最高にラブリーチャーミングな彼
未だかつて、こんなにラブリーでチャーミングな人を他に知らない。
私だけのものにしたい気持ちもあったけど、せっかくの幸せな気分。
世界にちょっとおすそ分けしたいと思う。
気づけば近くにいてくれた「この距離に気づくかな」
そう考えながら一人ニヤニヤしていたわたしは、多分かなり気持ち悪い。日本酒と焼き鳥を楽しむ居酒屋のカウンター。こんな場所でニヤニヤするのは場違いと分かっていながら、抑えることができない程に心は浮ついていた。
思い返せば、彼はいつも違和感のない距離で近くに