見出し画像

汝、星を穿つ黄金(バッグ購入記 上)


バッグを買いました

2023年12月3日、バッグを買いました!!!!!!!!!!

買うまでのジッタンバッタンを書き記すの巻。

買うまでのあゆみ

★11/18 所用で六本木へ。時間があったので気が向いて、GUCCIの広告(韓国のアイドルさんかな?)が大写しになっていた六本木ヒルズへ。ZARAをぐるっと巡り、上に上がって、端から店に入っていくことに。

葡萄色のボタニカル柄(か?)カーディガンに、白のトレーナー、デニムジャケット、シルバー箔付きのデニム。諸事情ですっぴんという状態。カジュアルにも程があるよ、というファッションでした。
デニムパンツがあちこちの店員さんに人気で、『どこの?』と良く聞かれました。シルバーの箔散らしたデニム、PUBLIC TOKYOでも最近見たので、どっかで流行ってんのかな?

サンローランから、GUCCIへ。最初、靴が目当てでした。ひとつ前のnoteにも書いたので重複になりますが、白のヒールローファーを渋谷の路面店で試着していて、それが結構心に残っていたのですよね。
ただ、GUCCIは今、デザイナーの交代過渡期で(アレッサンドロ・ミケーレ→サバト・デ・サルノ)、在庫限りです、という話も試着の際に伺っていたので、そのものは無くても、他に類似のものがあれば穿いてみたいなあと、そんな気持ちでした。

今更だけど、ミケーレの『ジェンダーフルイド』の概念、良いなあと思います。こころのなかは揺れようがなにしようが、自由でいい。

ともあれ、靴を試着したいと入り口にいた店員さんに告げて、ローファーをいくつか穿かせて貰いました。その中で、こんな感じでコーディネートを、と渡されたバッグが二種類。
アフロディーテ(ロゴが黒)と、ダイアナ(黒・オレンジ×ネイビーのストラップ)でした。神話縛り?

アフロディーテにはとくに感想も無かったんですけど、ダイアナが面白い位嵌まったんですね。あれ? って言う位、自然だった。びっくりしたので、試着した写真を撮らせてもらいました。(これ、Xに上げたんですけど、その後、購入してない状態の試着写真を許可無くアップするのだめだわ。って気が付いて削除しました。思い返すと浮かれてたんだなあ。反応下さった方、ありがとうございました)

値段を聞いたらとんでもなかった。メンテナンス費用がゼロですから、と言われても、世界的ブランドGUCCIの歴史あるアイコンバッグですと説明されても、何年経っても使えますから、と言われても、値段がとんでもないのには変わりが無い。
それらは、値段を凌駕して欲しいと思えるポイントではなかった。言い換えれば、この時のトークはわたしに響かなかったんですよね。素敵な経験をありがとうございました、とお返ししたのですが、もし良かったら、と店員さんに促されてGUCCIのLINE登録をしました。登録をすると、わたしが試着した靴と、バッグの型番と写真を、店員さんからSMSで送って貰える、という仕組み。

ただ、オレンジ×ネイビーのストラップは、ミケーレのもので在庫限りで終わるであろうこと。そもそもダイアナのこのサイズも継続販売されるかは不明。ハンドルバンドもどうなるか不明。と言う点はなんとなく気になりました。デザイナー交代って、当然だけどもデカい波なんだなあ。

その後でBOTTEGA VENETAに行き、内装の話を聞いて、松也であんみつを食べて、帰宅しました。しらたまがおおきくてもちもちでおいしい。

★11/19 帰宅してからずっと、バッグが頭から離れなくて、気持ち的にはありゃ~って感じでした。脳裏にちらついちゃって。
昨日は、靴がメインで、バッグについてはさらっと。試着もダイアナとアフロディーテの二種類だけだったので、とりあえずあれこれ試して見てからかな、と担当して下さった方に、バッグの紹介をして欲しいとお願いをしました。日程を調整して、元々表参道に用事があった11/26に再訪することに。

