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久留米絣を求めて

特に予定のない今年のゴールデンウィーク、ひとつだけ「久留米絣のもんぺを買いに行く」というミッションを自分に課しました。以前からネットでも探していましたが、やっぱり試着して選びたい。

まずは西鉄久留米駅の観光案内所で近辺の情報収集。教えていただいた3件のお店をぶらりと見て回ります。中でも『風のおくりもの』という絣専門店には色とりどりの反物がずらりと並んでいてステキ!テンション上がってきました。

駅に戻ってバスに乗り、本日の目的地『うなぎの寝床』というお店を目指して福岡県八女市に向かいます。白壁の町並みで知られる福島地区の古い町屋で営業しているこちらのお店は工芸品のセレクトショップ。オリジナルのもんぺや器などの生活雑貨、文房具にお菓子や調味料まで並ぶ店内を見て回るのが楽しみです。

バスを降りたら、福島八幡宮にお参り。

イチョウの若葉がキラッキラ

そして昼ごはん・・と思ったものの、火曜店休日のお店が多くてさまよってしまいました。そこへ飛び込んできたランチの文字に誘われて和食のお店に迷わず入店。

平日限定寿司ランチが1000円!3種類の小鉢(ポテサラ、もずく酢、青菜のおひたし)がどれも美味しくてお酒が進みます。満足して白壁の町へ。

お茶屋さんだったこの建物、お茶体験ができる高級ホテルに生まれ変わっています
釣具屋さんの看板のクマ、怒ってる?

この季節の八女に来たら新茶を買わねば。九州でいちばん古いという茶商『矢部屋許斐本家』に立ち寄ります。

玉露の新茶と抹茶を購入。パッケージがいちいちステキ

白壁の町をさらに歩いて・・

うなぎの寝床』到着。

げっ!!

なんということでしょう。自分のツメの甘さを呪いました。はぁ~・・

同情の眼差し?

力なくバス停に向かっていると、カフェののれんが手招きしています。塩問屋の建物だった『しおや』へ。

しっとり美味しい抹茶ケーキで気を取り直して・・

奥にはステキな中庭があり、風がすう~っと通り抜けていきます。外は夏日ですが、土蔵造りのせいか店内はひんやりとして気持ちいい。

座布団カバーは久留米絣

久留米に引き返すバスの中で思い出しました。確か、石橋文化センター(ブリジストン創業者の石橋さんが寄贈された文化施設)のギャラリーにも絣製品が置いてあった気がする・・と。

行ってみると広い庭園のバラが見頃です。ラッキー!

どこまでも続くバラ園
癒しのピンク
ふんわり八重咲もいいな~

バラの花を堪能したところでギャラリーへ行くと、数は多くないけどありました。あれこれ試着してみると、どの柄もしっくりきて悩む。これから夏になるし、爽やかな感じのこちらに決定!ミッションクリアです。

後日談、というか翌日談
次の日福岡市の繫華街、天神へ出かけました。アクロス福岡という施設を通り抜けようとすると今までなかったおしゃれなお店ができています。気になって覗いてみると『うなぎの寝床』のもんぺがズラリ!こんな近くに!!もうぶっ倒れそう。

福岡県産品を扱うそのお店『匠ギャラリー』は、3月にオープンしたとのこと。〈福岡市で久留米絣を買えるお店〉を検索したけど引っかかって来んかったや~ん!店員さんにまたの来店を約束して、お店を後にしました。


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