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お引っ越し

11月末日をもって、長年暮らした部屋を退居しました。

楽しい時も苦しい時も、いつもそこにいてくれてありがとう。本当に居心地良かったよ〜!

結婚して夫が住んでいたこの部屋に来てから16年、夫が亡くなったあとも一人で12年。目の前に川が流れ、冬の朝は東の空に美しい朝焼けが、夏の夕暮れ時には西の空に見事な夕焼けが楽しめる、大好きな部屋でした。

夫が亡くなった時は、この部屋にいれば守られているような気がして「ここから出ていくなんて考えられん!」と思っていたな〜。

結婚する時、ここにテーブルを置いた瞬間すごくワクワクしたっけ。眺めのいい大好きなキッチン。

この数年身軽になりたいと強く思うようになり、それでも「めんどくさい」が勝っていたけど、仕事方面の変化があったことをいい機会に実家に引き上げることにしました。

家電はほとんど手離して、あとからあとから出てくる使わない物たちも大処分。気持ちとしては車寅次郎先輩みたいにカバンひとつにしたかったのですが遠く及ばず、結局乗用車で3往復。

それでも、見るたびに「あぁ、どうしよう・・」と思っていた物を手離して心は軽いのです。

退路は絶った。さあ来い、新生活!

ある夏の夕暮れ、キッチンからの眺め。

後日談。
退居後に補修箇所の査定が終わり、数万円の敷金が戻ってきました。私が払ったのではないお金。これは夫からの餞別だな、ありがとね。


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