汝、星を紊す情動(バッグ購入記 下)
前回までのあらすじ
GUCCIで靴を見る予定がなぜかバッグに心惹かれてしまったこひ。自問自答の末、買うことを決意したものの、その疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に(ry。
ギリギリでいつも生きていたくはない
いにしえのコピペネタはともあれ。
実のところ、訪問予約メールをした後も、ずっとブランドサイトや百貨店のオンラインショッピングサイト、BEAMS、Editionを初めとしたセレクトショップのオンラインショップをずーっと巡っていました。自分の選択が間違ってないか、他に良い物は無いか、自分の意志を揺るがぬ物にしないように、後悔がないように。
買い物は情報戦だからね。
ブランドのバッグの広告にドキッとして、サイトを見に行ったらちょっと好みと違っててほっとする、とか、そんなことを繰り返してました。
幸か不幸か(?)、やはりお迎えにいくバッグよりも良いバッグは見当たらず、購入当日を迎えました。
迎えに来たよ
さて、当日ですよ。
黒のシアーシャツに黒のロングタイトスカート、チェーンネックレス。シルバーの上着に、青のコート。そんな格好で出かけました。青のコートはストラップの色合わせの関係で必須。
ロングタイトスカートは、なぜか、これじゃないとダメ!! って気持ちになったので久々に引き出してみました。微妙にキツくなってて痩せねばならん…と思いました。痩せよう。
平年通りの気温だったはずですが、てくてく歩いてたら暑かった…。
到着し、入り口で担当の方のお名前を言うと、すぐにご案内いただきました。運ばれてくるサンペレグリーノ。うちも箱で買おかな…、と思う間も無く、担当さんともうお一方がついて、いそいそとバッグを出してくれました。
そうして直ぐに始まる、ハンドルバンド刻印選び。お店の方おふたりがウッキウキで『刻印どれにします?』『見本はこれなんですよ~』って言って下さるんですけど、あの……、申し訳ないんですけど、暑くて……。
コートもジャケットも脱ぎ、手つかずで放り出すことになってたウェルカムドリンク飲ませて~~! ってお願いしてしまいました笑。ああ~すみません~!! って慌てさせてしまった…笑。
一口飲んで落ち着いてから、まずは青のコートにストラップが合うか合わないかの確認。
引っかけて鏡の前に立ったら、悪くないどころかしっくり来ていて、へえ~ってなりました。見た目、オレンジ×黒なんですけど、オレンジはブラッドオレンジ色×黒にしか見えないネイビー。どちらも黄みが感じられない深さで、それが良かったのかな。色合わせはふしぎですね。
そうして購入の意思を更に固め、ハンドルバンドの刻印に移りました。あれこれ悩んで、わたしのイニシャルと、推しに関連するアイコンを刻印してもらうことに。あっはっは。一生刻まれてしまう推し関連アイコン。
隠れた推し活として活用されてる方もいらっしゃるそうで、過去には、韓国の超有名アイドルグループ名を刻印される方もおられたそう。
ハンドルバンドの裏側なので、ひっそりこっそり、知る人ぞ知る、なんですよね。そういうひみつはたのしいね。
刻印作業、2ー3週間くらいかしら、と思っていたのですが、ハンドルバンドを工房に送って、刻印して、送り返して貰う、という手間、プラス、クリスマス時期の混雑で…とのことで、年明けの受け取りになりそう、という話でした。まあ、のんびり待ちましょうね…。
カードは無事通り(暗証番号ど忘れして一回間違えた)、クリスマス時期の特別な紙袋に入れて貰いました。
軽いのか重いのか分からない、ロゴがどんと箔押しになった紙袋を手に、あんみつ屋さんへ(ルーティーン)。SnowManの目黒蓮がカッコイイと店内で声高に話すおばさまの話をラジオ代わりにしつつ、うっかり忘れて帰らないようにしないとなあ、とそればかり考えていました。
心のYAZAWAはどうだった?
