![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65925134/rectangle_large_type_2_e6da199b1118bd06815864b3e02f1230.png?width=1200)
統率者戦のデッキを作ってみよう。
前回統率者戦についての記事を書いたが、今度は実践編だ。
早速だが作っていこうと思う。誰が?
無論私だ。
色々意図はあるが、長い時間付き合ってくれれば嬉しい。
では統率者戦デッキを作ってみよう。
さて、諸君早速だが
躓いた。
まあ何から決めたらいいのか分からないからそりゃそうである。実際筆者は統率者戦に首まで浸かっているわけではない。多分初心者の方も同じ躓き方をするだろう。というわけでこの記事は…
実際に統率者デッキを作っていく過程を示し、
どのような手順でデッキを製作すればいいのかの道標である。
1.コンセプト
コンセプトが決まってないので初手躓いたわけだ。
コンセプトというのはかなり重要で、ゲームを作る際にもコンセプトアートを一番最初に描くことによって、スタッフの意識を統一するということを聞いたことがある。
なのでコンセプトがブレると何をしているのか分からなくなる。ここはしっかり決めよう。
これを読んでいる貴方がこれから統率者戦デッキを作るなら、こんな感じのコンセプトであろうか?
・推しの伝説のクリーチャーを統率者にする。
・エルフなど部族を主にしたデッキにする。
では今から作るデッキのコンセプトだ。
・単色
・わかりやすい
・色の特徴を捉える(俗にいうカラーパイ)
一応注釈するのであれば、私は地元でパイオニア以降の環境の大会の主催をしている。そこには統率者戦も含まれており、それの貸出用デッキを作りたいわけだ。
なので初心者にわかり易い構築で且つ勝ち方であるべきなのだ。単色なのはデュアルランドの出し入れがめんどくさいだけで深い意味はない。
1-2.デッキパワーレベル
いきなり用語を言われても?となるだろう。というわけで公式から提供されているこちらの画像をご覧いただきたい。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60123348/picture_pc_c5285087b58e7ab191328e5a66361b96.jpg?width=1200)
公式も気を利かせてくれている。
ちなみに公式から発売されている構築済みデッキは大体1~2であり、偶に強いのがあっても3止まりといったところ。
ここの項目は語り始めると1センテンスどころか一つの記事になってしまう上に主軸から盛大に外れるので、今すべて削除してこの一文を書いている。
とにかく、今回作っていく統率者のレベルは5~6とする。
2.統率者
よし、じゃあ統率者を選んでみよう。ここで統率者デッキの性格が決まってしまう。
もっとも重要な要素は色である。基本的に多色になればなるほどカードプールが倍化していくのだ。なので使えるシナジー、コンボが増加していくので、次の要素は勝ち方ということになる。
なので単色でわかりやすくてカラーパイを意識している統率者は
アーノルド・シュワルツェネッガーよろしく
筋肉モリモリマッチョマンが如くに相手を殴殺する統率者だ
というわけで、今回のマッチョマンはこいつだ。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62814496/picture_pc_ffab8b6268980e743e3f64c6a61acd71.png)
よし、スラムができることを確認しよう。
オーラを唱えると1ドロー
装備品を唱えると1ドロー
機体を唱えると1ドロー
すっごいわかりやすい!ここではオーラを唱えると1ドローにフォーカスして作ってみよう。
実のところ装備品にフォーカスすれば、スラム自身をコンボパーツにした無限コンボが存在するのだが、貸出用デッキには不向きなので不採用とした。
3.構築
3-1.勝ち方
今回はもちろん撲殺が勝ち方である。統率者戦では単一の統率者から21点のダメージを受ければ敗北する。なので
スラムのパワーを21にして対戦相手にシュゥゥゥーッ!!
言語化すると
スラムにオーラを張りまくってパワーを21以上にして
回避能力をつけてアタックする
なるほど!簡単だ!
