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2023年12月の星の動き

2023年も残りわずか・・・

旧暦12月を「師走」と呼んでいたのが、現在の新暦12月の別名としても用いられるようになりました。
12月は1年の終わりで、師(僧侶や先生)が走るほど忙しいので「師走」と言われていたと教えられたのですが、wikiには「「しはす」の語源は、古いことなのでわからない」と書かれていてびっくらでした。

僧侶が仏事で走り回る忙しさから、という平安時代からの説があるが、これは語源俗解(言語学的な根拠がない、あてずっぽうの語源のこと)による宛て字であり、平安時代にはすでに、「しはす」の語源はわからなくなっていた(民間語源#日本語における民間語源)。

英語のDecember は「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味のdecem の語に由来しています。
実際の月の順番とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月起算だったためです。



年末のせいなのか何なのか(アレのせいか)、有名人、芸能人の訃報が相次いでいますね。
11月29日にキッシンジャー元米国務長官が100歳で死去しました。

ヘンリー・キッシンジャーのホロスコープ読みは、多くの占星術師さんがなさっていると思いますが、私も思うことがあるので年末までには別記事を書きたいと思っています。

星読み仲間のkeiyatlongさんが、キッシンジャーのホロスコープを読まれています。

10室魚座に天王星(MCのルーラー)とドラゴンテイルのタイトな合、海王星とはインコンジャンクト。
革命というのか武装闘争的なものを煽ったりしていたようですが、これもそういう感じの配置ですね。さらに牡羊座に不和の女神エリス、そしてハデスとアドメトス(この2つは仮定の天体)がありますが、汚れ役的な仕事という感じがします。


2023年12月の数秘は10→1

1は始まり、立ち上がるエネルギーです。
タロットカードで表すと1は「魔術師」のカード、一桁にする前の10は「運命の輪」のカードです。

『神託のタロット』の1魔術師は、ギリシャ神話のヘルメスが描かれています。ローマ神話ではメルクリウス(マーキュリー)、つまり水星です。

ヘルメスは十字路に立ち、左手は天を指し、右手は目の前の岩を指しています。岩の上には、聖杯(カップ)、剣(ソード)、魔法の杖カドケウス(ワンド)、ペンタクル(コイン)が置かれています。

魔術に必要なものは4つの元素(火、地、空気、水)で、岩の上に置かれた4つのものでもあります。
念のため説明すると、火=カドケウス(ワンド)、地=ペンタクル(コイン)、空気=ソード(剣)、水=聖杯(カップ)です。

天を指さし、地を指さしているポーズは、エメラルドタブレットの中の「As above, so below(上と同じように下にも)」という言葉を表しています。

「運命の輪」のカードには、ギリシャ神話の運命の女神モイラ三姉妹が描かれています。モイラたちは暗がりで人間の生命の糸を紡ぎ、長さを測り、断ち切る。このようにしてひとたび決められた運命は、神でさえ免れることが出来ませんでした。

カードを見ると、糸車(運命の輪)には4人の人間が乗っています。
てっぺんの人物は、運命の輪が回転して成功者になったばかり、左の人は運が尽き頂点から落ち、底の人は運命に押しつぶされている。そして右の人は、這いあがって頂点を目指す。
これらは別々の人物ではなく、ひとりの一生を表しているのでしょう。
人生にはいいときもあり、悪いときもあります。上り坂と下り坂が、いつも必ず同じ数だけあるように。上りつめたら下るしかないように。


「魔術師」と「運命」のカードが伝えているのは、差異はあれ、人生の転換点を迎えている人が多いということでしょう。
それは離婚とか引退とか、人によっていろいろで、単に大掃除のことかもしれないですが。手放すものが大きいほど、新しく得るものも大きいです。

12月の星の動き

1日(数秘2)水星が山羊座入り

水星は、楽観的で興奮しやすい射手座から、現実的で厳格な山羊座へ。
学生から社会人になった時の、学生気分が抜けないまま現実の壁に向き合っているイメージです。

水星は13日から逆行を始めますが、山羊座ルーラーの土星とセキスタイル、牡牛座木星とトラインを23日ぐらいまでキープしています。
なので、水星が山羊座にいる間は現実に対処することはできそうです。
23日に射手座に再入宮すると、海王星とスクエアになるので優柔不断になったり、現実逃避しやすいでしょう。

5日(数秘6)、下弦の月&金星が蠍座入り

現在、金星は天秤座の最終度数にあり、山羊座冥王星とスクエアになっています。このスクエアは金星が蠍座に入っても10日頃まで続きます。

金星と冥王星のスクエアは魔術のようなエネルギーで、不思議さと昏い美しさが混じったような。
私は『美女と野獣』のイメージを持っているんですが、占星術師の松村潔先生は「貞子」に例えておられました。

蠍座に金星が入ってからは、性的な事や秘密の恋愛が増えて来るかもしれないし、死亡する人も多くなるかも。
金星が蠍座に入ると、土星とトラインになるので芸能人の駆け込み婚や離婚の話も出て来そうです。

