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キャスティングについて

バス釣りを始めて半年くらい経った頃、壁にぶち当たって挫折したことがあった。
当時リールとロッドは17バスワンxtを使用。20から30クラスのバスをちょこちょこ釣れるようになっていた頃。とりあえず遠くに投げてズル引くか水面付近を巻いてくるかという二択。

そうしているうちに少しずつバスの習性を理解してきて、狙いたいポイントが出てきた。しかし、全くポイントにキャストできず、ミスキャストで荒らして終わり。もしくは迫り出している木の枝にひっかけたり、藪にルアーを突っ込んだり。

なんとなくやっていたキャスティング。投げ方はもちろん、ロッドやリールについても1から見直すハメとなりました。

ここで参考になったのはYouTube。ベイトキャスティングの動画は数え切れないほどあり、とにかく動画を漁って真似してみた。

ところが真似すらできなかった。
ルアーが飛ばない。正確には前に飛ばない。前に飛ばそうと前に竿を振ると全く違う方向へもの凄い勢いで飛んでいく。

これは竿の反発、しなりを利用することを理解してなんとか解決。しかも、バックラッシュも激減。オーバーヘッドキャストとサイドハンドキャストはなんとか形になった。

だが、狙ったところにキャストできず、数ヶ月ひたすら竿を振り続けた。

そして、オーバーヘッドキャスト、サイドハンドキャストの次にフリップキャストを練習していた時に突然、キャストコントロールの仕方を掴むのである。

ルアーを投げる際に自分は力を前に押し出すように竿を振っていた。フリップキャストでそれをしてしまうとルアーは空高く天を仰ぐ。
感覚的に行っていた、前に押し出す動作をぐっと抑えて、下に振った竿を止めるようにすると見事に前に低弾道でルアーが飛んだのである。

これまで力を入れすぎていた自分のキャスト。その癖を矯正するのに2ヶ月ほど要し、少しずつキャストコントロールが定まってきたのを実感した。

そして、ロッドのしなりを活かしたキャストが様になってきた頃、遠心力を活かしたキャストを知ることになる。 

遠心力を使うキャストは比較的早くコツを掴めた。ちょい硬めのロッドで軽量ルアーを投げるのに都合よく、使い勝手がいいので習得しておいて損はないと思う。

最後に。
今、自分の中で最も使用頻度が高いのはスパイラルキャスト。
飛距離が稼ぎやすいこと。
低弾道で投げやすいこと。
遠心力としなりの割合を調整できるのでルアーにあったキャストがしやすいこと。
などが理由で最終的に自分のスタイルに合っていると感じている。ずっとスパイラルキャストしてるから慣れてるしね。



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