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2024年6月22日山羊座満月*精神性が壊れるときに

夏至を越えて2024年の下半期に入りました。
ユニバーサルマンス5のエネルギーで変動しやすい6月ですが、7月に向けて物事の展開が早いですね。

遅くなりましたが、今回の記事は22日の満月についてです。
22日は過ぎてしまいましたが、満月の影響は約2週間ほどありますので、何かしらは参考になるかもしれません。


注目の人&出来事

【1】

北の王子様については、別記事(2024年夏至)のほうに書きました。
まだアップできていませんので、もう少々お待ちください。

【2】

ネタニヤフ氏は18日の動画声明で、バイデン政権が過去数カ月にわたってイスラエル向けの武器弾薬供給の一部を停止しているのは「あり得ない」とブリンケン米国務長官に伝えたと明らかにした。

ことの起こりは、ネタニヤフ氏が動画で「(アメリカが)武器弾薬供給の一部を停止している」ことを非難したから、ということですが、まー、どちらも狐狸ですから次の出方のための茶番の可能性もありますよ。

と言っているうちに出て来ましたよ。(2024年6月22日付け)

ほらね。昨日の今日ですよ。

*****


データバンクにあったネタニヤフ氏のホロスコープを見ると、ネイタルの乙女座土星とトランシット魚座土星がオポジションで、アセンダントにくっついている射手座金星とでTスクエア。
ディセンダントも加味すればグランドクロスになります。


ハマスの計画を知っていたのに知らないふりをしていた2023年10月7日頃は、土星は逆行中で魚座1度にいました。
闘争心をかきたてる火星は天秤座26度にいて、ネイタルの太陽(天秤座27度)とコンジャンクションでした。
また、10月14日の金環日食(天秤座21度)と南ノード(天秤座25度)が、ネイタル太陽にコンジャンクションでした。


聖書のアマレクを引用したのは、10月末でした。
あの頃は、「世論なんてどうにも丸め込める」という感じだったんでしょう。

サムエル記上15章3節
今、行ってアマレクを撃ち、そのすべての持ち物を滅ぼしつくせ。
彼らをゆるすな。男も女も、幼な子も乳飲み子も、牛も羊も、らくだも、ろばも皆、殺せ。


ちょうど半年前の山羊座の新月(山羊座20度)の日、オランダのハーグにある国際司法裁判所(ICJ)は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への軍事攻撃が「ジェノサイド」にあたるとして、南アフリカが起こした訴訟の審理を開始したのです。

そして5月24日に、ハーグ裁判所は暫定措置としてガザ南部ラファでの軍事作戦の即時停止などを命じました。
しかし、ハーグ裁判所にも止められず今に至るわけですが。


上のチャートをもう一度見ると、ノードリターンが起きていました。
ちょうど今年4月8日の皆既日食(牡羊座19度)の時で、ネイタル月(天秤座19度)とオポジションでした。

ノードリターンは18年毎に起きますが、ノードリターンのタイミングで自分の将来について考えたり、決断を迫られるようなことが起きたりします。


メディアでは8日に、「ラファにイスラエル軍が侵攻する日程は決定している」と発表がありましたが、ネタニヤフ氏一身上の決断もあったかもです。



今回の満月の特徴

太陽は蟹座1度。蟹座に3天体入り、蟹座の意識が強く出ます。
蟹座の意識は、防御、保護。愛国心。
また蟹座は、共同体やナショナリズムにも結び付きます。
家庭はいちばん小さな共同体です。


月は山羊座1度で向かい合い、太陽がいる蟹座のルーラーは月なので、エネルギー交流はスムーズです。
OOBなのでスーパームーンですね。


満月の影響は次の新月(7月6日)までの約2週間ですが、その間に「社会と個人」「仕事と家庭」「公と私」「理性と本能」「冷静と情熱」のような対立事項に注意が向けられるでしょう。

そのバランスを取るように働きかけてくる満月なので、お互いになくてはならないハードウェアとソフトウェアのような感じです。

月が山羊座にあるので、ルーラーの土星も働きます。
土星は秩序や規則を好みます。
「社会と個人」「仕事と家庭」「公と私」のように、これらを繋いだり、切り離したりするのが秩序や規則ですね。

土星は、地に足をつけているようにと私たちを諭すかもしれません。
責任感や達成感を強めるのも土星なので、自分の不甲斐なさに落ち込んだり、周囲との関係によるプレシャーも強まりそう

