CUE! Reading Live Vol.2〜Wind〜感想

月曜に行われた「CUE! Reading Live Vol.2〜Wind〜」の感想を。

1.概要

Reading Liveとは言っても実際は朗読+ライブという感じのイベントで、CUE!としては2月に行われたイベント以来2回目の公演。
今回はオンラインイベントでZAIKOというポニーキャニオン御用達の配信サイトで行われた。

2.アフレコ、朗読

最初はアフレココーナー。
CUE!というゲーム自体の売りとして、ゲーム内アニメの配役を自分で決められると言うのがあるので(キャスト変更するアイテムはそれなりに貴重なので言うほど自由に決められないのだが…)それをリアルイベントでやってしまおうというコーナー。
ここに関しては直前の生放送の影響もあって、語るべきところは猫を演じた鶴ちゃんの頑張りだろう。あれだけハードルを上げられてもいろいろな演じ方を駆使して笑いを取りに行く姿は頼もしいものであった。

次に朗読コーナー。
ここの朗読はゲーム内のイベントで行われたイベントストーリーを2つ組み合わせたようなオリジナルストーリー。
元々ゲームだと主人公役でマネージャーがいるのだが、今回の朗読だと主人公が話しているようなパートをカットして新しいお話として作られている。
それもあってちょっと話の展開は無理があるなぁとは感じた。
ゲームだと主人公が主犯でメンバーの中の一人が誘導役でドッキリを仕掛けるという感じなのが、今回の朗読だとメンバー一人だけが誘導役なだけなのでちょっと強引さが否めないかなと。

アドリブっぽいアドリブはそこまで無かったと思うけど、やはり生の演技なのでちょっととちったり、噛んだこといじったりその場の空気感で演じる様子が変わるのは朗読劇の醍醐味を十分に感じられた。
後今回ホラー系の話ということで怖がるような演技も多かったけどきぃちゃんの幼女のように怖がる様子は本当に可愛らしかった。
ただまあ配信という特性上基本的には喋ってる人の表情しか見れないというのは生で見るとの違ってやっぱり少し残念。

3.ライブ

次はお待ちかねのライブコーナー…というところでトラブルが発生する。
歌い始めたものの明らかにオケの音が配信側に乗っていないのだ。
マイクの音声とマイクから拾われるオケの音だけで明らかにバランスが悪くアカペラみたいな状況だった。
ワンコーラス歌ったところで一旦止まって再調整タイム。
復帰後はそのまま進めていたが正直音量のバランスがずっとおかしい感じはした。なんというか少しマイク側の音量が足りないような聴き取りづらさが残ったままになった。(調整して差し替えると言う話もあるのでアーカイブで改善される可能性はあるが)

曲の感想に戻って、1曲目の「NAZO-NAZE Jumping!」今回のアフレコで使われたアニメのテーマソングで今回初披露の新曲。
元々曲調もキュートでポップな曲だが、ここにダンスが加わることでより可愛らしさが増す。2曲めに歌う「Steppin' Girl」も割と跳ねるダンスの多い曲だったが、今回は更に飛び跳ねたり、フォーメーションの入れ替えが多くて大変そうだなぁと言うのが第一印象。
個人的に上述の音響のトラブルもあって何言ってるか聞き取りづらかったり、歌のないパートなのか単純に音が出てないのかが分かりづらかったりで初披露曲なこともあってちょっと集中できなかったなぁという印象。
ここはアーカイブでまた見直したいなと思う。

2曲目は「Steppin' Girl」今回のイベントのチームWindのテーマソング的な曲だ。
何を隠そう自分がCUE!で一番好きな曲と言われたらこの曲だ。この曲のライブを見て自分の中ではCUE!のゲーム内だとWindが一番のお気に入りになったと言っても過言ではない。
正直前の曲が割と大変そうに見えたので、続けてこの曲歌えるのか?と言うのがライブ見ながらの正直な感想だった。
初めてこの曲を披露したときは明らかに最後息上がったりもしていたので、どうなるかと思って見ていたが、こちらの杞憂だったなと思わせてくれるくらい安定したいいライブを見せてくれた。

3曲目は「Colorful」まだ未発売の全体曲を今回4人だけで歌うというなかなかにレアなものを見せてくれた。
ここで2度目のトラブルというほどでもないが、少し映像や音声が飛び飛びになる現象が見られた。自分だけかなとも思ったがコメントの流れを見る限りは全体的に起こっていたようだ。ここもアーカイブの差し替えで改善してもらいたいところ。というかリアルタイム時は結構飛び方も酷くて集中しきれないレベルだった。
そんな中でも2番サビの後のお鶴のソロパートは久しぶりに見ているだけで心がぐっと掴まれるようないい歌い方だったなと思う。
音響の問題もあったので正直本来の本人が出している声が完全には聴けていないとは思うのだが、表情、声の出し方等々で感情が乗っているのは十分に伝わってきた。
たぶんもっと歌の上手い人ならキレイに歌い上げるんだろうけど、そこまでではないからこその全力感はおそらく今回しか味わえないパフォーマンスだなと感じた。

4.総評

全体としては凄く楽しかったし、朗読でのキャラ感の表現や、ライブでのパフォーマンスが以前からかなり進化してるなと感じられて配信とは言え凄く満足できるものだった。
一方でいくつか書いたが音響だったり、配信側のトラブルはちょっと残念だったなぁという印象。ただ専門的な知識もないので突発的なものなのか、うっかりミス的なものか分からないから今回の経験活かして次は同じミスが無いようにという感じ。

特に映像面に関して、前にDIALOGUE+のオンラインライブも同じくZaikoで配信されたものを見たが今回みたいな映像的な乱れはなかったように思う。
前にDIALOGUE+の打ち上げだったかで言ってたのはZAIKOの配信の映像部分ってVimeoの映像配信を使ってるという話だったので(ZAIKOのページにもそれっぽいことは書いてある)、こういう2重の方法で配信するのって原因特定とかするの面倒だろうなぁと職業的に思ってしまう。

配信のライブとかイベントってまだまだ手探りな部分も多いだろうから、こういう積み重ねで改善したり、それこそプラットフォーム変える選択したりってなっていくだろうから(独自に作ったりも含めて)、個人的にしばらくは配信のミスとか失敗をとやかく言うこともしないようにしようかなぁとも思う。(あんまりに酷いのは苦言呈すくらいはするだろうけど)
プログラマ生業にしてるからなのか元の性格によるものなのかはなんとも言えないけど、こういう技術的なミスとかに寛容になってしまって、お客様の立場として「金払ってるんだからちゃんとやれ!」ってなかなか言えないんですよね。

初めてイベント感想noteで書いてみたけど、いつもTwitterに〇〇が良かった!くらいしか書いてこなかったので、自分の語彙力のなさがちょっと情けない。
もっと他人に上手く感想とか伝えられる文章力欲しいなぁ。

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