1年ぶりのはじめまして

DIALOGUE+のライブ「ぼくたちのかくめい[再]」を見に行った感想を。
1年ほど前配信ライブで行われたぼくたちのかくめいの文字通りの再公演。出来なかった公演のリベンジ公演というのはよくある話だと思うけど、オンラインとはいえ一度やったライブをもう一度やるというのはなかなか珍しいのではないかと思う。
ライブ自体の構成も基本的なセットリストは同じ、幕間の映像も同じ、衣装も同じと、配信で行われたものを有観客でもう一度という感じである種のこだわりのようなものを感じた。

同じことをもう一度やるって結構難しいことだなと思っていて、どうしても過去の内容と比較してしまう(映像作品もあるし)ので悪い意味での新鮮さがない感じになるので、何となくライブ始まる前は知ってるセットリストでテンション上げきれるかなと少し思っていた部分もあったけど、ライブが始まってしまえばそんな事は杞憂で最初から最後まで楽しいが詰まったライブでした。

ここからはライブの流れに沿って少しずつ感想を。
まずは1曲目の「かいかいせんげん」。もう1曲目に歌うことだけに特化していて間奏でのセリフパートは今後も日付や会場で自由に入れ替え可能なので、今後もライブの1曲目だけで歌うそういう定番曲になってくれればなぁと思う。

そしてここからシームレスに繋がるデビュー曲の「はじめてのかくめい」。配信で見た時もあまりにもキレイに繋いでいてそれは感動したのだけど、現地でこの繋ぎで聞くと会場のボルテージが青天井で上がっていく感じもして、やっぱ現地で生の音を感じながらのライブは最高だな!とこのあたりですでに気分が高まっていました。
デビュー曲故に今まで一番見ている曲だと思うけど、いつ見ても進化している感じもして、CD通りに歌うのではなくてライブならではのニュアンスも増えているので一番聴いてるはずなのに毎回聞くのが楽しみになる。

ここからの「トーク!トーク!トーク!」、「DIALOGUE+は上々だ」、「パジャマdeパーティー」の3曲どれもサビの振り付けが特徴的で自分含めて振りコピしている人が多かったなと思う。
特に上々だのサビの上に指差しからの下におろしてまた上にという振り付けは振りコピしててすごく楽しい。DIALOGUE+のライブ一般的な声優アイドル系のライブに比べるとサイリウム振るだけの人は少なく各々の楽しみ方している人が多いなという印象がある。
特に今回はコロナ禍で一般的になっていた着座の鑑賞ではなくて立ちありジャンプも踊ってもいいよとのお触れもあったので客席かなり自由だなぁと思っていた。(人によっては苦手そうな感じもするけど)

幕間映像挟んでの「Domestic Force」。よく盛り上がる曲で跳びたくなる曲なんて表現もありますが、個人的にDomestic Forceを聴いていると上方向と言うより下方向に力を加えたくなるというか、地面を思いっきり踏みつけてリスム取りたくなります。
たぶんみんなのダンスの重心がすごく低いと言うのもあるんだろうけど、この曲聞いてる間はずっと下の方向に力が入る感じがして好き。
あと何よりこの曲は光の演出が素晴らしい。サビのチカチカした感じは曲のイメージにも合うしカッコよさを引き立てていると思う。
あとはやっぱりゆりにゃの「さらけ出すんだ!」のハンドボールのシュートのようなジャンプ、ハンドボールのキーパーやってた身としてはすごく見慣れているジャンプですごく力強くて美しいといつも思う。

ここでまた映像入っての「また立ち上がる」、「好きだよ好き」のパートに。配信だと客席使ったりステージ縁に座ったりしてたから今回どうするんだろ?客席でも練り歩くのか?とか考えていたらステージの後ろから階段と椅子がそのまま出てきた時はちょっとビックリしました。
新しいダンスを作るでもなく全く同じことをやるというライブ作る側のこだわりを一番感じたシーンでした。
好きだよ、好きはハモリからスタートするの本当にキレイで美しくて好きです。個人的にやっぱりこの曲は自分が田舎から都会に出てきている人間なので刺さる部分がすごくたくさんある。
サビの嬉しい時は~のところの振り付け振りコピしてるとステージ上のメンバーと会話できているようで好きなんですよね。