蟹座は、愛国心、ナショナリズムとも結びつくので、良い展開になればいいのですが、極端な動きも起きてきます。
また共同体に従うべきという強迫観念も出てくるでしょう。

*****


6月22日満月図


満月に対して、魚座29度の海王星がスクエアにTスクエアを形成します。

海王星スクエアは、いい意味ではファンタジー要素がある幻想的なエネルギーを醸し出すでしょう。
イメージを膨らませることが出来、創作活動には良いエネルギーです。

最近の芸能界や映画スターなどよく知らないですが、注目を集める作品やイベントがありそうです。

逆は、混乱や欺瞞、詐欺、スキャンダルなどが挙げられます。
煙に巻かれる感じ。

国家全体が混乱する場合もあるでしょう。


イスラエルとヒズボラ(レバノン)の本格的な開戦が近そうです。


海王星スクエアでは、洪水や水害のような水に関することも懸念されます。

液体や薬の影響もあると思うので、飲酒やクスリの服用はじゅうぶんにお気をつけください。
広告には注意ですね。虚偽広告多いですし。


また冥王星(水瓶座1度)がクインカンクスになるため、権力の乱用(モラハラとか含む)やバイオレンスモードになることもありそう。
危機的状況を招きやすいかもしれません。

気になるのはガザ地区はじめ、レバノンやイエメンですが、逆にこれらの紛争によって、アジアで「第二のウクライナ」候補が絞られる日も近そうです。


イエメンへの外務省渡航勧告ーいかなる目的でも避けるべき|ARAB NEWS


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サビアンシンボル

山羊座2度「3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している 」

ステンドグラスの窓といえば、教会をイメージしますね。
その教会の窓が爆撃で破損しているというのは、戦争を意味しているのですが、「3」はキリスト教では神聖なる数としています。

聖書に3が出てくる時は、回数や日数ではなく、神聖さを強調していると思ってください。
キリスト教に限らず、数として「3」自体が重要ですが。

戦争で教会が爆撃目標となった場合は、単に宗教施設を破壊する以上の意味があり、その国の文化やアイデンティティを踏みにじるためでした。
現代では戦争に限らず教会が放火される事件がフランスとカナダで増えています。(これは宗教改革を再燃させようとする動きと思います)


第二次世界大戦で破壊されたケルン大聖堂


教会建築の基本は人間の体の構造を写したものでした。(今は違う教会も多いようです)
それは肉体そのものというよりも、器である肉体の中にある精神性を現したものです。

***

このひとつ前の山羊座1度が、今回の満月の度数で「インディアンの酋長が、集まった部族から自らの力の承認を求める」というサビアンシンボルです。

サビアンシンボルの製作者は、インディアン=地に足をつけている人と捉えていたようです。そして酋長なので組織のリーダーですね。
その酋長と教会の窓の破壊がうまく繋がらないですが、さらにその1度前の射手座30度のサビアン「法王」との比較から察することが出来ます。

法王はキリスト教組織のリーダーで、先に述べたように教会は精神性です。
対するインディアンの酋長とは、現実的な考えと生き方をする人。
酋長は自分の力の証明として教会の窓を砕いたのかもしれませんし、砕いたのは自らの精神性だったかもしれません。


ガザ・爆撃を受けたモスク


私的には、酋長を皇帝や王様として比較したほうがわかりやすいです。
祈る人と戦う人。
現実的な考えや生き方を重視する人には、宗教や祈りは何の意味もない。
(しかし、インディアンは信仰はあったでしょう。)

私は、祈りは宗教に関係なく、人間の自然な行為だと思っています。
私利私欲にまみれて祈願するのは論外ですが。

***

このサビアンの意図は、集団の中で起きる暴力的な事柄(戦争やいじめやハラスメント)で、傷ついたり、失ったりした精神性を示唆していると思います。

なぜそんなことが出来るのかと人間性が疑われるような出来事が、ガザではない日本でも頻繁に起きていますね。
そこに欠けているのは、他者を思いやる心や未来を予測する(想像)力です。

「これをしたらどうなるか」を少し先のことも予測できないから、少女をリンチしたり、雪の中や橋の上に置き去りにして死なせてしまう。
邪魔だから、小言ばかり言われるから、親も子もみんな殺してしまえばいいとなるわけですよね。そうやって人類すべてが死んでしまうまで。


自分の精神性が傷ついていることに気がついている人は、気づいていない人より幸いでしょう。修復に向かっていくことが出来ます。

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どうやって精神性を修復するのか・・・

個人的な観点ではなく、全体像に目を向ける、集合的な見方をするとよいそうです。
そのためには最も信頼できる共同体に参加し、その共同体に貢献して居場所を作ることだとか。

全体像を知るのは大切なことだと思いますが、共同体に貢献することがすなわち精神性の修復となるかは、塔の上のおばんツェルを自認する私(社会と接点がない)にはピンときませんでした(苦笑)


でも、依存症の自助グループの取り組みのように、集団の中で自己認識を深め、様々な出会いが狭まった思考を広げ、精神性の修復に効果があることでしょう。
新しい希望も生まれます。




