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物流情報マガジン 12月23日: ニュースまとめ

BLINK株式会社の浅井です。本日のマガジンでは気になったニュースをまとめていきます。

サプライチェーンに必要な回復力、実現は困難か

 今年はパンデミックの影響で物流サプライチェーンの脆弱性が一面を飾ったことが多々ありました。現代のサプライチェーンは極めて複雑なオペレーションが網目のように張り巡らされています。急激な需要減衰や労働力人口の減少が起こった後に、在宅勤務向け製品など、以前とは異なった形での需要回復がおこったことでサプライチェーンに混乱をきたしています。
また、物流が止まりつつあるなかで企業は対策として過剰注文や備蓄を行う手段に出たため、サプライチェーンの混乱に拍車をかける形となってしまいました。
その他にも、半導体といった現代産業に必須の部品の生産がごく一部の国に偏っていることも、このパンデミックで浮き彫りになったことです。先進諸国が半導体の内製化を目指す動きもありますが、コスト面や技術・ノウハウの不足などから実現が疑問視されています。世界的な徹底した分業をもたらしたグローバリゼーションの流れに逆らう動きであり、すぐに重要部品を内製化することは極めて困難であるといえるでしょう。

JD Logistics joins hands with Guangzhou Huadu District for “last-mile” delivery

 中国EC第2位の「JD.com」が中国花都区にて配送ロボットのサービスを開始することを発表しました。また、花都区は2023年までに時速150キロで走行する自動運転車のデモを行う計画を示しています。自動運転車や配送ロボットの発展は、技術や運用面において密接につながっているので、中国EC大手の今後の動きを注視しておきたいと思います。


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