★11/26 どうせ外出するならと、PATTERIEさんのイベントに足を伸ばすことにしました。

UN3Dのニットワンピセットにyeeさんのコート。マーチンのブーツ。ZARAのでかいシルバーネックレス。雨が降ってさむい日。

とりあえず、ゆっくり考えたい。でも、店員さんと話してたら、うっかり流されて買います宣言してしまうかもしれない。金額も金額だし、一度立ち止まって、考えて買わなければ。
あきやさんに『これからGUCCIへ行ってバッグを見るんですけど、買わないって約束させてください(意訳)』って、かなり一方的なことを申し上げて、会場を後にしました。約束したら、流されないでいけるはずきっと! その後、表参道。

用事を終えた後、少し時間があったので、アレクサンダーマックイーンに入り、バッグを見せて貰いました。ピークはスーツの肩のラインを示したバッグなんですって。バッグ表面の刺繍が規則的では無くAMQだ、とか、いろいろご説明して頂きました。素敵だけどわたしのものではなかったかな…。

そこからGUCCIへ。サンペレグリーノのオレンジソーダを頂きつつ、担当の方を待ちました。すんごいおいしいね、サンペレグリーノのオレンジソーダ。

やってきた担当さん、ひとめでわたしだとは思わなかったそうで、印象が違いますね、とのこと。まあデニムすっぴんと、黒のニットワンピメイク済みはそりゃちがうよねえ。褒め言葉として受け取っておきました(笑。
今日は考える旨前置きをして、ダイアナのサイズ違い、ホースビット、色々試させてもらいました。

ダイアナのスモールは、なんか大きかった。ダイアナの方が存在感がありました。ホースビットはわたしが持つには面白みが無い。もっと上品な方が上品に持つと良い感じなんだろうな。他もぴったり来ず……。

ま、言うてバッグですし、かたちは非常にベーシックですから、極端に似合わないという感じではありませんでした。
でも、お目当てのものが一番しっくりきたんですよね。ストラップなしでも良い。ストラップ有りでももちろん良い。これだな、と決めて、ひとまず撤退。

買いませんでした!ってポストしたら、あきやさんがいいね!してくださったの嬉しかったな(あざした!)。

このブレーキを壊したいの? したいの

もう一度、初心に立ち返ってみよう。ポプテピの『明日までに考えといて』ぐらいずっと考えてました。

■ツールとして、必要不可欠な要素

・太いストラップ
・肩に掛けられる(斜めがけが出来たらハッピー)

細いストラップは肩に食い込みがちなのでいや。肩に掛けられないバッグは、取り扱いが面倒なので持ちません。
この二点はクリア。

■問題になりそうな点(お金以外)

・容量

ミニバッグなので、物は最低限しか入りません。でも、サブバッグを使えば、特に気にしなくて良い点かも、と最近気付きました。

イメコン的には大きいバッグを推奨されがち(骨ナチュ/PDファッ)なのですが、大きいバッグを使ってると、スマホとか財布を見失いがちで、がさがさ掻き回して探すってことが結構あったりします。結構、あれ?無くした?落とした?ってドキドキするんですよねえ…。
ミニバッグ+サブバッグだと、ミニバッグに財布、スマホを突っ込んで、その他荷物をサブバッグ、という分け方が出来る。大事な物は、必ずミニバッグ側に仕舞うので探し回ることが無い。ZARAのミニバッグを使う際に、あ、これ、気持ち的に楽だな、って思ったのですよね。

ただ、現在使ってる財布は入らない。長財布なのですが、愛着があるため、買い換える意欲はあまりなかったんですけどね…。
ただ、昨今はキャッシュレス時代ですし、財布の中に入っているカードも全てを常に使うわけでは無い。スマホ決済もまだわたしは未対応ですが、バッグに合わせて諸々、スリムにするというのもありかもしれないな、とも考えています。

■コンセプト
JJGらしく、コンセプトと比較してみよう。

・唯一無二
・凛としている
・フットワークが軽い
・スタイリスト

唯一無二:
1921年創業、イタリアのハイファッションブランドGUCCIのアイコンバッグなので、言わずもがなの唯一無二。

凛としている:
『凜としている』は解釈次第とも思いつつ、見た目は直線的。ツヤのある皮革製品。バンブーハンドルにも固さが感じられ、曲線ではあるものの、優しさ、柔らかさよりは強さ、潔さのイメージが先行する。
ストラップを外せば、十分フォーマル利用が出来る。その点、凛としている、と言えなくも無さそう。