日本の満月図

日本の場合は太陽(政府)が10ハウス、月(国民)は国土の4ハウス。
海王星は7ハウスでスクエア、冥王星は5ハウスでクインカンクスです。

アセンダントのルーラー水星が、MCと10ハウスのルーラーになっています。ことの始まりを司る水星は、太陽と金星とコンジャンクション。
またMC軸にコンジャンクションしている木星は、ICと4ハウスのルーラーです。

国や社会と、個人(私人)の関りや隔たりに目が行きそうですね。
国内や生活において外国の影響を強く感じそうです。

ちょうど今、天皇陛下がイギリスを公式訪問されていますが、日本と英国のつながりを知らない若い方達は驚くかもしれません。
なんと7日間というのには、私もびっくりでしたが。

<主張>英国ご訪問 親善のお務め感謝したい 社説 - 産経ニュース (sankei.com)

公式訪問ですから、勲章の交換もありそう。
西欧の歴史では、勲章交換するのは公式訪問のマナーでした。
(バッヂ交換よね~)


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7ハウス海王星は、外交問題で不明瞭なことがあることを示唆します。

先だってイタリアで開催されたG7サミットでは、福島原発の処理水の海洋放出について支持が得られたそうですが・・・。
G7、処理水放出を支持 「安全で透明性高い」―首脳声明:時事ドットコム (jiji.com)

日・ウクライナ首脳が会談、10年間の安全保障協定に署名 | ロイター (reuters.com)

ゼレンスキー氏のXへの投稿によると、2024年に日本はウクライナに45億ドルを提供するほか、協定に基づき支援を継続する。
この協定には安全保障および防衛面での支援、人道援助、技術および資金協力が想定されているとした。

岸田文雄首相、ウクライナ・ゼレンスキー大統領に電力追加支援表明 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

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日本、ロシアのウクライナ戦争支援を理由に中国企業への貿易制限を発動|ARAB NEWS

新たな制裁は、インド、カザフスタン、ウズベキスタンの企業も対象としている。
日本の外務省によれば、日本がウクライナ戦争に関連して中国に拠点を置く企業に制裁を課すのは初めてのことだという。
対象となる企業には、ロシアの無人機にマイクロチップを提供していた香港のアジア・パシフィック・リンクス社や、中国の易瑞發電子有限公司が含まれる。

何をいまさら・・・と思ったら、アメリカに追随したのですね。
「米国は先週、モスクワに半導体を販売している中国企業をターゲットにするなど、対ロシア制裁を拡大した」と記事中にありました。

自分で自分の首を絞める政府。
これがそのうちにブーメランになるでしょう。

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また5ハウスの冥王星は、太陽とクインカンクス、月とセミセキスタイル。
マイナーながらもハードアスペクトなので、影響は大きそう。
蟹座の季節ということを考えると、安全が脅かされたり、危機感を煽られる出来事があるのかな。

憲法改正を望んでいる国民はわずか。
しかし、憲法改正したい政府。何のために?


国民のほとんどが憲法改正が必要だと支持するような、アクションが必要となります。
北の国からミサイルプレゼンツも国民に見破られてしまったから、次はもっとビビらせるようなことが起きる(起こす)かもしれません。
そして、なし崩し的に。

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5ハウスは、レジャーや娯楽、または投機や投票もテーマになります。
たとえば東京都知事選では50人以上が立候補しているとのことですが、選挙ポスターも話題になっていますね。

選挙ポスターに全裸に近い女性の画像 警視庁が候補者に警告 東京都知事選挙 | NHK | 選挙

「ほぼ全裸の女性」「立候補しない格闘家」「犬」異色ポスター続々掲出 都知事選告示で話題 - 社会 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)



50人超のポスターの中で目立つには、女性の裸体に勝るものナシではありますが。目立ってナンボの選挙とは・・・

投票日は7月7日(日)です。

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冥王星は、9ハウス天王星とトライン、7ハウス海王星とセキスタイルでミニトラインを形成。
しかし、9ハウスのカスプに乗っている火星とはスクエア。
観光やレジャーは、逆に気をつけたいところです。感染症問題もちらほら。


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今回の記事はここまでとします。
全体的に星のメッセージは重いと感じましたが、日本人は楽観的な印象ですね。

憲法改正についても、一般ではまだ「国が勧めることはことは良い事」と信じている人は多いでしょう。


戦争は物理的な破壊だけでなく、精神性も破壊します。
もうこれ以上、日本人の精神性が砕かれることがないようにと願います。

フランシーヌがベトナム戦争に抗議して焼身自殺したとき、小惑星カイロンは牡羊座にありました。
カイロンの周期は50年で、現在再び牡羊座に戻っています。
ガザ侵攻に抗議して焼身自殺したアーロン・ブッシュネルも、私は生きている限り忘れません。

お読みくださりありがとうございました。
また近いうちに。

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