金星は4日~16日の間に木星とオポジションになり、出費が多くなりそうな感じ。木星は冥王星とスクエアになっているので、金融や株式に怪しい動きがあるかも。

20日頃から金星は海王星とトラインになり、ロマンチックなクリスマスになりそうです。ただし、金星は天王星とオポジションなので移り気な感じもします。デートの掛け持ちで忙しい人もいるかもしれません。

6日(数秘7)海王星が逆行終了

X(旧Twitter)に書いたんですが、世界を変容させている外惑星が作るミニトラインの真ん中に海王星が来るのは、500年に一度だそうです。

7月1日から逆行していた海王星が順行に戻ります。イリュージョンの霧が晴れるとか、種明かしがあるような感覚があるかもしれません。

ところが17日頃に太陽とスクエアになるので、前後を合わせると10日頃~24日頃は社会に混乱が生じる可能性もあります。

金星と冥王星のスクエアが解消したと思ったら、今度は太陽と海王星スクエアで、幻想から覚め切らないうちに違う幻想に引き込まれる感じ。
21日になると火星も海王星とスクエアになるので、正しい判断がしにくくなると思います。

13日(数秘5)新月&水星逆行開始

射手座20度の場所で新月になります。楽天的な射手座の太陽が、冒険へ誘うようなエネルギーです。
太陽と月は海王星とスクエア。上述したように、現実逃避や空想にふけってしまいそうなところもある感じです。

宗教かスピリチュアル(精神性)の影響があるかもしれません。あるいは、集団催眠のように多くの人が扇動されるようなことかも。
新月について詳しくは別記事で。

13日からの水星は山羊座で逆行します(~2024年1月2日まで)。
年末年始の帰省や旅行計画に影響しそうです。水星逆行中はATM障害が起きやすいので、年末の支払いやお年玉、お正月の予備費なども、なるべく暮れを避けて早めに準備しておかれたほうが良いと思います。

水星は23日から射手座に再入します。このとき、前日に山羊座に入ったばかりの太陽とコンジャンクション(カジミ)になると思います。

19日(数秘2)海王星食

日本には影響がなさそうな場所ですが、地震が多発している場所にも近いので少し気になります。

22日(数秘5)冬至

冬至図は、翌年1月~3月までの運気を予測します。1年間の予測は春分図で行いますので、冬至は次の春分までを補足するものです。

冬至図ではアセンダントが牡羊座なので、活発な3か月になるだろうと予測されますが、活発だからいいわけでもないと私は考えてしまいます。

国民を表す月は1ハウス、政府を表す太陽は9ハウスにいて、太陽と月はトラインの角度ですが、政府の場所である10ハウスには冥王星が入っており、月とはスクエアです。これは結構な圧ですね。
冥王星が支配する蠍座が8ハウスなので、生活に支障があると思います。

冥王星は1ハウス木星とゆるくスクエアの範囲になっています。冥王星は気が付いたら手遅れ、みたいなエネルギーなので、ゆるいとは言え注意です。
金融アストロロジャーのレナード・メリマン氏は「木星と冥王星のスクエアは金融危機に関連して働くことが多い」と言われていました。

しかし、国民はどこか楽観的、余裕があるように思えます。月と木星がオーブ4度でコンジャンクションのせいかも。
詳しくはまた。

27日(数秘1)蟹座満月

太陽は山羊座4度、月は蟹座4度で向かい合っています。
蟹座の満月は、家庭や家族の問題に焦点を当てます。感情に訴えるような事柄も起きて来るかもしれません。
満月についても近くなりましたら別記事にします。

31日(数秘5)木星が逆行終了

9月4日から逆行していた木星が順行に戻ります。木星順行で新年を迎えられるのは、胸のつかえが取れた感じがしそうです。
前日に金星も射手座に入り、年末年始を賑やかに過ごせそう。1年の計もポジティブな気持ちで立てられるかもですね。

逆行天体は残すところ天王星のみ(~2024年1月27日まで)。

まとめ

12月前半、射手座の太陽が木星(逆行中)とセスキコードレートになり、射手座火星が魚座海王星とスクエアになるため、主義主張や宗教的な対立が強められそうな気がします。
中東を舞台に(主にイスラエルとハマス)戦闘が激しくなりそうです。
後半も火星と海王星スクエアが継続しており、年末ということもあり自殺などの事件、犯罪や事故が増えることが懸念されます。自然災害も注意です。

というわけで、楽観的な射手座シーズンにはそぐわない内容になってしまった感がありますが、大波に攫われないためにも予測は厳しいほうがいいのかもしれないと自己弁護しておきます。

来年は、今年以上に混乱した年になるんじゃないかと思っているんですが、2024年について数秘術家の阿部としみさんとX(旧Twitter)のスペースでお話しする計画を立てています。
14日(木曜日)、時間は14時から予定しています。よかったらお聞きください。

ではまた。近いうちに。

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