『ハッチポッチステーション』の想い出
『ハッチポッチステーション』が再放送されているとは…
「'80年代前後の洋楽好き」という私の音楽的嗜好は、幼少期に観た『ハッチポッチステーション』と「MTK(※)」によって形成されたといっても過言ではない。
※『天才てれびくん』内の音楽コーナー
『ハッチポッチステーション』といえば、出演者のグッチ裕三氏(とパペットたち)が「洋楽のヒットソングを織り交ぜて童謡を歌う」コーナーが、強く印象に残っている。
例を挙げると、以下の通りだ。
『犬のおまわりさん』×『Bohemian Rhapsody』(QUEEN)
『ふしぎなポケット』×『Saturday Night』(Bay City Rollers)
『おはなしゆびさん』×『Detroit Rock City』(KISS)
『やぎさんゆうびん』×『Beat It』(Michael Jackson)
『ハッチポッチステーション』の楽しみ方
私筆者と同世代('90年前後生まれ)で洋楽好きの人は、だいたい以下のようなプロセスを通っている、はずである。
幼少期、番組を観る(洋楽の方は知らなくとも、童謡の方は聴き馴染みがある)
洋楽の原曲を聴く、MVを観る(元ネタを知る)
元ネタを知った上で、番組を観る
元ネタを知った上で観ると、どの曲も細かいところまで忠実に再現している事に気づかされる。
更に、自分の親世代ですら知らない小ネタを見つけた時には、大きな衝撃を受けた。
「大人になる(=様々な素養が身につく)につれて、面白さが分かる」のが『ハッチポッチステーション』の醍醐味ではなかろうか。グッチ氏の思惑通りかも知れないが
今回の再放送は、期間限定で行うのだそう。
著作権だのコンプライアンスだのうるさいだろうが、深夜にでもひっそりと再放送を継続してほしいものだ。
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