フットワークが軽い:
小さくて嵩張らない、両手が塞がらないというのは、身軽な感じしますね。フットワークの軽さは、物理的な身軽さとはまた別ですが、イメージは近い。

スタイリスト:
スタイリストは自分の好きが詰まったバッグを持っているはず。妥協せず、好きに振り切ってOKな気がする!

■好み

ここにきて。ほんと、いまさら。ここにきて、わたしはミニバッグが好き、という自覚を得ました。

たとえばPCやiPadを運ぶなら、相応の大きさ、容量が必要です。でも、そういう理由がないなら、極々小さくて構わない。逆に、バッグが大きいとあれもこれもと荷物が増やしてしまうので、財布やスマホがバッグの中で迷子になるわ、重くもなるわ、で、あまり良い事はないんですよねえ。

思い返せば、ミニバッグ系、ウォレットバッグ含めると、5つありました。その代わり、大きめバッグは2つだけ。

■洋服との相性

オレンジ×ネイビーのストラップがねえ…。青のコートに合わせたときどうなるかな、というのが一つの心配事でした。これはコート着ていって合わせてみないと分からないな…。

それ以外は、どこに行こうにもこのバッグで行けるわね! っていう感触がありました。デニムコーデ(カジュアル)も、ニットワンピコーデ(フォーマルめ)も、どちらもOK。

■GUCCIである必要性

あきやさんも、JJGで買ってる人もいる、GUCCIというハイブランドに目が眩んでるだけなのでは? もし、同じサイズ感、似たようなデザインの、つまりはスペックが近いバッグなら、GUCCIじゃなくても良かったりするのかしら? と、『品名 そっくり』で検索して、出てきたバッグを眺めてみました。

まあ、ちがうわな……。コレジャナイ感あるな……。

似てるものが欲しいとか、あのサイズのバッグが欲しいとかではなくて、正真正銘『あれ』が欲しい、ということが分かりました。

■妄想クローゼット

そういえば妄想クローゼットどうだったっけ? と思い返して見ました。

いるわね……サイズ違うけど……(すっかり忘れてた)。

見た時ワーオってなった

妄想クローゼットに入ってる他のバッグは、すてきなんだけど条件からはずれてしまっていることも、改めて確認し、理解しました。

■ブランドのバッグ

JJF教室でいただいたブランド一覧を元に、暇さえあればブランドのWebサイトを巡ってバッグを見ましたが、んー…という感じ。いいな!と思っても、ストラップが革で細めだったりチェーンだったり。

キュレーションサイトでイメコンを元にしたバッグ特集や、インスタの広告、以前行った、イメコンのショッピング同行で教えていただいたバッグも見てみましたが、必要要素や好みを加えるとどれも外れていってしまうし、何故か印象が薄く、色あせて見えてしまう。この、コレジャナイ感。うーん。

■まとめると

もう、買えば?? って自分でも思いました。ほんと、GOサイン出てもいんじゃね? と思うのですが、どうにも踏ん切りが付かない。欲しかったら、ぱっと購入してしまうタチなのに、何に引っかかってるんだろう?

伸るか反るかしかねえ!

この尻込み感、一つには、急かされ感にありました。

デザイナー交代の過渡期で在庫限りになる、というのは上記に記載しましたが、間が悪いことに、クリスマスが今年もやってくるんですよ。クリスマスつったら、イベントにかこつけて各所の売り上げがぐんと伸びる時期です。ボーナスも来る所には来る。

クリスマス時期は、店舗間の取り寄せは不可というルールがあるとのことでした。つまり、店舗での購入を考えている場合、現店舗から無くなってしまったら、在庫がある店舗へ出向かねばなりません。電車賃で済む範囲なら良いですけど、済まない場合は、店舗購入を諦めて通販か、クリスマス期間も乗り越え、取り寄せ可能期間まで売れ残ることを祈るしかない。未入金では取り置き不可だそうで(まあそりゃそうか)。

