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ドミナリアリマスターを迎えて 《意志の力》を擦る。

赤単紳士だ。

さてドミナリアリマスターでいろいろなカードが再録されるが1枚にスポットを当てて、レガシーのデッキを紹介する。

《意志の力》

安全装置?必要悪?

《意志の力》はどういうカードなのか?

普通にプレイしたら《対抗呪文》の下位互換だ。
やはり上の文章である代替コストがこの呪文の要だ。土地がフルタップであっても、手札が2枚あればブラフとして成立するのも強さの一端である

レガシーで青をするには必須ではあるんだが、ぶっちゃけて言うとそこまで強いカードではない。
というのも1:2交換をするカードなので、ディスアドバンテージ分を保管する”何か”が無い限りそのまま擦切られることがままある。この”何か”はデルバーのテンポアドバンテージであったり、ドローなどのカードアドバンテージと、別のアドバンテージで補填される。

ちなみにデルバータイプであれば、サイドボード後先手であればディスアドバンテージを嫌って全抜きすることもよくある。
ミッドレンジタイプであれば、素の5マナまでゲームが伸びることもざらなので、普通に5マナでプレイすることもある。

《意志の力》は必要悪なのか?

昔は無いと死ぬことが多かったためいろいろ言われていたが、あっても死ぬ時は死ぬ。

アッハイ

控えめに言って禁止になるほどの影響力はない。心置きなく4枚購入しよう。
というより毎回神話レアで収録されるから高いだけであって、レアで収録されてたらこんなに高いカードじゃない。

《意志の力》は万能なのか?

カードパワーが上昇した今、そもそも万能性という神話はとうに失われている。
最近暴れまわっているイニシアチブがその好例だ。

おめーだよ

イニチアチブと書いてあるカードは概ね、自身のスペック+PWを連れてくると考えてもいいほどのスペックで、これが2種8枚入っているので単純にWillの数足りてねえよ問題となる。そもそもイニチアチブ以外にも殺意の高いカードを連打してくるので、全部をカウンターで処理するのがそもそも正解なのか?という疑問すら湧いてくるだろう。

《意志の力》でカウンターしたら損する奴までいる。

てめーだよ

《意志の力》は必要なのか?

青を使う上では必要である。だが結局どこまで言ってもお守りである。

たとえ《意志の力》を抱えている状態で目の前に脅威が降ってきても、「それカウンターしなくても2ターン後に勝てるんで」「それカウンターしなくても圧殺できるんで」と言えるようになれば、《意志の力》の一端を理解したといえる。

なので知らないカードが出てきて、すぐに切るのはやめましょう。

サンプルデッキ

さてどうでもいいことを長々と述べたが、お待ちかねのサンプルデッキの時間だ。
ハイタイドを紹介しようと思ってたけど《時のらせん》がとんでもない値段するので除外した

マーフォーク

マーフォークは殆どがモダンとパーツを共有するため、下の環境に興味があるなら作ってみてもいいだろう。最近は《霊気の薬瓶》もすっかり安くなったので《意志の力》入門にはおすすめ。

青単アンブロッカル

対白単イニシアチブに産み出されたクロックパーミッション。貧乏そうなカードが並ぶが、《意志の力》の損失分をクロックスピードとアドバンテージ両方で保管するという贅沢な構成。そのため《意志の力》だけでなく《否定の力》《誤った指図》、果てには《徴用》まで入っているパターンすらある。
本質的にはデルバーとは言い難い、新しいタイプのデッキである。

8-cast

再録禁止カードが一切入ってないので安めのデッキではある。8cast組むんだったら《裏切り者の都》買って白単イニシアチブ作った方が多分安いと思う

終わりに

実際《意志の力》は強いんだが、統率者戦をプレイしているのならボチボチ体感してそうな、「1万円ほどした《伝国の玉璽》をプレイした時のあまりの弱さにガッカリした」感に近しいものがあると思う。

君なんでレガシー禁止なの?


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