Advocacyについてー自分を守る


自分を守ること、大切にするために必要なことは
何だと思いますか?

3歳の長女は、生まれつき右耳の穴がなく難聴です。
先日、私たちが住む州内の聴覚障害を持つ子たちの親が集まるワークショップ合宿に行ってきました。
3泊4日で学校の寮に泊まり込み、両親(に限らず祖父母や子どもの養育を担っている人)は朝から晩まで聴覚障害とそれに伴う言語取得などにまつわるあらゆる講義を受ける間、
子供たちは年齢に応じたクラスで専門の先生たちと遊びながら、言語聴覚士、心理学の専門家、ソーシャルワーカーなどのスペシャリストたちに発達具合などを観察して報告してもらうという、濃い時間を過ごしてきました。

このイベントに参加して感じたことは色々あるのですが、
講義の中で最も印象に残ったのが、Advocacyというトピック。
Advocacyは擁護や主張、といった意味の英語です。
ハンディキャップを持った子たちが、これから学校や社会に出ていく中で、
教育機関や職場とどう協力体制を作っていくのか、
ハンディキャップを持つ人を守るためにどんな法律があるのかといった内容でしたが、

幼少期や低学年では親がいかに子どもたちの学習権利を守っていくか、
そして大きくなるにつれて子どもたちが自分にとって必要なサポートをしっかり伝えられるようになれるかが大切というお話でした。

自分にとって必要なこと、ほしいことをしっかりと伝えられるようになること

これって、ハンディキャップあるなしに関わらず
自分らしく生きていく、幸せに生きていく上でも
とても大切なことなんじゃないかと思います。

自分はこうなりたい
こうなったら嬉しい
自分はこれが好き、これは苦手

自分の希望や好み、必要としていることを
素直に発していくことで
周りの人も、何かあったときに
そういえばこれ好きだったよね、と思い出してくれたり
何かしてあげたいなというときに助けの手を差し伸べやすくなるのです。

自分のほしいことを伝えるなんて、
わがままって思われないかなと不安になったり
自分の好みや意見をはっきり伝える人に対して、なんだかもやもやしたり
押し付けられているような気持になったり
そんな風に感じる人もいるかもしれません。

でも、自分の意見を言うことって、
人の意見を無視することではないのです。
自分もよいし、相手もよい。
お互いに納得するためにも、それぞれの希望を出すことが
スタートになると思います。

とはいっても、
これまで自分の希望を発する、ということをしてこなかったら
自分の希望や求めていることがよく分からない…
という方もいるかもしれません。

何が好き?
何は嫌?
自分の中で問うということを始めてみてはどうでしょう。

一人ではなんだか分からない
表面的な答えになっている気がする

そんなときは、第三者視点で違った角度から見ると
しっくりくる答えにたどり着くことができます。

あなたに寄り添いながら、
違う視点からあなたの中にある答えを
引き出すお手伝いをするのがコーチングです。

自分が本当は大切にしていることを守っていきたい
そんな方にセッションのご案内をしています。

トライアルセッションのお問い合わせは公式ラインから。





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