は大きい。あとカッコいい。
《虚空の力線》《安らかな眠り》に対してもサイドボードの《煙霧の連鎖》+《セッジムーアの魔女》コンボで回答しており、かなり魅力的なデッキになっている。ここもカッコいい。
昨今では《暗黒の儀式》からマナ加速できるため、イニシアチブのクリーチャーをサイドボードに据えているパターンも見られる。

ザ・スパイ

レガシー参入時にどうしてもネックになる土地を採用していないデッキ。癖という文字を蟲毒させたら癖がゲシュタルト崩壊したくらい癖しかない。癖蟲毒四天王筆頭。
《金属モックス》とかいう、モダン禁止の上に需要もそこまで高くないのにクッソ高いカード(ここまで悪口)を要求されるが、デュアルランドより値段が10倍くらいマシな上に、一応ストンピィ系のデッキにも流用できる。
サイドボードに《活性の力》も要求されるが、こちらもかなり流用が効くカードなので購入してもいいだろう。

マナレスドレッジ

再び土地を採用していないデッキである。癖蟲毒参四天王の一。
サブの勝ち手段でザ・スパイと同じこともできるが、もはやデッキレシピを見ただけでどんな動きをするのか分からない諸兄も多いだろう。

転 パーツを共有するデッキ 

各フォーマット間で多くのパーツを共有しているデッキを紹介していく。上述と重複していることもある。ご容赦願いたい。

マーフォーク

《目くらまし》と《意志の力》、《不毛の大地》程度を買い足すことでメインデッキはレガシーにできる。白をタッチすることもあれど、《基本に帰れ》など特殊土地対策を使えるので基本的にデュアルランドは不要。

バーン

パーツはほとんどモダンとレガシー、パウパーと共有しており、なんだったら《ボロスの魔除け》欲しさに多色化されているモダンの方が高いまである。

スリヴァー

《水晶スリヴァー》、《意志の力》くらいしか差がない。よく《Tundra》が1枚入っているが、どちらかと言えば《カラカス》のほうが必要性が高い。

ザ・スパイ

またお前か。
《戦慄の復活》の有無で結構違うのだが、1/3ほどパーツが共有。挙句勝ち手段もちょっと違うので記載するか悩んだが、一応記載する。

カスケードクラッシュ

おいおい、寝るにはまだ早いぜと思ったそこの諸兄。カスケードクラッシュはレガシーにもいる。むしろレガシーの方が本領は発揮しやすいのだ。
むろんデュアルランドと《意志の力》は要求してくるが、先にレガシーに参入してしまえばモダンに階級を下げるのは特段困らないだろう。

結 最後に

稀によく初心者の方で「初心者だけどモダンやレガシーに参入したい」というワードがSNSで流れてくる。

You、楽しんじゃいなよ

いつだって新しい世界は楽しいものだ。”初心者だけど”と言いたくなるのはわかる(わかる)が、そんなことは関係ない。何一歩踏み出しさえすれば全く違う光景があなたの眼前に広がっているだろう。

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