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懐かしの味@帯広


帯広ではよくこのお店で食事をする。

でも、今回は滞在先が東大雪荘ということで洋食が食べたかった。

調べて行ってみたいと予約をしたお店がある。

帯広のフレンチ

メゾン ド ルミエール


忙しくて覚えてないのだがこの店が気になり予約していた。

駐車場に着くと、友達が
『このお店、(私が札幌にいた時)行ったことあるオランジュと同じ気がするんだよね。』と言う。

『でも場所が違うよね?』と私。

そんな話をしながら店に入った。

この日はランチは満席。

私が頼んだランチは3,000円というリーズナブル価格。

人参のムースにトマトのペースト
マグロとパテドカンパーニュ
このソースが美味


このソースが美味しくて、
オーナーさんと話したら、
やはり場所は変わっていたが、前に私が好きだったお店だった!

確かこのソースの酸味が小豆から作ったお酢だったこと、
野菜のテリーヌがとても美しく美味しかったという思い出を話した。

今は小豆だとコスト的に厳しいけれど、ソースの味は同じようにしているとのことでとても懐かしい。

聞けば一緒にやっていた方が急逝され、少しのブランクの後ここで再開したそうだ。

お料理がオーソドックスで『普通に』美味しくて『創作風』じゃないのがいい。

その話をすると、意外なことが分かった。

私が好きだと思うその味は、
修行した師匠の師匠があの天皇の料理番の秋山徳蔵と一緒にフランスで修行した方だという。

だからお店の紹介を『創作フレンチ』と書かれると困るので訂正しているそうだ。

作り方は変えないで守っているとのこと。

だからだ。
だから私が好きな雰囲気の味なのだ。

現代風にボリュームを変えたり、素材を変えたりしたとしても、根っこの部分が昔のままなのだ。


オランジュからメゾン ド ルミエールへ

友達が後から気づいた記事を教えてくれた。

リングがうまく貼れないので、そのままペーストする。

http://kyodoshi.com/article/7782

(シェフの)奥村さんは、渡辺さんのオランジュ開業時(2007年)からマネジャーを務めた。師弟関係にありながら、固い信頼で結ばれていた2人。奥村さんは師から調理方法だけでなく、お客の立ち居振る舞いを見ながら味付けを変えるなどの心構えを学び、55歳の頃の独立を目指していた。

 昨年6月に渡辺さんが病気で亡くなり、店は閉店。
奥村さんは「心に穴が空いたようで何もできなかった。シェフは自分にとっての料理の全てだった」と振り返る。昨年末に一念発起し、オランジュ跡での開業へ始動。周囲の協力もあり、コロナ禍の中でも9月末にオープンにこぎ着けた。

 店名はフランス語で「明かりの家」を意味する。奥村さんは「今でもオランジュのことを思い出して来てくださる方もいる。落ち着いてゆっくりと食事できる空間にしたい」と話す。
ランチは前菜などメイン付きで1200円。ディナーは4500円と8000円のコースがあり、厳選したワイン約40種類をそろえた。

 日曜定休。ランチ(午前11時半~午後3時)は火・木・土曜のみ。ディナー(午後6時~同10時半)はコースのみ。ラストオーダーは閉店1時間前。問い合わせは(0155・67・0704)へ。

上記サイト記事より抜粋

前身のオランジュは2007年開業。
私がオランジュに行ったのは多分2010年頃から2012年の春までの間。

あの店と店主の方が亡くなられたことも知らずにいた私。
今回私がたまたま見つけて食べたいと思ったお店が、元オランジュの方が引き継いで再開したお店だったとは。

時が流れても、この渡辺シェフの味は私は覚えている。
そういう仕事をされるって素敵だ。


お店の雰囲気

赤ワインも美味しかった
2杯も飲んでしまった
メインは鶏肉
友達は、ソイと鯛お魚を
デザート
私達が座った席
隣との間隔が広いのも
ゆったりしてよい

奥にもスペースがある。
窓辺には奥村さんが撮った動物の写真も。

モモンガとナキウサギ
どちらも帯広市内で撮影



忘れていた、こちらのスープも美味しかった!

この焦がし玉ねぎの
オニオンスープも美味しい


今回の旅は美味しいものにたくさん出会えた。

あといくつか紹介できると思う。

温泉もよく、自然もよく、美味しい食べ物や人との出会い。


なかなか楽しい旅。

また帯広に行くことがあったら予約して行ってみたい。

帯広と言ったら、豚丼!
かもしれないが、地元の普通のレストランに行くのもたまにはいいと思う。

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