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イギリス・ロンドンのフレグランスブランド〈Earl of East〉のワークショップに参加してきました。

こんにちは、ブリンクベースの田代です。

先日CUBITTSのフェアの際にお世話になりました新宿御苑にお店を構えるライフスタイルショップ「Parker」さんで開催されました〈Earl of East〉のワークショップに参加させてもらいました。

Earl of Eastは、2014年にNiko DafkosとPaul Firminによって設立されたイギリスのフレグランスブランドです。 「旅と記憶」をテーマに様々なプロダクトをロンドンのアトリエで製作しています。 キャンドルは化学調香料を一切使用していない100%大豆由来のソイワックスから作られ、芯には天然コットンを、瓶は薬剤師が使用している綺麗なアンバー色のJarを使用しており、身体や環境にも配慮された素材を使用されております。

NikoとPaulは元々は別々の会社で正社員として働きながら、趣味の一貫としてキャンドル作りをして、それらをマーケットなどで販売をしていましたが、その後Earl of Eastを正式に立ち上げました。

現在はロンドンのアトリエでプロダクトを制作するだけでなく、ワークショップを開催しており、今回彼らの来日に合わせて馴染みの深い新宿御苑のParkerさんで出張ワークショップを開くにあたりお誘いいただきました。

Earl of Eastはブリンクベースでも取り扱いがありますので、是非少しでも彼らのキャンドル作りをお届けできたらと思います。

ワークショップの様子

まずワークショップスペースはこちら!それぞれの席にトレイが用意されており、いきなりキャンドル作りがスタートするのかと思いきや、面白いのがまずディスカッションから始まるんです。

参加者同士の好きな香りのディスカッションや香りの感じ方を比べるテストなど、香りについての知識などについても学ぶことができるだけではなく、香りとは鼻で感じるだけではない、ブランドのコンセプトにもあるように、香りは記憶を介在させるものだと彼らは言います。

香りのテスト試験紙

そんなディスカッションを重ね、ようやく自分がどの香りをベースにキャンドルを作っていくかを決めました。

floral、fresh、oriental、woodyの4種類から選ぶのですが、本当はwoodyにしようかと思ったのですが、結構woodyを選択した方がいたので、柄にもなくfloralを選択しました笑。

ただしキットの中に付属されているオイル自体はみんなと分け合って良い、ということだったので、実際に作ったキャンドルにはwoodyもorientalもfreshも全て入れられました。

キャンドルキット

キットは開けるとこんな感じ。

キャンドル作成キット(ソイワックス、ビーカー、オイル、ジャーなど)

なんでしょうね、なんでもそうなのですが、この箱を開ける瞬間ってとても高揚しますよね。袋にソイワックス、調合用のビーカー、香りのオイル2つ、ブレンダー、木バサミ、ジャーが入っていて、全て順番で使っていきます。

ソイワックスを溶かす前の粒

まずはソイワックスを溶かす工程、ビーカーに目一杯入れて、彼らが用意した鍋の中で溶かしていきます。

溶けるとこんなか感じです。バターのように熱を加えると固形から液体に変化しまして、キャンドルにする際は65度が適しているようです。

ソイワックスを溶かす工程

溶かしている間にみんなはオイルの調合の工程へ移ります。

これが難しい!!ここで最初にディスカッションをした理由がわかりました。
自分がどのような香りが好きで、どのような香りのキャンドルを作りたいか、そういったことをイメージできていないとオイルの調合にゴールがなくなってしまうんですよね、、。

イメージしたことやワードを意識しながら、「もう少しこれが欲しい」などと試行錯誤してついにフィニッシュ!

調合オイル

今回のワークショップ用に作ってくれたラベルをジャーに貼っていきます。

今回のワークショップ限定ラベル

こんな感じです。限定感あっていいですねぇ。徐々にいつも見ているEarl of Eastのキャンドルに近づいていく感じがとてもワクワクします、、。

あっという間にソイワックスが溶けて適温となりました!

ここからは順序良く!

①オイルを溶けたソイワックスの中に入れる!

②左に20回、右に20回混ぜる!

③ジャーに移して、木バサミで芯を真っ直ぐに固定する!

お疲れ様でした、あとは待つのみで完成です!

彼らは本も出版してまして、キャンドル作りなどもここか学ぶことができるようです。彼らのフレグランスに対する熱量は凄まじく、香りというものの楽しさや深さを身をもって感じることができました。

これから香りを感じるときに直感的でなく、言語化したり、イメージしたりなど、香りへの向き合い方さえも考えさせられるワークショップでとても良い経験でした。

最後にNikoとPaulと写真撮らせてもらいました!

ちなみにかけてる眼鏡はCUBITTSとのこと、CUBITTSの測定室ではEarl of Eastのフレグランスが使われているらしいですよ!

また今回作りましたキャンドルはブリンクベースで使わせてもらっています!
初めて作ったものですが、個人的にはとてもお気に入りの香りになりましたので眼鏡のメンテナンスがてら、良かったらキャンドルの香りを感じにいらしてください!

今回作成したキャンドル

text:Junichi Tashiro