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1997年からの全日本2歳優駿

2020年12月15日。めでたくもドライスタウトが3戦3勝でJpn1全日本2歳優駿を勝利してG1馬になった日。

そこで思った。無敗で全日本2歳を制した馬はどのくらいいるのか?と。調べたら72回開催しており調べるの面倒たったので「中央・地方全国指定交流競走に指定」された1997年から見ていこうと思う。

2000年 トーシンブリザード。3戦3勝で全日2歳を制する。これが強かった。JDDまで破竹の8連勝。南関東3冠馬。東京大賞典は3着。かしわ記念1着。

2008年 スーニ。兵庫JG含む4戦4勝で全日本2歳を制する。JDDは6着に終わるも、その後JBCスプリントを2勝してJpn1を計3勝した。

2009年 ラブミーチャン。ドライスタウトの前のレコードホルダー。笠松のジュニアクラウン、兵庫JGを含む5戦5勝で全日本2歳を制する。その後地方重賞戦線で活躍し、引退する年に地方交流重賞のG3を2つ獲得。

2016年 リエノテソーロ。牝馬。エーデルワイス賞を経由して4戦4勝で全日本2歳を制覇。その後スパーキングレディC(交流G3)を制する。芝走ったりダート走ったりの馬でした。

2017年 ルヴァンスレーヴ。いわずもがなの馬。プラタナス賞を経由して3戦3勝で全日本2歳を制する。その後伏竜Sで全日本2着馬ドンフォルティスに負けるもユニコーンSでグレートタイムを、JDDでオメガパフュームを破り3歳王者へ。3歳シーズンを南部杯勝ち、チャンピオンズカップ勝ちで締める。ドライスタウトにはこうなってほしいなぁというダートの王。

2020年 アランバローズ。地方馬ながらトーシンブリザードのように重賞2勝含む5連勝で全日本2歳を制する。その後地方馬のダービーである東京ダービーを制するなど、大舞台に強い馬として活躍中。

2021年 ドライスタウト。足切りラインにいるもコンシリエーレの海外挑戦を受けて無事参戦。足切りラインにいた馬ながら1.8倍の断然人気を背負い出走。結果はラブミーチャンのレコードを破る初の1分39秒台での圧勝。次走を兵庫CSに定め、JDDでの3歳王者を狙う。

フリオーソやアグネスデジタルが無敗の勝利でないことが意外なところ。2015年に制したサウンドスカイは全日本2歳が最後の勝ち鞍に…。

交流G1になった1997年以降、無敗で全日本2歳を制した馬は7頭でした。その中でもトーシンブリザード、スーニ、ルヴァンスレーヴのようになってくれたらと願ってやみません。7頭のうちJDDを制したのは2頭。無敗でJDDを獲ったブリザードと1敗したルヴァン。そして全日本2歳優駿・ユニコーンS・ジャパンダートダービーを制した馬は歴史上ルヴァンスレーヴのみです。今のところ兵庫CS→ユニコーンS→JDDを目指している?とのことなので、この史上2頭目になってくれればと思います。全然無敗で行くことに関してはこだわりはないので、2戦負けてもJDDをとってくれれば何も問題ないと思っていますし、無事に走り切って大きいところを獲ってくれるように祈っています。その後は南部杯やJBC、チャンピオンズカップ、東京大賞典、フェブラリーSなど夢は広がります。3歳世代で結果を残してくれたらサウジ・ドバイも夢ではありません。

夢を見せてくれるドライスタウトに感謝をこめて。




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