あまりにもスラムに寄った文章であったためきちんと言語化するが、例えば《火想者ニヴ=ミゼット》を統率者に据える場合、彼に《好奇心》をエンチャントすることで自身のライブラリーの枚数分ダメージを与えられるのはよく知られているコンボである。
![プレゼンテーション5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65724038/picture_pc_1083bd128683563e826ed1ea0479de32.png?width=1200)
ここで今一度、自身の統率者の特徴を調べてみよう。新しい発見が得られるかもしれない。
3-1-1.道筋の前に道標
というわけでスラムにオーラを張り付けまくるという勝ち筋が決まった。さてここで一つ話がある。
100枚は少ないのだ
そう、土地だって30枚くらい入れなきゃならない。じゃああと70枚くらいしかスペースがないのだ。
実のところ100枚は割とマジで少ない。60枚且つ1枚制限があるヴィンテージですら「枠無くてワロタ」とか言ってるのだ。
3-2.パワーカード
統率者には、持っているんだったらとりあえず入れとけカードがいくつか存在する。
おおむね彼らに100枚のうち5枚~10枚は喰われると思ってくれればいい。
一応入れない場合もあるが、ハイランダールール(一枚制限ルール)を良いことに、明らかに異様なまでの加速をもたらすカードが散見しているのは事実だ。
この話を深掘りすると項目1-2の二の舞になるため、入手性と金額を加味した独断と偏見のカードを推薦していく。なお入らないケースも普通にありえる。
3-2-1.無色のパワーカード
![太陽の指輪](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65722853/picture_pc_3da066ad1e4dfe684b109183cdb95729.png)
入手性:優
金 額:優
重要性:優
統率者戦において極めて100%に近い割合で投入されている、とりあえず入れとけ枠。デッキの中に不特定マナが1枚たりとも書かれていない場合においても、統率者税を払えるため入れることを想定できるレベルである。
入手性においても構築済み統率者戦デッキの中に常に1枚入っているレベルである。貴方が買った最初の構築済みの物が長らくの相棒になるだろう。
今回のスラムについても、明らかにムキムキマッチョになっていく筋肉に恐れをなして軟弱に除去されるのは想定できるので、統率者税の観点から採用している。
![統率の塔](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65722916/picture_pc_007637c66a2e9ffb038c499908dbd8f9.png)
入手性:優
金 額:優
必要性:良
土地なのでここで紹介するのもどうかと思ったが一応紹介する。
こちらも多色の構築済みであれば毎回入っている、多色の統率者であれば必須である。今回は単色の統率者の為採用されていない。
![プレゼンテーション4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723862/picture_pc_f8730b9ead881091cb8bcc017fc92bf8.png?width=1200)
入手性:悪
金 額:悪
必要性:優
入っているだけでびっくりするほど加速する。
しかし非常に高額でもあるため、あれば入れておく程度でいい。いきなりこれを買うために統率者戦をプレイしにいく交通費まで削り始めたら元も子もない。長期を見据えてコツコツと貯めていこう。
![プレゼンテーション3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723725/picture_pc_cada369f450c3cc9f30cbde13794ec5b.png?width=1200)
入手性:優
金 額:優
必要性:良
コモンの必須枠。いずれも高速デッキであれば入らないことが多々ある。
必要な色は全部出るが単色の中速デッキでも普通に入るレベル。
いずれも高速であるスラムでは採用を見送っている。
3-2-2.各色のパワー
全色紹介すると日が暮れるどころか年が明けるし、そこから更に厳選するといつまでたってもこの記事が世に出ないので、今回のスラムで使う白の物を少しだけ紹介する。
![プレゼンテーション2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723550/picture_pc_fd031a7bb6bc47a7d026ce96a7d01678.png?width=1200)
入手性:可
金 額:可
必要性:良
白の土地サーチ。条件はあるものの毎ターン土地を置くことに寄与する。今回は全体的なマナカーブが非常に小さいため、土地を絞ることにしたのだが、念には念を入れて採用した。
![プレゼンテーション1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723417/picture_pc_594d0b7bcefc358f63115d8c0c4b06de.png?width=1200)
入手性:優
金 額:優
必要性:良
白の除去。全体除去のイメージもあるが単体除去もわりと優秀な色である。筋肉でなんとかしたいが、緑がいないので仕方ない。
![ダークスティールの突然変異](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723190/picture_pc_a3c3d46c4790c96d89a797db9b2d9fe9.png)
入手性:良
金 額:優
必要性:悪
同じく白の除去。俗にいう平和鍋の亜種の、そのまた亜種。能力を失わせる除去で現在は青のカラーパイである。
上でええやん、となるが何度でも蘇る統率者を場に留めて骨抜きにできる点で優秀。これを破壊されると元に戻るが、そういった対処もあると覚えてもらえればいい。
![息詰まる徴税](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65723170/picture_pc_c91995e12736f3efd295d581455c484f.png)
入手性:良
金 額:良
必要性:可
中速以降で白が入っていればほとんど入っていると言っても過言ではない。戦場に叩きつけると各方面から嫌な顔をされること請け合いのヘイトカードである。
今回のスラムは爽やかに相手をノックダウンさせるタイプなので採用は見送った。
3-3.コンセプトにあったカード
やっとプロテインの時間だ。
早速Wisdom Guildさんでオーラを調べてみよう。ここで重要なのは一応すべての検索結果に目を通しておくことだ。なぜかというとデメリットを含んでいたり、よく読んだらデッキに合ってなかったりする。
探すオーラの条件は以下の通りだ。
マナ総量が1~2で以下の条件を満たすオーラ
・パワー修正
・回避能力(主に飛行)
・除去耐性付与(プロテクションや破壊不能、呪禁など)
・貼り付けたら能力を失うオーラ(除去として扱う)
マナ総量度外視で貼り付けて殴ったら相手が憤死する系のオーラ
・すさまじいサイズ修正
・貼り付けたらわけわかんないくらいドロー
3-4.その他のカード
除去や妨害なんかに当たるカードたちだ。コンボに突き抜けるにしても、安全確認は必要だろう。
白は特にクリーチャーで相手の動きを阻害できる特色があるため、今回はそれなりの枚数を採用した。
3-5.構築のまとめ
さて大雑把に枠というものをカウントすると以下の通りになる。
統率者:1~2
土地:30~35
パワーカード枠:1~
各色パワーカード枠:1~
その他:50~60
よし。見やすくまとまったのではなかろうか。
4.完成
というわけで出来上がった《上級建設官、スラム》のデッキはこちらだ。
この記事はあくまで作り方を示すものなのでデッキの中身に関する解説は省かせていただくが、下に一部のカードを示しておこう。
![プレゼンテーション1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65943098/picture_pc_77101c05a2402a14047825833aaa6a61.png?width=1200)
5.結言
駆け足で作ったため、ここ分かりにくいんじゃがという意見があれば是非教えてほしい。
所詮この記事はマジックおじいちゃんが上から目線で作った散文なのだ。良くしたいという気持ちはあるため、重ねてお願いするが教えてほしい。
では長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
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