日本国内か、あるいは、世界全国かの状況を見て、少なくなっては来ているが、すぐに在庫がゼロになるようなことはなさそうです、とは言われました。
でもさあ、突然アイドルが身につけたりなぞして、バズって在庫一掃されてしまう世界線も、ないわけじゃないよねえ。

店員さんは事実を誠実に伝えてくれているだけにも関わらず、今、即決して買わないと! と迫られているような気持ちに、勝手になってしまったんですよね。焦らされるの苦手で、ええい面倒だ! って舵を切りがちなわたしの気質を、アカンアカン止めえ止めえ! 一旦おちつこ! って引っ張る声がある。

……状況考えれば、早めに決断はした方がいいのは確かではあるんですけど。

みなさまお札が降りましたぞえ

そんなこんなしていましたら、推しが彼の夢である時代劇に、推しの尊敬する方とライバル役で共演するというBIGにも程があるニュースが飛び込んできました。ま、祭りじゃ!!! 国王の凱旋じゃああ!!! って爆上げの中、3月、2次元の推しのライブチケットが当たったよ、とお友達から連絡が入って、何? どゆこと???? はあ? いや、嬉しいけど! ってドキドキが追加され、さらに、推しがインスタアカウントを開設し、インスタライブをやるという話が降ってきました。

大混乱&お祭り騒ぎ。盆と正月とクリスマスでバイブスもぶち上がるってなもんです。もう、この好機に買うしかなくない? 買うか!? 

……いや、それでええんか? どうなんだ??? 

紙上で文字は踊る

推しのことで気持ちが浮ついたりなんだりして、もう頭の中がごちゃごちゃです。『欲しい。買おう。でも、本当に買う?』を順繰りに回って、だんだん疲れても来ました。
これはいったん俯瞰してみるか、と紙に書き出すことにしました。

大体、上記のようなことを、簡単に箇条書きにしていたんですけど、こんなことも書いてました。

・バッグを買う金額があったら? → でもそのお金で何かする?
・現在の年齢からいつまで使えるか?
・買わなかったらどうする?
  →引きずる?
  →もっと良いのが出る?

バッグを買うお金で、やりたいことが他にあるわけではない。
現在の年齢からいつまで使えるかっていうと、年齢にはそれほど左右はされなさそう。ただ、早く買えば買うだけ利用期間は長くなるのは確かです。

例えばぼやぼやしていたがために売り切れてしまったとして、すれ違う人が持ってたら、ああアレ、欲しかったんだよなあ、良いなあ、買えばよかったなあ、って思う予感がします。

値段も高いことだし、もっとお値段控えめで、かつ、同じくらい好きになるものが、今後出てくる未来を待ってみる…? んー、いやそんなの、不確定すぎない? ていうか、アレがいいのに? それ以上が、出るもんかしら? 

もちゃもちゃ書いてて、結局の所、なにに一番拘ってるのかというのが分かりました。

カード限度額よ 問題は
殴り書き

…そこ!?


わたしは、クレカを基本1枚しか使ってません。スーパーでも通販でも何でもかんでもそれで切ってます。
そんな感じでずっと使ってる割に、グレードを上げるのを面倒くさがったために、限度額がデフォルトの最低額のまま。利用上限も考えると、そのカードではバッグを購えないのは分かっていたのでした。

えーーー、じゃあほんとにそこだけなら、買えば良くない?? 一時的に枠を広げてもらうなりなんなり手段はありそうじゃんね。
ん、んー! 買うか!!! よし買おう!!! 


そう決めたら、なんだか、気持ちがいいくらいに、すとんと腹落ちしました。

担当者の方の出勤に合わせ、かつ、クリスマス前。清水の舞台から飛び降りるんだから験を担ごうと、占いの本を開いて良さそうな日を見繕えば、なんだか良さげな数字の並びでした。
一歩を踏み出し、続いていく、1,2,3の日。

よし、と腹を決め、買いに行きますね、と訪問予約のメールを打ちました。


(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?