私の漫画ログ6

今回は漫画ログと言うより専門学校で海外研修に行った時の話。
専門に入った時から海外研修に行く生徒は積み立て貯金を毎月しながら通っていました。今みたいにコロナとは無縁の時代だし海外行けるぜ！わーい！！みたいなんしか思ってないバカだったので準備不足と言うか浮かれすぎでろくに外国語も喋れず後に後悔するんすけどね。海外研修は2週間です。

ともかく行く前に先生が「てめーら！海外は危険だ！スリとか普通にいる！金は服の下に隠せ！」とか言う説明を散々受けていたので皆、服の下に金を隠し持ち歩くと言うスリル満点なアレだったね。
初めてお金を海外の紙幣やコインに換金してみたけど私にはその換金額が一体いくらなのか全く分からなくもはや換金した時点で頭がアホになっていました。
多分これスられてもいくら持っていたか不明だ！と言う。
最初にフランスに向け飛び立ちましたが機内食がめちゃくちゃ美味しかったのですが私だけCAさんがデザートを配り忘れていて友達にめちゃくちゃ笑われました。あいつ許さない！

12時間もかかりようやくフランスに着いてね。ミラノとか観光したりしたけどミラノ落書きだらけだし汚いし治安悪くて大変でしたね。自由行動で誰かエッフェル塔とか行ってたような。なんか名前忘れたけど骨を安置してる有名な教会みたいなところ言ったような。すごい寒い。怖い。基本的に閉所恐怖症だから息苦しい。
後、自由行動中子供がぶつかってきて友達の一人のバッグとか狙ってきて後であれスリだわ。とかみんなでざわざわ怖がってた。

ともかく海外は広くて大きくて匂いが日本と違うことに衝撃を受けた。臭いっていうか空気。なんていうかこの時初めて世界を知ったみたいなとてつもない感覚。
安そうな飛行機に乗り換えヴァチカン（イタリアローマ方面）へ行った時私に時差ぼけ症状が出ました。ヴァチカンの有名な広場でもう気分悪くなりバスに乗れなくなり仕方なく自由行動中私はホテルで寝ているという情けなさに。

皆はあの有名な真実の口に行ったみたいでした。後から聞くと「たいしたことなかった」「なんか地味な場所にあった」とか言っていた。
それから次の日もイタリア滞在であの有名なコロッセオとかに行きました。その観光地の近くで先生が日本に絵葉書を送ろうとわざわざ実家にコロッセオの絵葉書を送りました。英語で住所を書いたのも初めて。２週間したら戻るのに別に書くこともない…。時間もあって「暑い、死ぬ、こっちは元気だよ…なんとか生きてる」みたいなことしか書いてない。これ家に帰ったら爆笑されたよ家族に。

ちなみにイタリアはくそみたいな暑さで日本の夏の数十倍は紫外線が激つよでみんなはファンデーションや日焼け止めを塗るのに必死。空気がもうマグマの近くにいるのか？ってくらい空気さえ暑いので途中で持っていた水が尽きて…でも水を打っている場所がわからないし手に入らないしで喉がカラカラで死ぬかと思いました。
言葉もわからないしね…。ホテルの水道も飲めたもんじゃなくて夜中中うがいをするしかなくて友達に迷惑をかけたり。

有名な教会とか建造物がたくさんあり上ばかり向いて見上げてました。
どこに何があったとかもうぼんやりだったけど友達はダビデ像の逸物見て興奮してたし何してんのあんたみたいな。
あの有名なオードリーヘップバーンの「ローマの休日」で観光スポットとなった階段にはめちゃくちゃカップルがアイス食いながらいちゃついてました。平気で人前でキスとか日常みたいな。
その階段の前にアイス屋がありこれがローマのアイス、ジェラードかという、今で言う「モブ顔令嬢」のジェラルドの名前のモデルとなったものを…私はマンゴーか何かを食べてみたけど…何これ！？めっちゃくちゃ甘い！！糖度いくらなの！？
という感じで口の中甘ったるくて私はギブで友達に食べてもらったという。
私ジェラード食べるの無理だわ！！ていう結果に終わりました。
私は普段そんなに甘いものを口にしないからかイタリアのジェラードが特殊なのかわからないけど食べれないくらい甘いものを初めて知りました。日本人の甘いお菓子のが口に合ってるよ…。

イタリアの夜自由行動で私と友達はピザの夜食を買いに行ったのですが、そこでも…イタリア語が店員にうまく伝わらなくてなんか頼んでいたのとは違うビッグサイズでとても食べきれないものが出てきて「ノーノー」とか言ったけどなんかめっちゃニコニコして話通じずで帰り道を「どうする？これ…」「どうしよう…」と悩んでホテルに帰りそれを見た他の友達にまた爆笑されるという目に。
ちなみに海外のホテルに泊まったらなんか知らんけど必ずチップを置いとかないといけないというマナーがある。めんどくせえ。

次の日にナポリ方面班とピサの斜塔班に別れることになり私たちはピサの斜塔が良かったのでそっちに行ったり。引率の先生が美味しいイカ墨パスタ店でお昼を食べてイカ墨パスタがものすごく美味しかったことを覚えています。イタリア人がパスタパスタいうわけだわ。ピサの斜塔でお決まりの遠近法ポーズをとり土産に変な人形のペンやらを買い込み、ついでに白ワインみたいなやつも適当に親父に買っていきました。

続く