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邂逅の道 #4

あの日の僕へ

俺が優吾と出会い、一緒に暮らすようになって…早いもので1ヶ月ほどが経った。

最初に会った日は、散り際の桜吹雪が美しかったのに、その桜も既に青々とした葉を茂らせている。


俺は今日も、彼女の病院へ行った。

あれから毎日のように病院へ行っているが、彼女の容体は一進一退の状態だ。
鎮痛剤の点滴でずっと眠っている日もあれば、調子良く話ができる日もある。

『今日は、起きてるかな…』
そう考えながら、病室のドアをノックすると…「はい」と、彼女の声がした。

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