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就労支援B型事業所ひかりの森さんにて、グラマの体験イベントを実施しました

こんにちは!ビーラインドプロジェクトです。
私たちは、社会に「#見ても見なくても見えなくても楽しめる」ものを増やすべく活動している大学生団体です。
(ビーラインドプロジェクトについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。https://note.com/blinedproject/n/n0c07e018d816)


今回の記事では、5月31日に埼玉県の就労支援B型事業所ひかりの森さん(http://npo-hikarinomori.com/)にご協力を頂き実施したグラマ体験会の様子をお届けいたします。


まずはボードゲーム「グラマ」について簡単にご紹介をさせて頂いた後、今回の体験会の実施背景や当日の内容についてレポートします。

グラマとは?

まず、私たちが開発したボードゲーム「グラマ」についてご紹介いたします。
ボードゲーム「グラマ」は、「#見ても見なくても見えなくても楽しめる」ボードゲームです。日頃あまり意識することのない「重さの感覚」と参加者同士の「コミュニケーション」、そして「想像力」を使って遊ぶゲームとなっています。

「グラマ」は4人1組で遊び、全員で「成功」を目指す協力型のゲームです。それぞれ違う重さの巾着袋を配られた4人のプレイヤーが、手持ちの巾着袋の重さを「あるルール」に沿って互いに伝えあいながら、巾着袋の中の重りの数を調整し、全員の巾着袋の重さが同じになるように調整していきます。

最終的に、全員の巾着袋を「天秤」に載せ、「せーのっ!」の掛け声で一斉に天秤から手を離し、天秤が釣り合えば見事成功!巾着袋の重さがばらばらになっており、「ガシャーン!」と天秤が崩れてしまえば失敗です。
ボードゲーム「グラマ」のルールについて、詳しくはこちらの動画をご覧ください。


今回の体験会の背景

今回の体験会は、ひかりの森の管理者の中村さんから、一通のメールを頂いたことからはじまりました。

体験会を実施するに至った背景について、ひかりの森の管理者の中村さんは、以下の様に教えてくれました。

休憩時間中のコミュニケーションはあるものの、やはり就労支援事業所の「働く場」としての特性上、普段は黙々とそれぞれの作業に集中して取り組んでいる現状があります。
この状況の中、職場をさらに明るく楽しい場にしていきたいと考え、月に1回か2回、お楽しみ会のようなものを開催していきたいと構想していました。そんな時、インターネットでビーラインドプロジェクトの活動を知り、まずはお試しで体験会を開催してみようと考え今回の実施に至りました。

ひかりの森 中村さん

中村さんの思いに共感し、私たちも何か力になりたいと感じ、ぜひ参加者の皆さんにグラマを十分に楽しんで頂こうという意気込みを持って当日の体験会に臨みました。

当日の体験会の様子

当日の1時間の体験会では、まず初めに基本的なグラマのルール説明などをした後、「緊張の度合い」「興奮の度合い」「達成したい目標の大きさの度合い」という3つのテーマでグラマの体験を楽しんでいただきました。


ひかりの森さんでの体験会の様子。利用者の皆さんや職員の皆さんに集まっていただき、グラマの体験会を実施しました。袋の重さを確かめている参加者の方の様子。


例えば、昔好きだったアイドルの話で盛り上がっていたり、趣味のクラシック音楽の話を他の人に共有されていたり、「たまご焼きを綺麗に作れた時の嬉しさの度合い」などの日常の些細な出来事をお話されていたり……。

和気あいあいとした雰囲気の中、グラマのプレイを通して、参加者の皆さんが対話を楽しまれている様子を感じることができて、とても嬉しく思いました。


写真は、手持ちの袋を交換している参加者の皆さんの様子。


1時間のグラマ体験が終了した後、参加いただいた皆さんにゲームの感想をお聞きしました。

「達成したい目標の大きさの度合い」というテーマでゲームを行った際には、自分のグループは「ダイエットを成功させて、ベルトの穴1つ分痩せる!」という目標を基準にして重さを調整していきました笑。(感覚や感情の度合いをテーマにしてゲームをプレイする際は、)それぞれの重さのイメージが違っているため、それを話し合いながらはっきりさせていくのが面白かったです。

体験イベントの参加者の方の言葉

他にも、会の終了後に「グラマをまた体験したいと思った場合、どこで体験できますか」というご質問をしてくださった方もいるなど、皆さんの感想をお聞きする中で体験会を楽しんで頂くことができたことを実感しました。

就労支援事業所でのお楽しみ会という形での体験会はほとんど初めての経験であり、初めは皆さんに楽しんで頂くことができるか不安なところもありましたが、終始皆さんに温かく迎えて頂き楽しく会を進行することができ、とても充実した時間を過ごすことができました。

全体の解散後には、中村さんに、今回体験会を実施してみての感想を伺いました。非常にやりがいを感じる会となり、今後もこのような形でのグラマの体験会を実施していきたいと思いました。

体験会後の利用者さんからの感想でもポジティブな内容が多かったように、体験会を楽しんで頂けたのかなと思います。

実を言うと、初めにグラマの体験会の案内をしたときは、「参加するのどうしようかな…」と迷っていらっしゃる方や参加にあまり乗り気ではない方もいらっしゃいました。しかし、本日の様子を見てみると、そのような方々も笑顔で体験会を楽しむことができていたように思います。

いつもは話さない人同士の間でもコミュニケーションが生まれ、仲間意識ができ、少し気難しいような人も笑顔で楽しむことができていた今回の体験会は、個人的には120点をつけられるものだったなと思います。

ひかりの森 中村さん


グラマを使った体験イベントの今後の展開について

今回の記事では、ひかりの森さんにて開催させて頂いたグラマ体験会の様子をお届けしました。

今回得た気づきや頂いたご感想を生かし、今後のイベント内容をさらに楽しいものにしていきたいと思います!

ビーラインドプロジェクトではグラマを使った体験会やイベント開催のご相談をいつでもお待ちしております。

ご興味がありましたら、ぜひ一度以下のメールアドレスまでご連絡下さい!
ビーラインドプロジェクトのメールアドレス:
bliendproject@gmail.com


また、2023年6月24日(土)には、東京・渋谷にて「くらがりグラマ」というイベントを開催いたします。
グラマにご興味を持ってくださった方は、ぜひ一度グラマを体験しに来てください!
こちらのイベント「くらがりグラマ」では、落ち着いた雰囲気の中、参加者の皆さんにお互いとの「対話」を十分に楽しんで頂く内容となっております。
「くらがりグラマ」の詳細は、以下のURLからご確認下さい!

くらがりグラマの参加お申込みフォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwmo8I8ccQHJL7VxWYZ0kr9q5gWolvqiNcLEcVknbjJi2BUA/viewform

くらがりグラマの詳細ページ:
https://note.com/blinedproject/n/n220d26117e9a

最後に

今回の記事を読んで頂きありがとうございました!
本記事を通して、ビーラインドプロジェクトの活動にご興味を持っていただけますととても嬉しいです!
記事の内容は以上になります!最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次回の記事もお楽しみに!

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