What I want to convey
1.初め
静岡県立駿河総合高等学校の2年です。
私たちは、区役所で今までの災害対策や災害時の行動、区役所のつくり、地域の危険箇所や状態等、講話やフィールドワークを通して学びを深めていきました。
区役所での講話により、避難時、避難所に人が溢れかえってしまう危険性があることを知りました。そのため、1人でも多くの人が災害対策についての知識を身につけ、各個人で行動できるようにしたいと願い、こちらを作りました。
2.県内の災害
①地震
静岡県では、南海トラフ地震や東海地震の危険性があります。
静岡県第4次地震被害想定
全ての市区町村が震度5以上の被害が予想されています。
②津波
特に伊豆市周辺や富士市、静岡市はより高く、より広い範囲で津波がくる恐れがあります。
②土砂災害
静岡県は、山や川が多くあるため、降水量が増えると土砂災害の危険性があります。
静岡県土砂災害 被害想定
その日の天気や位置によって左右されます。範囲外であっても安心せず山や川から離れる、高い所に避難するなどすぐに身を守ってください。
3.学校内アンケート結果
現状、皆さんは備蓄していますか?
また、災害に遭った時に頼れる場所はありますか?
避難所は必ず入れたり、備蓄品を貰えたりする訳ではありません。
自分の力だけで生きていけるように多くの準備が必要です!
4.避難所の現状
少しでも不自由なく暮らすためには、自分で備蓄し、頼れる場所を見つけておくことです。
水を1本、お菓子を1個持っておくだけでも違います。また、家の近くの近所の方や、実家などと交流し、災害時、シェアハウスなどで助け合っていけば少しでも安全に暮らすことができます。
あなたはこれを見てどう思いますか?
これは阪神・淡路大震災後の様子です。
世帯ごとの区切りも、歩く道も、柵も無く、一人一人のプライバシーや身動きの取れる寝床はありません。御手洗に行きたくても、すぐには行けなかったり、体育館中や近くに御手洗があると悪臭も目立ちます。また、区切りや柵がないため、財布やスマートフォンなどの貴重品の盗難も多くありました。さらに、避難所にいる人数分の食料はなく、1つを家族で分け合ったり、1日2食以下の日もありました。
あなたはこの状況で何日も過ごせますか?
必ず備蓄と地域交流をすること
5.静岡県の災害対策と現状
【1】静岡県
静岡県に津波や高波が発生した際に避難する高台
静岡県西部にある津波を堰き止める堤防
【2】各個人
防災バックの準備
『注意』
・定期的な見直しや入れ替え
⇒賞味期限や消費期限などの確認
・持病や体の状態にあった自分専用の防災バックを作る
《0~1歳 備えのポイント》
【ミルクや離乳食】
手に入りにくい可能性もあるので多めに用意しておく。
月齢によって必要なものが変わるので、普段使っている物を多めに備蓄しておきローリングストックするのがオススメ!
【オムツ】
手に入りにくい可能性があるので多めに用意しておく。
かさばるので圧縮袋などを活用する。
【避難するときは…】
建物の倒壊やがれき、障害物などで危険な場合もあるのでベビーカーではなく、抱っこ紐で避難する。
避難グッズは抱っこしながらでも持ち運べるようリュックなどに用意する。
《2~5歳 必要なもの一覧》
オムツ(3日~1週間)
おしりふき
ビニール袋
子どもが食べられる非常食・おやつ・水
着替え
歯ブラシ(または歯ブラシシート)
子ども用マスク
子どもが落ち着くもの(絵本、おもちゃ、お絵描きセット、シール、ぬいぐるみ等)
子ども用ヘルメット
ホイッスル
母子手帳・お薬手帳・保険証(コピー)
《2~5歳 備えのポイント》
【オムツ】
トイレトレーニングの状況に合わせて、バッグの中身をこまめに見直しましょう。
オムツが外れていても、いざという時のために数枚用意しておくとトイレが使えないときや、嘔吐時などにも役立ちます。
【落ち着けるアイテムを用意しましょう】
慣れない状況での避難では、どうしても不安になってしまいがち。
絵本やおもちゃなど普段使い慣れたものを用意しておくことで不安を緩和できるようにしておく。
【子どもの防災セットを用意しましょう】
4~5歳頃になったら自分専用の防災セットを用意しましょう。
日頃から『何かあったらこのバッグを持って避難しようね』と伝えておくことで、防災教育にもなります。
《小学生以降》
【必要なもの】
基本的には大人と同じ防災グッズでもOK!
【備えのポイント】
マスク、ヘルメット、軍手などは子どものサイズに合わせて準備しましょう。
トランプやオセロ、ゲーム、おもちゃなど子どもが落ち着けるアイテムも用意しておきましょう。
【使用量】
1日の使用料(1人):平均214L
災害時の使用料(1人):平均3L
最低でも1人 2本の備蓄が必要
災害時に備えるべき食料の目安量(参考)
(1人分)
〈これだけは備えておきたい!〉
(上記参照:農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1609/spe1_02.html
2. 家族の話し合い
家族がバラバラに避難した場合の集合場所や連絡手段の確認
3. 家具の固定
棚や電気を固定し、転倒や落下を防ぐ
(固定用具は100円ショップでも手に入る)
4. ハザードマップの確認
静岡県のホームページから検索
地震、津波、土砂崩れ、高潮、洪水、台風、火災、火山、内水など様々な種類のマップがある。自分の家がどれくらい災害に遭うのか確かめることが大切
6.災害ダイヤル
災害用伝言ダイヤル:171
警察:110
消防:119
海上での事件や事故:118
救急車を呼ぶか迷う:♯7119
緊急性のない身近な不安や犯罪の相談:♯9110
[電話の仕方や方法]
電話番号や手順を覚え、緊急時に対応できるようにすることが重要です。
7.まとめ
静岡県では、たくさんの災害が予想され、また、それらの災害の対策を多く公開しています。ですが、対策方法を取り入れている各会社や各家庭は多くありません。
避難所は必ずしも入れて、備蓄品を貰えるところではありません。家の崩壊や本当に困ったときに利用する最低限の場所であることを理解すること、そして、自分の家や親戚、近所の人達などと自分たちだけの力で生き延びることが重要です。
予想出来ない自然対策だからこそ、ハザードマップや危険箇所、避難場所などを把握し、倒壊や怪我を避けたり、食事や処置をできるよう物を用意したりと、一人一人が自分の命を守れるよう対策することが大切です。また、静岡県に限らず、日本中でも、世界中でも広め、取り入れるべきことであり、けして忘れてはいけません。
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