見出し画像

3月7日: 物流関連の注目ニュース

BLINK株式会社の浅井です。本日のマガジンでは気になったニュースをまとめていきます。

物流IoTソリューションの機能を強化 バース待ち時間短縮、配車業務効率化も

東芝デジタルソリューションズは、倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite/WES」と倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」の新バージョンを2024年2月16日にリリースした。このアップデートでは、出荷バースの待ち時間を短縮する最適化機能が導入され、ウイングアーク1stの「IKZO Online」との連携により配車業務のデジタル化が進む。LADOCsuite/WESは、東芝の数理最適化技術を活用して出荷遅れを防ぎつつ荷待ち時間を最小限に抑えるバース計画を作成する。LADOCsuite/WMSは、荷主と運送会社間のオンライン接続を実現し、配車や運行管理、連絡業務をデジタルでシームレスに連携させることが可能になり、電話やFAXによる手作業を削減し、効率化を図る。

物流代行「オープンロジ」、コマースプラットフォーム「ecforce」とAPI連携

オープンロジは、物流フルフィルメントプラットフォームを提供し、テクノロジーを活用して物流のネットワーク化とデータを基にしたモノの流れの革新を目指している。このたび、SUPER STUDIOが提供する統合コマースプラットフォーム「ecforce」とのAPI連携を開始したことで、EC/D2Cメーカーの事業成長を物流面から支援する新たなステップを踏み出した。この連携により、受注情報の自動取り込みや倉庫への出庫依頼の自動化が可能になり、物流フルフィルメントサービスの初期費用や固定費をゼロに抑えつつ、従量課金でのサービス利用が実現する。さらに、マーケティングデータと物流データの統合により、サプライチェーンの最適化や事業意思決定への貢献が期待される。

物流施設におけるDX推進実証事業補助金とは 国交省が3月15日まで公募

国土交通省は、物流施設におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進実証事業補助金の公募を行っている。この補助金は、物流施設の自動化、機械化、デジタル化を進める取り組みを支援することを目的としており、2024年3月15日まで申請を受け付けている。補助金の対象となるのは、物流施設を保有・使用する物流関係事業者であり、トラックドライバーの荷待ち・荷役時間の削減や施設の省人化を図るためのシステム構築・連携と自動化・機械化機器の導入が支援される。具体的には、トラック予約受付システムやAIカメラシステム、伝票電子化システムの連携による荷待ち時間の解消や、無人搬送車による迅速なパレット準備などが想定されている。政府はこの事業に15億円を計上しており、補助率は1/2で、システム構築・連携には最大2500万円、DX機器導入には最大1億1500万円の補助が提供される。

日本GLP・モノフル・+A/ハードとソフト融合し2024年問題対策支援 - LNEWS

日本GLPは、グループ会社のモノフル、プラスオートメーション(+A)と共に、2024年問題対策への取り組みを発表した。この取り組みは、物流施設の開発、バース予約システムの提供、物流ロボットのサブスクリプションサービスを通じて、物流業界の課題解決を目指すものである。具体的には、大都市圏から片道4時間圏内に中継拠点となる施設開発を進め、庫内作業効率化や輸配送の問い合わせ対応など、ハードとソフトの両面からサポートを提供する。また、モノフルは「トラック簿」を通じて荷待ち・荷役時間の削減に貢献し、+AはRaaS(Robotics as a Service)を用いた物流施設の自動化を推進している。これらの取り組みを通じて、日本GLPは物流業界の課題解決に貢献し、2024年問題への対応を強化していく方針である。

リコー/4月1日付組織変更、サプライチェーン機能統括部を新設 - LNEWS

リコーは、2024年4月1日付での組織変更を発表し、サプライチェーン機能統括部を新設することを明らかにした。この新設部門は、プロフェッショナルサービス部SCM統括センター、品質統括センター、関節材購買センター、購買統括室を第二階層組織として統合し、購買統括センターも新たに設立される。これにより、リコーはサプライチェーンの機能を強化し、組織の効率化を図る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?