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自分が何を分かっていないのかが分かっていない。これが事態としては、最も不味い。ここ数日で嫌という程に目にした。そして分かっていない事を隠すために、出鱈目な言葉を並べる。これも事後対応としては悪手でしかない。まだ10～20代の若者であれば、良くはないが、理解は出来る。ただもう40代に差し掛かろうという人間となると話は別。化けの皮はいつか剥がれるし、なんなら現時点でその化けの皮すら被れていない。もうどうしたらいいものか。傍から見ていても途方に暮れる。

正直に、謙虚に、分からない事については分からないと言い、何が分からないのかを知る努力をし、恥をかく事を恐れない勇気を持つ。自分を下手に大きく見せようとしない。それだけで知識は増えるし、上手く立ち回りも出来る。人間の愚かな行動の奥底には、虚栄心があるのではないだろうか。そんなもの下手に持っていても、自分が生きづらくなるだけなのに。自分は何でもないと自覚するところから、勉強は始まるのではないだろうか。自分は自分でしかないし、お前はお前の踊りを踊るべきだ。