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温泉宿、中居の一日

このところ登山計画を立てて準備し、登山に出かけ、帰ったらnoteに書く、というのを繰り返していたら少し息切れ気味になってしまいました。なので今回はちょっと一服、野沢温泉の宿で働き始めて8ヶ月が過ぎた私の地味な日常のお話です。

以前旅館に泊まった時、夕食の給仕をした方が翌日の朝食時にも現れて「こおいうとこの勤務体制ってどうなってるんだろ?」と、謎に思ったことがありました。実際に働いてみて納得。決してブラックな職場ではなかったんですね〜。

寮から宿に続く裏庭の通勤コース、今は夏草に覆われていますが冬は雪かき必至

勤務の一日はこんな感じ ↓

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5:30  アラームが鳴る
布団の中で天気予報をチェック、ウダウダしつつ寝たままできるストレッチで固まった体をほぐす

6:00  起床
起き上がってさらにストレッチを続行、それから身支度

7:00  出勤
7:30から始まる朝食の準備と給仕、片付け

8:30  朝食
お客さまの朝食が落ち着いたら賄い朝食タイム(ご飯、みそ汁、温泉卵に納豆、海苔、野沢菜など)

9:00  掃除
チェックアウトされたお部屋から掃除スタート
忙しくなければ合間に30分のお茶タイム

12:00  退勤
退勤後に賄い昼食(炒飯や炊き込みご飯、ちらし寿司など、ご飯もの多め)を食べて寮に戻り、おやつタイム→昼寝→再びストレッチ、時々筋トレ→休日の計画を立てる、という流れで休憩時間終了

16:30  出勤
お客さまの夕食の準備

17:00  夕食
賄い夕食は家庭の食卓という感じ、滅多に出ないポテトサラダが出ると気分が上がる
土曜日はカレー、ハヤシ、シチューのどれか

17:40  ミーティング
調理場と献立、食材、アレルギーなどの注意事項を確認後、18:00から始まる夕食の給仕、グラス類の洗浄、片付け

21:00  退勤
お疲れさまでした〜
お客さまが少ない時は宿の温泉、多い時は外湯と呼ばれる公衆浴場に入ったあと、寮の部屋でまったり過ごす

23:00  就寝
寝る前に布団の上でできるストレッチをしてから、おやすみなさ〜い

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一日の歩数は1万2千〜3千歩くらい。階段の上り下りも多いので体力が必要ではありますが、美味しい料理を提供してお客さまの笑顔に出会える、感動のある仕事だと思っています。

しかし、海外からのお客さまがやって来るスキーシーズンはもう間近。どこかに英語の勉強する時間をねじ込まないと!と焦り始めている今日この頃です。

窓辺の風鈴の向こうには萩の花、そろそろ風鈴の出番も終わりかな



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