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ひとり親家庭の球児支援「DREAM BRIDGE」について

皆様、こんにちは。NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)代表の岡田です。久しぶりの更新となります。

今回は、BLFが実施している「DREAM BRIDGE」というプロジェクトについて書かせていただきます。

DREAM BRIDGEは、「野球が大好きな球児がこれからも野球を続けられるように」というプロ野球選手の思いから発足した、ひとり親家庭の球児に新品の野球用具を寄贈するプロジェクトです。

BLFは野球振興を目的とした団体ではないのですが、野球用具を寄贈することによって「夢を追いかけること」「諦めないこと」の大切さを伝えること、また、スポーツ人口を増やすことで地域の発展や活性化を目指すことを目的に、この取り組みを始めることにしました。

きっかけとなったのは、福岡ソフトバンクホークスの和田毅選手の言葉でした。「たくさんのサラリーを受け取っているプロ野球選手は野球用品に困ることはなく、一方で野球が大好きで続けたいのに続けられない子供たちがいる。その現実から目を背けたくない。野球が大好きな子供たちに野球を続けてもらいたい、夢を諦めてほしくない」そんな思いをお聞きし、一緒にこのプロジェクトを立ち上げることにしたのです。

このプロジェクトでは、オンラインでエントリー後、「野球を通じて叶えたい夢」をテーマに子どもたちに作文を書いてもらいます。プロ野球選手・OBを含む選考委員20名が投票を行い、票の多かった球児にプロ契約メーカーの新品用具を一式寄贈します。

初年度の2020年は香川県の奥本貫志くん(当時小5)と愛知県の松井全くん(当時中1)を、2年目となる昨年は福岡県の吉冨良幸くん(当時中1)北海道の後藤宗一郎くん(当時小5)福井県の大木元琥牙くん(当時小4)の3名を支援させていただきました。その中から、後藤くんと大木元くんの写真とコメントを紹介します。

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「たくさん野球用品をプレゼントしてもらいすごくうれしかったです。ありがとうございました。SSKからのバットやグローブ、バッテ、アディダスからのスパイク、上着、リュック、全部かっこよくて、体を大きくして早く硬式野球をやりたいと思いました。和田投手からのサインは一生の宝物です。
ぼくも大人になったら寄付や支援をして、みんなに野球の楽しさを伝えていけるようになりたいです」(後藤くん)

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「選んでくれてありがとうございました。とても嬉しくて、涙が出ました。監督やチームの人もすごく喜んでくれて、届くのを楽しみにしてくれていました。良いチームで、野球が出来て良かったなぁとますます思いました。どれも本当に使いやすくて気持ち良いです。今は雪で外で練習出来ないけど、思いっ切り野球ができるのをすごく楽しみにしています。和田選手は、ワクチンの支援をしたり、僕達に支援してくれたり、本当に凄いなと思いました。僕も誰かの力になれる大人になりたいです」(大木元くん)

二人が「大人になったら寄付や支援をして、みんなに野球の楽しさを伝えていけるようになりたい」「僕も誰かの力になれる大人になりたい」と言ってくれていることが、このプロジェクトの大きな意義だと感じ、プロジェクトを運営する側としてとても嬉しくなりました。

今年から応募条件を広くし、支援内容も少し改訂して、より多くの子どもたちを支援できる形でプロジェクトを継続する予定です。このプロジェクトでは子どもたちの用具購入費に充てる寄付を募っておりますので、ご協力いただける方はぜひ下記リンクよりお願いできれば幸いです。





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