そしてここからバンド演奏タイムからの「ダイアローグ+インビテーション!」→「大冒険をよろしく」の流れはもうライブの楽しさはこれ!という感じでただひたすらに楽しい時間。
バンド演奏も最初のちょっとゆったりしたエモい感じからの盛り上がる感じの仕上げで前のブロックでちょっと落ち着いたところから一気にテンションが引き上げられる。
演奏終わりに「私たちがDIALOGUE+だ!」からのインビテーションの流れ、ライブの最終ブロックになってから名乗って招待状という流れはあまりにもロックだなと思う。個人的にはこのご時世でライブで声は出せなくなっているものの、そこはそんなに苦になっていないのだけどインビテーションのメンバー呼ぶところと最後の「せーの!」は早く思いっきり声の出せる状態になって欲しいなぁと思う。
インビテーション終わりからまたもシームレスで大冒険につなぐ流れは本当にいい意味で頭が悪い。夜の部このあたりの客席のボルテージの上がりっぷりが本当にすごかった。ライブ後の配信でも少し触れられてたけど、まなてぃがニュアンスつけたのに釣られてゆーなも応酬するのはライブ感が強くてよかった。そういえば今回初めて立って自由に動ける状態で聴いた気がするけどサビのところの空気入れの動きは振りコピすると結構楽しかった。

次は「ぼくらは素敵だ」。まえ現在地の感想にも書いた気がするけど、この曲本当にこの状況下で頑張るDIALOGUE+を言い表しているようにも感じて変に盛り上がったりせず、じっくりと噛み締めながら聴いていました。
ちょうど1月の時も今回もライブ直前に緊急事態宣言が出てライブやるのかどうかというところからスタートしているので、「向かい風に逆らってできる限り速く」という歌詞がすごく身にしみる。

そして「あたりまえだから」。ちょうど去年の緊急事態宣言の時に制作過程から見られていた曲。ちょうど1年前くらいに作り始めてたの見ていた気がするけど、まさか1年経ってまだ状況が大きく変わらず緊急事態宣言の状況で聴くことになるとは。そういえば1月に聴いた時も緊急事態宣言だったので何だか不思議なめぐりを感じる。

1年前はここからもう1回「はじめてのかくめい」で締めだったところで新曲の「おもいでしりとり」。まあこのタイミングでやる以上はあるだろうなとは思っていたけど初披露を見られたのは何より嬉しい。
個人的にこの曲先行配信でフル聴いてから本当にずっとお気に入り。どこがと言われると難しいのだけど何だか何回も聞きたくなる魅力がある。
ライブという意味ではMVもだけど個人的にさっぴの表情が良くて好き。後はサビの最後のところで天秤のように上下入れ替わるところの振りが特に印象的で良かった。

アンコール昼は「あやふわアスタリスク」で夜は「人生イージー」の友崎くん曲の2つ。生バンドで聴くあやふわはやっぱ良いし、ライブ全体の締めが人生イージーのように元気いっぱいな感じもDIALOGUE+らしくていいなぁと思う。

軽く感想を書こうと思って書き出したらほぼ全曲感想書いちゃったし何だかめっちゃ長くなってしまった。毎度書いてるけどライブのあの全力感を見ると何でもいいから言葉にして褒めたり形として残しておきたくなる。
再演とはいえ1stライブを終えてここから本当の意味でまた一歩進み出すのかなと思うと、これからのDIALOGUE+の成長がますます楽しみになる。
今年も定期公演が5~7月にすでに組まれていて、アニサマもあってまだまだ走り続ける彼女たちに置いていかれないように全力で応援しないとなんて思う。

そういえば一つ惜しむらくは今回のライブ今まであった配信がなくて見返せないのと、ライブ打ち上げ放送もなくてメンバーの感想あまり聞けなかったことだけは残念。(当日インスタライブとかで少しは聞けたけど)
まあライブなんて現地で見て感想戦は身内で居酒屋で、なんてのが普通だったのにずいぶんライブの見方が変わったなぁなんてちょっと感じた。

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