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NFTプロジェクトの炎上で燃やす人にウンザリした話

僕もライターとして何記事か書かせていただいたNFTプロジェクトの話です。

端的に言うと、そのプロジェクトが燃えました。

リリースに用意したNFTの数が足りなくて、優先購入できる人が買えなかったのが原因です。

で、僕も買えなかったひとり。
まあ、多少はイラっとしましたよ。

だってリリースを楽しみにして、妻へ事前に相談してその日のその時間を空けておいて、「よーし、お祭りに参加するぞー!」って気持ちになってたんですから。

それがパーッとなくなったから喪失感やらで

「運営は計算もできないのか!」

なんて、イラっとしてしまいました。

でもね、よーく考えたら「これはエライことになるんじゃないか…」と、背中がヒヤッとしました。

炎上、炎上、大炎上

予想は的中。
買えないってことが明らかになると、そのプロジェクトのDiscordの部屋が荒れに荒れていました。

「この日を楽しみにしていたのに残念です」←優しい批判

「これ、景品法に触れる詐欺だよ」←なんじゃそりゃ…

「運営は完売できたからうれしいでしょうね。買えなかった私たちがいちばんの被害者です」←えっ!?

最後のコメントに対してだけは、ちょっとイラっとしてしまい大人げなくレスバを繰り広げてしまいました。

いちばん辛いのは買えなかった人じゃなくて、運営側

僕の主張は運営がいちばんキツイでしょう?でした。
というのも大の大人が何人も、時間もかけてお金もかけて、オマケに人生までかけて挑んだプロジェクトです。

完売したからうれしい?

いやいやいやいや!ぜんぜん違います。

ラグプル(リリース直後にプロジェクトを放棄してお金の持ち逃げ)するようなプロジェクトならまだしも、そのプロジェクトは売ったあとのロードマップまで公開しており、しっかりとコミュニティを形成していました。

毎日発信をしてファウンダーは顔も公開してました。

少なくとも僕はラグプルするようなプロジェクトではないと判断していましたし、僕と同じように思っていた人の方が多いんじゃないでしょうか。

しかもそのプロジェクトはクリエイター手数料が0%です。
一般的には10%をつけることが多いでしょうか。
これは作品が2次流通する限り、ずっと10%の手数料が取れるしくみです。

さらに運営分のNFT保有数も0!

それだけ運営は「金儲けに走っていない」わけです。

そもそもNFTプロジェクトに人生をかけていることをわかっていない

NFTや仮想通貨がどうなるかは、正直わかりません。

だけどプロジェクトを立ち上げて運営しようと思っている人は、NFTの未来を信じているし、それこそ人生をかけて生涯やっていくぜ!って気持ちの人は多いんじゃないでしょうか。

ただ短期でサクッと儲けて「完売だぜ。任務終了!」ってプロジェクトばかりなら、NFT市場なんて盛り上がらんでしょうよ。

完売してからが本番って言葉もあるように、売ったあとどういう夢を見せるかどうかがNFTの本当の価値だと思うんです。

だから「完売したからうれしいでしょうね」なんて発言ができる人は、なんにもわかってないんです。

ペーパーハンドとダイヤモンドハンド

仮想通貨の世界にはペーパーハンドダイヤモンドハンドという言葉があります。


ペーパーハンド=すぐに手放す弱気なホルダー。NFTを買っても利益がでたらすぐに売り抜ける人のこと。短期トレーダー、フリッパーとも呼ばれる。NFTプロジェクトとしては歓迎できないタイプの投資家。


ダイヤモンドハンド=握ったら離さない強気なホルダー。多少の価格上昇を意に介せずNFTを持ち続けてくれる人。このダイヤモンドホルダーを多く集めることができたのが、CNPが大成功している要因。NFTプロジェクトとしてはありがたすぎる存在。



勝手な考えですが、買えなくて炎上に加担している人はペーパーハンドだろうなと思いました。

別にペーパーハンドが悪いとは言ってません。僕だってプロジェクトによっては、「これは持ってても期待できないな」と思ったらすぐに売り抜けます。

だからプロジェクトに本当に期待していたら、これくらいのことにはガタガタ言わないと思うんですよね。

僕自身がガッカリした原因も「これ当たったよー」とか、みんなでワイワイしている輪の中に入れなかったことですし。

だから炎上に参加していた人を勝手にペーパーホルダーだろうな、と決めつけてました。

もちろん悪いとは言ってません。


積極的に炎上に加担していたのは無関係の人たち

いちばんヤベえなと思ったのは、叩きまくってるのは買えなかった人ではなくて、買う権利すらない人でした。

つまりぜんぜん関係ない外野がいちばん炎上に加担していたんですよね。

これ、ヤバくないですか?

この本で読んだんですが、炎上に積極的に加担するのは全体の1%。しかも同じ人の投稿も多いそうです。

この本⬇️


さらにそういう人は現実社会でちょっと成功している家庭持ちの男性に多いそうです。
あ、僕の意見じゃないですよ。この本が言っているんです。

この本⬇️


NFTプロジェクトに関わって初めて現場で炎上を目の当たりにして、恐怖を感じました。

この炎上から学んだこと

NFTプロジェクトのWLは簡単に(敢えて簡単という言葉を使います)お金を稼げる分、扱いが本当に難しいだなと感じました。

それと同時に、僕も運営に近い位置で参加しているコレクションもあったりするので、自分の振る舞いを気を付けなきゃなって強く思いました。

NFTは応援に価値がでる絆の投資と言われています。

だからこそ、運営の振る舞いや人柄までも評価に直結します。

ここが難しいところでもあり、面白いところでもあるんですけどね。

NFTクリエイターを紹介するブログをメインでやってます。ぜひ遊びにきてくださいね!


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