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ライン論争

バス釣りをするにあたって必ずと言っていいほど問題となるライン論争。
ナイロンか、フロロカーボンか。
今回、PEについては外してお話しようと思います。

まず、何故ナイロンとフロロのライン論争が度々勃発するのかという理由について。
①バスプロ(バス釣りに影響力がある人)による使用ラインを推奨する言葉の発信。
これはYouTubeやSNSで数え切れない程、確認できる。
「ナイロンでなければいけない」
「フロロ以外考えられない」等、
それぞれの見解を述べている動画にバサーが振り回され、混乱を招いていると考えられる。
②ナイロンとフロロの違いは単純に素材としての性質だけでは語れないこと。
これはナイロン、フロロ共に様々な製品が各メーカーから販売されているが、同じナイロンでもメーカーや商品によって性能に大きな差があり、素材としての特徴がそのまま当てはまらないものもあるということ。
また、素材の特性や特徴、製品の性能等は数値化されたデータも存在しているケースがあるが個人的な主観による部分も多く、情報の信憑性には注意が必要である。

③どちらもメリットとデメリットがあり、どちらが良いかどうかをバス釣りにおいて決定することはできないこと。
これはナイロンやフロロのメリットはそのままデメリットになる場合もあることや、バサーのレベル、知識、テクニックによって左右される部分もあるためである。

以上の理由からナイロンとフロロの論争は続いていくものと予想できる。

しかし、まぁ、、、

結局のところ、ナイロンでもフロロでもバスは釣れます。やり方次第でどちらでも対応可能です。
もちろんそれぞれのラインでできることは変わりますが、それによって釣果にどの程度影響があるのかは数値や計算では導けません。

自分はナイロンとフロロを両方使います。
正確にはPEのロングリーダーでナイロンとフロロを準備して使い分けています。
ナイロンとフロロでは全く使用感は違うもののどちらかに固定して使う必要性は全く感じません。自分はバスプロでもなければ、初心者でもなく、知識や技術だって平々凡々、お金だってそんなにありません。
一般バサーとしての感想です。

もちろん素材の特徴は押さえつつ、自分の中で解釈して最良の選択をしているつもり。

ラインを薦めるなら最初はどちらでもいいと答えます。そして、いずれ両方をじっくり使ってみて違いを理解した上で再度考えてみたら自分なりの答えに辿り着くと答えます。

自分のレベルも上がれば使う釣具も変わるというもの。周りに振り回されることなく、自分の意思を信じていってくれればいいと思います。

この論争、時に研究したくなる話題であり、時に落とし所のない喧嘩となったり、時に絶対的な答えを求めたりするものだけど、終わる事はない。この世に万能なラインはないし、万能なアングラーもいない。

自分が信じれるのは最終的には自分だけなのである。


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