わたしの心のYAZAWAたる推しは、だいたい全肯定国王なので、なーーーーんも言いませんでした。買えばいいんじゃない? ってにこにこしておられました。
ただひとつ印象深かったのは、ミニバッグを買うとなったら財布も買わないといけない(今の財布がバッグに収まらないので)。ひとまず、間に合わせで安いのを買って、後々考えるかな、って小さめサイズの財布をイオンの財布売り場で見てたときに、特大のNOを突きつけてきたことでした。
あ、NOを突きつけてくることあるんだ! ってすっごい面白かったし、『ひとまず間に合わせで』はダメなんだな、そりゃそうだよな、って猛省した件でもありました。
GUCCIにて、バッグを梱包してもらっている最中、財布をいくつか見せて貰ったのですけど、あまりピンときませんでした。ついで、帰り道、YSLやらあちこちで見ましたけど、ん〜? って感じで。
これ書いてる時点でも財布をどうしようか、で悩んでます。どういう財布がいいのかっていう理想が確立してないのが一番の原因だとわかっていて、結局、生活スタイルまで含めて考えないと駄目そう。
容量はそのまま、財布を単純に小さくしたいのか、容量も減らしてスリムにしたいのか、どっちなーんだい?(ヤーーーッ)
まあ、使ってみてメリット・デメリットを洗い出して、デメリットをどれだけ許容できるか、って感じもしないでもない。
ドラマもバラードもレクイエムも
自問自答ファッションといえば、演歌バッグの話がありますね。高価なものを購うための口実であったり免罪符であったり、人生の踏み切り板であったり、人生に改章を捩じ込むためであったり、あるいは改章を捩じ込まれた為であったり、まあ理由は人それぞれですけれども、『気に入った』『好きだから』以外の、切なる強い情動に動かされて手に入れたバッグを、総じて演歌バッグと表していると解釈しています。
さて、今回購入したバッグは、演歌バッグなのかどうか。
今回の購入にあたって、演歌バッグという名にふさわしい(?)出来事がありました。
部の偉いさんたちに、これまで10年以上やってきた仕事が全て評価対象外と宣言されてしまったんですよね。あんなにやってきたのに? あなたたちの仕事をこんなに支えてるのに? って、三日、四日気がつけば泣いてる、みたいなことがあったりして。
仕事は飯の種、ライスワークと割り切っていたにも関わらず、それなりにプライド持ってやってたんだな、と意図しないかたちで自覚することになりました。
あとは、これはずいぶん昔から引きずっている実親との関係性とか、最近表出した子供と学校のあれそれとか…なんていうか、色々ありまして。ほんと色々、あってね〜〜〜〜。
ともあれ、あれこれ考えると演歌バッグとカテゴリー分けしても問題はなさそう、と考えはしました。JJGを名乗る以上、持っているのが当然、みたいな風潮も感じますし。
……でも、まあやっぱり違うんですよね。理由づけとして採用可能だったというだけで、本当の理由とはやはりちょっとずれている。
価格帯はいわゆる演歌バッグではあるのですが、演歌バッグ、ではない。わたしが気に入って、好きになって、時流を見て、今しかない! えいやあ! と買った、そういうバッグです。
句読点の如く推しの話をします
わたしが購入した翌日だったかな。推しが、CELINEの太めストラップミニバッグの着画写真をあげていて、それ知ってたらそっちにしたかもしんないじゃん!? ねーえ〜! ってほんとに一瞬思ったんですけど(何故って着画が最高だったので……)、冷静になったら、ないな…ってなりました。可愛いんだけど、可愛いんだけど、条件も満たしてるんだけど、推しが身に付けてるから可愛いのよねこれ。わたしではない。
ま、売ってないんですけどね!(今季の売り切れなのか過去のアイテムなのかどっちかな)。
足ほっそ!足なっが!かっわ(以下4億字ほど推しを讃える文言が続く)
そうだ。懺悔いたします。以前、推しが着てるからといって、欲しくなるわけじゃない、って書いたんですけど、あれ、半分くらい嘘でした!!! 自分にも十分似合って手が届く価格なら、欲しくなりますわ。だってわたしの趣味も抜いてくるから。
ともあれ、すごい素敵なファッションしてる+推しが着ているという相乗効果ってすげえんだな。この歳になっても、新しく知ることがあるってすごいな。新たな扉を開けられ続けている。ありがたいね。
開封の儀を執り行いました
せっかくなので、開封動画を撮ってみました。ちゃっと終わる短い版と、だらだらわたしが喋ってる長い版と。初めて動画編集なるものをやってみたよ。エフェクトたくさん乗っけてしまった。楽しいね。
長い版。別段、面白いことも喋ってないし、良い声でもないし、わたしの自己満足動画です。音が小さめかもしれないので、良きようにしてください。
開封したけど、まだ使ってません。いつ下ろそうかな。クリスマスかな。いやでも財布がないから出かけられないんだよね(ループ)。
あれそれ
価格感覚が破壊されてしまった気がします。決して安くはないのに、『(あのバッグと比べると)安いわあ』と思ってしまう。いや、安いと思ったところで、イコール買える値段ってことではないんだけどね。ああ、もう、これは弊害ですね弊害!笑
サブバッグもぼちぼち探していきましょう。
購入記のタイトル、二つはバッグ名として採用されていた女神たちの宝具から。
ハンドルバンドの刻印は、お会いしたときにでも、ぜひ。ふふふ。
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