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法人化への道のり その1:収支管理の重要性

さて、この度は個人事業主から法人化への道のりをまとめることにしました。
最後に合体させようと思っているのですが、タイトルは

「個人事業主から法人化への道:知っておくべき5つのポイント」

です。
まず第一弾として、収支管理の重要性をまとめたいと思います。

なぜいきなり収支管理??と言いますと、個人事業主でも法人でも収支管理が非常に大切だからです。
仕訳といった会計処理は追って記事にしますが、まずは収支管理をきちんとできるようにしましょう。


まずは個人事業主と法人とで、お金に関わるところの違いを簡単に説明していきます。

個人事業主と法人のお金に関わるところの違い

  1. 帳簿の種類と記載方法

    • 個人事業主は青色申告の場合は複式簿記、白色申告の場合は単式簿記で帳簿をつける

    • 法人は複式簿記で会計帳簿をつけ、財務諸表を作成する義務がある

  2. 税金の申告

    • 個人事業主は確定申告を行う

    • 法人は法人税の申告を行う

  3. 支払う税金の種類

    • 個人事業主は所得税を納める

    • 法人は法人税、法人事業税、法人住民税を納める

    • 課税事業者の場合、個人事業主、法人ともに消費税を納める

  4. お金の管理の目的

    • 個人事業:自分の収入を把握し、税金を計算するため

    • 法人:会社の財政状態を正確に把握するため

  5. 管理する範囲

    • 個人事業:事業に関係する収入と支出

    • 法人:会社全体の収入と支出、さらに細かい部分まで

要するに、法人のほうがより細かくお金の管理をする必要があります。
初めは難しく感じるかもしれませんが、専門家のアドバイスを受けたり、適切なソフトを使用したりすることで、効率的に管理できるようになります。
どちらの形態を選ぶにせよ、きちんとしたお金の管理は事業の成功に欠かせません。

それでは、収支管理がきちんとできていないと、何が起きる可能性があるのでしょうか?

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